Kakutani角谷さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

3.5

鈴木則文監督の作品を三本観続けたらさすがに満腹感が.......
後半の切腹描写などエロスとタナトスのせめぎあいが盛り上がる。

エロ将軍と二十一人の愛妾(1972年製作の映画)

3.9

今だったらこんな映画撮れない!! 私が俳優だったらこんな映画に出たくない!!(笑)という要素が満載ですが、性の過剰と権力の集中が人間を蝕む様が、まざまざと描かれていて、迫力がありました。

大奥十八景(1986年製作の映画)

3.5

エロパロ時代劇でも有名な鈴木則文監督作品。徹底的に女体がモノとして消費されまくります。
もう今ではこんな作品撮れないでしょうね。
冒頭のヘリからの俯瞰で撮ったシーンとか、女綱引きのシーン、変な主題歌と
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恋は突然に。(2006年製作の映画)

3.0

ヘンリー・カヴィルをくずしたような2枚目のティモシー・オリファントがいい。
内容はロマコメというより、少しビターなテイストのあるハートフルコメディという感じか。
登場人物の行動がかなり破錠しているけど
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

エメリッヒ監督の割に意外とバランスよく撮っているのではないでしょうか。あくまで娯楽としての戦争映画。
日本側への配慮も充分でしたね。
戦争描写に軽さがあって、戦争の悲惨さみたいなものは重く描かれていな
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TENET テネット(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

途中で寝落ちするレベルの退屈さを感じた。

逆行現象による巻き戻しアクションとか珍奇なアイディアをいろいろ盛り込んでいるものの、基本の物語の大筋が、世界の破滅を画策するロシア系の悪役と戦う、とか美女を
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クライムチアーズ(2001年製作の映画)

3.9

ジェームズ・マースデンとチアリーダーの面々のキラキラ感が画面いっぱいに弾けていて眩しいっ。あくまで可愛く美しく女子の力で突っ走るガールズクライムコメディ。
しかし、妊娠したからといってまだ高校生の娘を
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

チープなグロ映画として楽しむしかない絵作りである。
監督の、民俗学的観点から興味深いかもしれない土着の宗教文化をとことん軽視して踏みにじる方向に突っ走る感じが、キテレツな味になっているかもしれない。
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死の谷間(2015年製作の映画)

2.5

豪華キャストの割に淡々と終わっているのしまいましたねー。
女1人男2人で生き残るアポカリプスものとして、もっと欲望と極限のドラマでドロドロして欲しかったです。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

つまらない上に女性の描き方もひどい。
女が強くセクシーになるのと引き換えに優しさや道徳性を失う、とか、女が世界を救うためには最愛の人を犠牲にしなくてはいけない、とかのエピソードが後味わるい。

それで
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必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)

3.8

とにかく金の動きが人を搾取していく、という構図の恐ろしさよ。時代劇なのに、敵は巨大資本! という経済的な問題の物語になっています。皆でずらっとならんでそろばんをはじくシーンがすごい迫力。
ラストの派手
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俺たちチアリーダー!(2009年製作の映画)

3.8

この監督、学園青春映画撮る時、ノリがいいというか、イキイキしていますねー。
アメリカのティーン向け映画が好きすぎて、主役がアメフト部員だと、星1つ多くつけたくなります。
おバカネタも多いけど、「俺たち
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ガールフレンズ(2008年製作の映画)

3.0

これ、原作も読みました。映画の方は、ま、ありがちなティーンの青春ものと言うことで。
原作の続きが読みたい。

浪人街(1957年製作の映画)

3.0

前半うだうだと浪人が呑んだくれているだけでつまらない。というか台詞が聞き取りにくい。
女を掏摸で稼がせて、金をたかる主人公には笑えた。
後半の殺陣は分かりにくく爽快感を感じなかった。残念。

必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

4.2

話はとっちらかっていますが、江戸の退廃美を十分に表した演出がいい。JACの面々のアクションがさすが。
真田広之さんは薙刀とか長物の殺陣が上手いですね。
千葉真一と蟹江敬三の小屋を壊しながらの殺陣もすば
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レッド・ホークス(2018年製作の映画)

2.8

『オスマン帝国外伝』マルコチョール役で全ムスリム女性のハートを射抜いたであろう、ブラ様ことブラック・オズチヴィット目当てで観ました。が、しかし!

