Kakutani角谷さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どぎつい照明、狂騒的な色合いのセット、大仰な音楽に演技、など、キュッチュまでは到達しない悪趣味風のセンスが画面に漲っており、印象に残る。
最後まで生き残る清純なヒロイン、魔女という存在の描かれ方などに
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クリスマス・プリンス: ロイヤルウェディング(2018年製作の映画)

2.5

こういう映画はアメリカ人の王室コンプレックスがうかがえて興味深い。1の方が面白かったかな。キラキラ映画らしく、衣装やアクセサリーがもっと豪華だといいのだけど。

クリスマス・プリンス(2017年製作の映画)

3.8

欧州の王子様と平凡なアメリカ人の私が恋に!! あーん、どうすればいいの?

宮殿、王子様との乗馬、舞踏会、とキラキラシンデレラストーリー映画の要素がこれでもかと詰め込まれています。

今どき、白馬の王
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

描こうとしている題材の難しさはあるものの、この映画のヒュー・ジャックマンやザック・エフロンの佇まいを観ているとハリウッドスターであることのストイックさが伝わってくる。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

ハン・ソロ=ハリソン・フォードのファンなので、なかなか作中の世界に入り込めなかったものの、面白かった。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

もの作りに携わる人々の崇高さと狂気を靴職人を目指したダニエル・デイ=ルイス様は判っていらっしゃる。
衣裳デザインが目当てだったのですが、マーク・ブリッジス、デザインのドレスはあまり好みではなかった。素
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.5

アイディアで魅せる作品ですけど、精神障がい者=敵、悪、身体障がい者=味方、善という図式で話を進めるのはいろいろと問題があるのでは?

裸のキッス(1964年製作の映画)

3.0

奇妙な不安定さを維持したまま走る些か居心地の悪い映画。すぐ暴力でかたをつけようとする主人公の情動が印象的。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.0

マーゴッド・ロビーとアリソン・ジャネイの演技が映画を引っ張っていき、飽きさせない。
当時の事件をおぼえている身としては、アメリカのメディアの狂乱の描き方などに懐かしさ倍増。
このあと、北米では一時的に
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.0

ゴジラや軍事ネタに興味がある人には面白いのだろうけど、この二つに思いいれがないので見続けるのが辛かったです。

ネットの書き込みの文字が画面にでたりとか、妙に浮いている石原さとみの演技とかに陳腐さを感
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

2.5

あるメキシコ人家庭の何気ない日常を美しい映像と音響でお届けします。ストーリー性に頼らない、お芸術的な映画でございます。
男はクズ、でも女は前向き、みたいな女性礼賛、聖母信仰みたいなノリにもついていけず
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

アクションシーンがチャカチャカして動体視力がついていけなかったです。

アフリカに理想の君主と国家があるというある種のラスタファリアニズムぽい思想。
アフリカでおこる民族間の闘争。

差別と格差に悩む
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エレメンタリ ~鍛冶屋と悪魔と少女~(2018年製作の映画)

3.5

どこか『パンズ・ラビリンス』を思わせるダーク・ファンタジー。バスクの詩情漂う映像美。
悪魔側のキャラを徹底的に描き込むことによって、信仰とは? 救済とは? という問いが逆説的に浮かび上がってくるのが
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

大怪我を負ったロデオライダーの日常を詩的な映像で描き出す。本人が演じており、傑作だと思います。
馬と生きることしかしらない主人公が、美しい自然と煩雑な社会の間で葛藤を抱えて生きていく、その軌跡。
ブレ
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.0

コーエン兄弟が西部開拓時代をきりとるオムニバス形式の映画。第一話のミュージカル形式で魅せる決闘劇がかなりお気に入り。人の生命が儚かった時代をユーモラスと悲哀をこめて描き出されている。西部をゆく幌馬車の>>続きを読む

アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~(2018年製作の映画)

2.5

マッケンジー監督らしい骨太な作りながらも、如何せん盛り上がりに欠ける。
史劇映画のお楽しみどころ、衣装やヘアメイクが個人的に好みから外れているので見続けるのがつらかった。
クリス・パインは素晴らしい好
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

