Kakutani角谷さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

劇場版TRIGUN(トライガン) -Badlands Rumble-(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪役のガスバックにアニメオリジナルのGUNG-HO-GUNS たちのような魅力はなかったのですが楽しめました。ウルフウッド相変わらず格好いい。プラントごと盗んでしまうという爽快な強盗作戦もツボ。
アニ
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アクエリアス(2016年製作の映画)

1.5

この映画と『ROME』あたり、個人的に全く好きになれない。

情婦(1957年製作の映画)

3.8

スリリングな法廷劇とどんでん返しにはワクワクしましたが、ビリー・ワイルダーはコメディタッチの作品が好きかな。
色香の褪せた感じのマレーネ・ディートリヒの迫力は素晴らしい。

17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.5

未成年女子を搾取するおじさんがクズ過ぎる。でも現実にいそうですね。
学歴でも、金持ち男との結婚でも手段は何でもいいから、社会的に上昇して欲しいと思う両親の願いの切実さ。
キャリー・マリガンがとにかくキ
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ルーキー・ハウス・ガール(2011年製作の映画)

3.5

ラブコメと思いきや恋愛要素はオマケ程度のスノーボーダーサクセスストーリー。
無職でお風呂にも入らないダメ親父をバイトして養うヒロインの健気さが印象に残る。
スノーボード関係の展開は少々ご都合主義か。
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囚われた国家(2019年製作の映画)

2.5

派手なSF映画を想像していたのに、地味なテロリストサスペンスでがっかり……
カメラも揺れるし、要所で暗くなる演出とか観ていてつらかった。

マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム(1986年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

昔は好きだったアルモドバルの映画があまり好きではなくなったこの頃です。
アントニオ・バンデラス目当てで観ました。
冒頭から人体損壊に性欲をおぼえる男とか出てきてつらい。
監督の変態を描くのが芸術だー!
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.1

前半、退屈でしたが、途中から少し盛り上がりました。『ローズマリーの赤ちゃん』系の映画ですね。
こういう悪魔崇拝ものは、根に強固なキリスト教信仰があって成り立つものでしょうね。

悪魔が女性を媒介にして
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.0

昔流行ったモッズとロッカーズの風俗が描かれていて興味深い。
現代の視点から見るとモッズのファッション(細身の三つボタンのスーツ、ミリタリーコートなど)はとても不良の服に見えないなあ、と呟いていたところ
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何度観ても面白いスターシップ・トゥルーパーズ。一途にヒーローを想う女の子が報われないところにヴァーホーベンの毒を感じでいいのである。
ニール・パトリック・ハリスが着ている軍服がナチスぽいのもツボ。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.0

皆大好きフィオナ・アップルの曲に乗って踊るジェニファー・ロペスに釘付け。
映画の冒頭ではストリッパーたちが美人でダンスも上手く、自己プロデュースも長けているようで、この人たちはストリッパーの中でも上位
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エル・シド(1961年製作の映画)

3.5

最近、ドラマ版も製作されたので比較するために再見。鎧を着ているだけで様になる男、チャールトン・ヘストン。
歴史ものの主役はやはり堂々とした体躯の華のある役者がつとめるべきである。
アンソニー・マン監
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ウエスタン(1968年製作の映画)

4.0

台詞を削ぎ落とし、むせ返るような独特の間を作り上げるレオーネ監督の手腕が光る。
男性登場人物たちのリアルな汚れ感がいい。

リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル(2013年製作の映画)

2.0

壮大なタイトルに惹かれて観たものの、特に山場もなく、退屈なまま終わってしまいました。せっかく題材は面白そうなのに。

GOTのイワン・リオン出ていましたね。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.5

今さら『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』である。この手のハーレクインロマンスかマミーポルノか、という作品が私は好みなのであーる。しかし、タイトルが長いのであーる。主演俳優が美男美女であれば作品の出>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

1.5

繰り出されるテンション高めのギャグが全く面白くなく、観続けるのがつらかった。
延々と華々しい未来を約束されたエリートたちの自慢を浴びせられているような気がした。
作り手側の私たちイケている作品作ってい
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ブルーラグーン(1991年製作の映画)

2.0

これもエロティックな表現と瑞々しい映像美ではブルック・シールズ版の『青い珊瑚礁』と比べると物足りませんね。

真夜中のマグノリアで(2020年製作の映画)

4.0

主役の2人が魅力的で相性もよく、親友からカップルに変わる関係をじっくりと描いた良作恋愛映画。
新年に楽しむのに最適でしょう。

軽妙なラジオでのやりとり、舞台となるジャズレストランの懐かしさ、など古き
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スワンの恋(1983年製作の映画)

3.0

素晴らしい衣装を颯爽と着こなすジェレミー・アイアンズに見惚れてしまった。
もはや映画の内容はどうでもいい。

シャルリュス男爵演じるアラン・ドロンが男爵のモデルとなったモンテスキュー伯爵に容貌を似せて
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打撃王(1942年製作の映画)