どうにもこうにも、トルコ軍の士気を高めるためのプロパ
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キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット(2005年製作の映画)

3.8

史劇大作映画として再評価の風潮が見られる本作である。十字軍の話でも西洋の大谷吉継、ボードゥアン4世vsイスラムの英雄サラディンという盛り上がるしかない題材を扱っている。
さすがのリドリー・スコット貫禄
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

女性が透明人間と化した男性ストーカーに狙われる、という女性にとって恐怖以外の何物でもない設定を容赦なく描き出すことによってフェミニズム的なテーマが浮かび上がってくるなあ、と思う。
巷に溢れるDVなどの
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武士道残酷物語(1963年製作の映画)

3.5

原作は南條範夫の『被虐の系譜』である。武士道や貴人崇拝という概念がマゾヒズムと分かちがたく結びついていることを描いた小説なのですが、映画版では原作にあった「天皇崇拝」という究極のマゾヒスティックなエピ>>続きを読む

好きだった君へ: これからもずっと大好き(2021年製作の映画)

3.0

もうネタがなくて話を引っ張っている感がありありなのですが、こういうティーン向け娯楽映画にも(いやだからこそか)、現代の女性はどんなに愛する人がいても自立した道を選ばなくてはいけない! と説教を入れてく>>続きを読む

デッド・オア・リベンジ(2015年製作の映画)

3.0

レイプリベンジものである。アイドル俳優のスターリング・ナイトがこんなダークな作品に出ているのが驚き。復讐する対象はあくまで男である筈なのに、その娘、妻など家族も巻き込みたがる極限状態の男の暴力性が陰惨>>続きを読む

ハミルトン(2020年製作の映画)

3.0

いろいろと斬新な試みをしているのはすごいですが、主役の俳優の鼻にかかったような歌声が好みに合わなかった。楽曲にも大して惹かれず、途中で視聴に飽きがきました。

恋人まで1%(2014年製作の映画)

2.5

男版SATCというノリだけど、あまりウィットが効いていなくて笑えず。
ザック・エフロンもちょっと精彩がない

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

バスケするザック・エフロン!! 斜め前髪キラキラー!! だけじゃなくて普通にファンタジーコメディ映画として面白かった。
『指輪物語』オタクの親友キャラが最高。
こういう映画はメインストーリーだけでなく
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ゾンビーズ2(2020年製作の映画)

3.0

『トワイライト』よりさらに子供っぽい感じの学園ファンタジー。この設定の話を照れずに真剣に演じている俳優さんたちがすごいです。
そして歌と踊りが良いという……
特にラップバトルが好きでした。
3も作る気
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トールガール(2019年製作の映画)

3.5

容姿のコンプレックスに悩むことがいかにつらいか、この映画で描かれていることは切実です。
この映画ではハッピーエンドになっていますが、思春期特有の問題で終わりませんよね。

ムーラン(2020年製作の映画)

1.5

アクションつまらないし、戦争シーンは妙に小綺麗に撮られているし(ディズニーの限界か)武侠映画としてのワクワク感、面白さはないし、敵役の女性キャラも中途半端だし、いい所がない。何がしたかったの? という>>続きを読む

理想の男になる方法(2018年製作の映画)

3.7

アリ・サンデル監督のラブコメ作品にはセンスの良さを感じる。
主役のアダム・ディヴァイン、ちょっと苦手な俳優なのだけど。
ロビー・アメルがケンタウロスになっている姿とか要所の小ネタが笑えます。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.5

今更、ローグ・ワンしてみました。評価の高い本作、ラストは盛り上がったのですが、そこに至るまでの過程がかなりダラダラしている、演出もわかりにくく思えてイマイチのめり込むことが出来ませんでした。
ドニーさ
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スターガール(2020年製作の映画)

2.0

原作大好きなのに印象的なエピソードを削ってしまい、ぬるくてつまらない青春映画になってしまったのが残念。
ディズニーはこういうところ駄目だなあ……

自分らしくあることにこだわった主人公が愛のために自我
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THE DUFF/ダメ・ガールが最高の彼女になる方法(2015年製作の映画)

4.0

邦題はセンスないのですが、やはり学園青春映画はアメフト部の人気者が冴えない女子とくっつく王道ストーリーにわくわくしてしまう。主役の2人がポルノのパロディを演じるとかいう要所の小ネタが抜群に面白い。
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スターにアイ・ラブ・ユー(2010年製作の映画)

3.5

ティーン憧れのスターに偶然出会っちゃった平凡な女の子? あーん? どうなるの??
というノリの子供向けアイドル映画。いい歳してこんな映画観るのが恥ずかしいもんか!!
ついでに主演俳優のスターリング・
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カンペキ・ボーイ(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

天才だけど学園生活では冴えない2人の少女が、父親の務めている国防総省のラボをハッキングして軍需用ロボットで、理想の彼氏を作ってしまう!!

逆ピグマリオンものですね。ロボットの完璧彼氏は魅力的でフェテ
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.3

動物が酷い目にあうのが悲しい……
あと水中に漂う花嫁衣装とか『アンダーグラウンド』などの過去の自作の焼き直しシーンがかなりあるような気がする。
クストリッツァがモニカ・ベルッチとイチャイチャしたかった
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カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

3.0

すごく、絵画的というか活人画のような趣きの映画。デレク・ジャーマン監督、ケン・ラッセルのもとで働いていた経験あるのですね。納得。若き日のティルダ・スウィントンとショーン・ビーンが美しい。

アヴァロン 千年の恋(2010年製作の映画)

3.0

アーサ王伝説を取り入れた子供向け学園ファンタジー。いい歳して観るのが恥ずかしいもんか!!
やはりヒロインとアメフトのスター選手のエピソードで盛り上がる王道の学園映画は大好きさ。主演2人がキュート。
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