2.0

画面の奥からお説教が聴こえてきそうな優等生的な作品。良い意味で破綻する場面が欲しかったような気も。

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

2.0

ダン・スティーヴンス目当てで見ました。グロ描写に迫力がありましたが、現実からファンタジーへと移行する過程の描き方が雑過ぎるように感じます。

死霊館(2013年製作の映画)

1.5

心霊ホラー苦手なのでのれず。
後半がアクション系の画作り。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

1.5

美しいイタリアの風景、絡み合う美男美女の肢体、理解のある優しい両親、これでもかと美しいものをパッケージに包んで差し出され、いささか食傷気味。奔流のごとくほとばしる欲望と自意識の気配が息苦しい。
ティモ
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

2.5

ミートゥー運動が盛り上がるなか、発想は面白い諷刺コメディ。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

2.0

人間=旧弊なジェンダー観に縛られた男、AI=フェミニズム的な目覚めを経験する新世代の女たち、
みたいな単純な図式で語られるこの手のSF、ありがちでもっと斬新さが欲しいところ。

キス・アンド・クライ(2017年製作の映画)

2.5

実話ベースの難病もの。こういうのは観ていてつらくなると避けていたのに、フィギュアスケート要素に惹かれて観てしまった。割りとオーソドックスな演出で新鮮さがない。

エブリデイ(2018年製作の映画)

3.0

設定の妙で惹き付けられる恋愛青春映画。ルーカス・ジェイド・ズマンがこっそり出演しているのは嬉しい。

シエラ・バージェスはルーザー(2018年製作の映画)

4.1

いわゆる成り済ましシラノものは“だまし”の描写が過剰過ぎて精神的にハラハラし過ぎてしまいますね。ノア・センティネオはこの映画と『好きだった君へのラブレター』で「冴えない女子の心の恋人」にのぼり詰めた感>>続きを読む

好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.5

キラキラっ青春恋愛映画がかすみがちな中年の目に眩しい。アメリカの高校で青春おくりたかったなあ、と妄想しても、コミュ障なのでトイレでひっそり一人で食事をとるイメージしかわかない、情けなさよ。

草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

大草原にポツンと建つ一軒家、言葉のない世界、髪を乾いた風になびかせた美少女、少女の愛を求めて躍動する二人の少年、蒼天の下で何度も繰り返されるあやとり、強風に煽られて官能的に絡み合う洗濯物……

全ては
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.5

恋愛至上主義と性嫌悪の間を漂う奇想天外ディストピアSF。設定の奇抜さに風刺の精神が追い付いていない気がします。後半部分からダレはじめて鑑賞を続けるのがつらかった。

ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ(1993年製作の映画)

3.5

陽性のギャグがひたすら続く、ミュージカル要素も入っているのが楽しいです。キャストの人種の多様性が風刺の対象になっているのも興味深い。続けて『プリンセス・ブライド・ストーリー』を観たくなりますよね。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

2.5

思春期の暴走する性への不安と罪悪感を具現化したようなモンスターが迫ってくる、という設定には飽き飽き。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

思ったより衝撃が薄かったです。もう少し脚本で魅せてくれると思ったのですが。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.5

『エバーラスティング 時をさまようタック』のような不老不死にまつわるラブストーリー。観終わったあとの後味がいいです。

待ちきれなくて…(1998年製作の映画)

3.0

最近、「人生の全盛期が学生時代」のジョックに哀愁を感じます。学園青春映画よ、ジョックにも優しくあれ。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

2.0

二日くらい経つと内容をすっかり忘れてしまうくらい薄い描写が続く。

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

2.0

画面が暗い。ソフィア・コッポラの作品としては衣裳が期待していたほどではなかった。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

1.0

ひたすら長くて退屈でした。

人間によって創造されたものが、母体という機能を得ることによって祝福されるべき、全きものとなる、という思想が古臭く感じました。

もっと創造者と被創造者の関係性に踏み込んで
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