3.5

ルー・ゲーリックの生涯を描いた伝記もの。野球シーンが少なくてゲーリックの私生活に焦点をおいた作りの作品になっている。

ベーブ・ルースなど当時の選手たちが本人役で出てくるのが楽しい。

ラスト・ハーレム(1999年製作の映画)

3.0

映像は長澤均さんの指摘の通り、アルマ=タデマの絵画を見ているような美しさ。
そしてアラビアンナイトを思わせる夢幻的な語り。
ハーレムの話なのに驚くほど、主たる皇帝の不在ぶりが目立つ女性上位的な作り。
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/リチャード二世(2015年製作の映画)

2.0

個人的に何となく苦手なシェイクスピア劇の映像化。拡張高い台詞に思わず眠気を誘われました。

ブルーラグーン 〜恋の目覚め〜(2012年製作の映画)

2.0

『青い珊瑚礁』のリメイクなのですが、『青い珊瑚礁』といえば文明から隔絶した環境で若いエロスが迸る描写が大事なのに、ちっとも官能的ではない。ただの青春恋愛映画になってしまっている。残念です。

メリッサ・P 〜青い蕾〜(2005年製作の映画)

2.0

ジュリオ・ベルーチ目当てで観たのですが、一体どこに出ているのだ! ジュリオ・ベルーチ!! 騙された??

ルカ・グァダニーノ監督の少女や少年の性に執着する感じが苦手……

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.8

なんか最近、5連続くらいラブコメを観て全て面白いと思ってしまいました。ラブコメ作品に飢えているのかもしれません。

さて、ラブコメ時代のマシュー・マコノヒー、程よくアクが抜けていてこれがとても良い感じ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.0

かの有名な名刺バトルが、笑える。

エリートの虚栄を描くというスタンスだけども現実にある程度の知性をもつ人々が、ここまで空虚な生活を送っているのか? という疑問も湧きます。

これは庶民から見たエリー
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バレンタインデー(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

登場人物がバレンタインデーに執着しすぎるのには辟易しましたが、途中でおっ? と思わせる展開があり、アメリカで評価低かったらしいのが信じられないです。

アメフトのスターQBを演じるエリック・デインとブ
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男と女の不都合な真実(2009年製作の映画)

3.8

有名作品だけにさすがに面白い。
ジェラルド・バトラー演じるマイクのざっくばらんなトークが笑えてしまいます。

何気にコリン役のエリック・ウィンターも格好いい。

リープ・イヤー うるう年のプロポーズ(2010年製作の映画)

4.0

主演の俳優2人はキュートだし、最初に反目しあっていたのが、珍道中を繰り広げるうちに恋に落ちる!!
これぞ王道のロマコメだ!!
ロマコメファンはこういうのを求めているのだ!
美しいアイルランドの景色も楽
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

2.8

ミュージカルなのに流れている曲にあまり惹かれなかった。主要キャストの演技も型にはまっているように感じた。
この映画とドラマ『ハリウッド』あたり、やたら説教くさい、先の展開が簡単に読めてしまう、という感
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世界にひとつのロマンティック(2015年製作の映画)

3.8

評価低いけど、登場人物が皆おバカなロマコメ、楽しい。ヒロインが都会のキャリアウーマンじゃなくて保険にも加入出来ない貧乏なところも味がある。
ジェシカ・ビールもキュート。
ジェイク・ギレンホールは『ラ
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

ヴァーホーヴェンの変態節がダラダラと続く。主人公の職業が暴力性やフェティシズムを切り売りするゲーム会社の社長というところが意味ありげである。

監督の人々の心に沈む猟奇性や欲望を偽善的な要素を一切廃し
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タイタンの逆襲(2012年製作の映画)

2.3

古代ギリシャものが好きなので、前作よりキャストがスケールダウンした続編を我慢して鑑賞。
相変わらず、サム・ワーシントンが地味。

ハリウッドがギリシャの神々と人々の関係をどう描くか興味あったのですが
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タイタンの戦い(2010年製作の映画)

2.5

今更ながらにNetflixで鑑賞したB級感漂うスットコドッコイ古代ギリシャもの。
昔のオリジナル版のレイ・ハリーハウゼンの特撮が懐かしいですね。

リメイク版は主役のペルセウス役のサム・ワーシントンが
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レジェンダリー(2017年製作の映画)

2.0

スタンリー・ウェバー目当てで観たのですが、髪型がいきなりトンスラだあああ!!

他のキャストもトム・ホランド、ジョン・バーンサルと豪華な気がするのに、映画そのものは、地味、暗い、つまらない、抹香くさい
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

人間を食らう人魚の姉妹という話がミュージカル形式で展開される映画。

ダークファンタジーなPVぽい映像にはそんなに惹かれなかったのですが、アンデルセンの『人魚姫』が大好きな自分にとって、ラストは恋に破
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