小松奈菜を堪能した。いい映画だなあ、なにひとつ正しくなくて(なにひとつは言い過ぎか)。『風たちの午後』『三月のライオン』の矢崎仁司監督だもんね。最大公約数の倫理から大きく外れたところにある溺愛がケレン>>続きを読む
こんなに主演が出ずっぱりの映画も珍しい気がする。太賀さんの顔を見放題で楽しかった。なんか馬鹿にした感想みたいになってるけど、そういう意図じゃなく。仲野太賀って顔がいいから。これも語弊あるな、「推しの顔>>続きを読む
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登場人物の関西弁がどれもすごく聞き心地がよかった。特におじさんたちの関西弁はしみる。古い事件のことを調べようとする事件関係者と新聞記者に、いろんな立場の人が証言するんだけど、その証言模様が人間臭くて面>>続きを読む
観てよかった。パラリンピックのカヌーという地味な題材だけど、華のあるキャストと美しい画づくりで、しっかり楽しませてもらえる。湖面に空が映って、その上を主人公・遥の艇がすべっていくところ、本当に綺麗で“>>続きを読む
劇中では「ダサいラブホテル」という扱いになってたけど、キッチュなインテリアが逆におしゃれなホテルローヤル。グッズ作ってくれたら買いたいぐらい。劇中に登場するバスローブが欲しいし、あの看板をあしらったT>>続きを読む
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この映画を語るの難しいな。語りたいことがたくさんありすぎて。もう4、5日経つけど、TOHOシネマズ六本木ヒルズでこの映画の光を浴びていた時間ずっと陶然としていた。幸せだった。
いい意味で先が読めなか>>続きを読む
テイストもおもしろポイントも、事前に想像してたのとはまるで違ったんだけど、でも別のところで楽しめたからまあいいや。
予告を観たときは、今っぽいセンスのクライム・コメディで、人質になる銀行勤めの地味め>>続きを読む
70代の堅実な女性があることをきっかけに一人旅をする。観光地でもない見知らぬ町をシニアが訪れる話なので思うようにいかないことも多いんだけど、それも含め、旅にしかない特別な瞬間が美しく切り取られていて、>>続きを読む
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女同士なんてすぐにマウントを取り合うし基本的に友情が成り立たないんだ、みたいな偏見をぶち壊してくれる快い映画。婚約者に他の女性の影を見つけたらすわ修羅場だとか、中流家庭に育った人は上流の人たちを妬むは>>続きを読む
ストーリーの前に絵が圧倒的によかった。丸や四角をそのまま取り入れたようなキャラクターデザインが、逆にすごく洗練されて感じられた。街や森を大胆に紋様化したようなカットとか、思い切りのいいデザインセンスに>>続きを読む
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好きすぎて感想が書きにくい現象、発生。これ、よかったなあ。タイトルにもなっている言葉を口にするときのホリガイさんが急にりりしくて、その顔がすごくよかった。この場面もそうなんだけど、傷ついた人に対して、>>続きを読む
この蒼井優、最高。この高橋一生も最高。この高橋さん、私が見てきたなかで一番かっこいいかも。東出さんも好演。悲しいほど染まりやすい人間の怖い一面がよく出ていた。
それにつけても蒼井優って稀有なタレント>>続きを読む
仲野太賀さんの柴犬のような顔が好きだなあ。お芝居も素敵だ。若い頃の妻夫木聡みたいに、涙の女王ならぬ涙の王様になってくれ。
映画は正直に言うと、もうひとつ。企画・脚本・監督を一人でやってらっしゃるとい>>続きを読む
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原作やNHKのドラマ版よりも、澪と野江の数奇な運命と固い友情にフォーカスしてる。「涙はこんこん」のシーンやラストが素敵。この二人は、立場が互いを分け隔てていることもあって、友情がくどくないのがいい。澪>>続きを読む
途中、ちひろの親戚の七回忌法要のシーンがあって、みんなして黒い服を着て神妙な顔をしてお経を聞いているのを見ると、なんでこれはよくてあれ(ちひろの両親が信仰する新興宗教)はダメなんだっけって、ふと分から>>続きを読む
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思いがけず、キュートな初恋映画だった。BLのラベルを貼ろうもんなら叱られそうな男性同士の恋愛映画って結構あるけど、これは逆にBL映画と呼んでしまいたい。ちょっとファンタジックなぐらい萌え要素がてんこ盛>>続きを読む
あ、私この映画が好き、とすぐに思った。見目のいい人物とか風光明媚な土地とかを切り取って綺麗だなっていうんじゃなくて(海も出てはくるけど)、ダンスの練習や調べものや休憩の景色を淡々と撮りながら画面の全体>>続きを読む
親子や兄弟の間の心のやりとりと、浅田政志(モデルになった人のことじゃなく、この映画の主人公)という人間が持っている温かさ。これだけをシンプルに描いた映画だったと思う。誰かが重病とか、誰かが殺人犯とか、>>続きを読む
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アニメ映画を私はあまり観ないけど、これは主人公が女性バディで、制作に『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドが入ってるのが気になって(気に入って)。舞台挨拶付きチケットの抽選に申し込んでみたら買えた>>続きを読む
ルカ・マリネッリ、いいなあ。立派な体躯に野性味ある彫りの深い顔立ち。これはどの国どの時代の人が見たってかっこいいわ。富豪令嬢が惚れてしまうのも納得。ナイスキャスティング。
お嬢様に一目ぼれして、彼女>>続きを読む
二人がカップルじゃないところが好き。ひたすらルームメイト。ひたすら友達。妊娠・出産・子育てやそれに伴う生活や仕事の激変とか、そういう大変なことを“ただの友情”で乗り越えていくのが痛快だった。
ケンカ>>続きを読む
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事前のふれこみほど、女性の生きづらさに迫ってはいないかなと感じた。これは良くも悪くも。見る人を選ばない映画になっているかわり、食い足りなさは感じるかも。
蒲田マチ子という一人の女優がいろんな立場で登>>続きを読む
成田凌くん演じる今ヶ瀬がめんどくさかわいめんどくさい。大倉忠義さん、なんかとてもハマリ役だった気がする。無味無臭のイケメン。自分が本当にどうしたいかっていうより、「こういう感じが妥当でしょ?」っていう>>続きを読む
楽しむ道を最後まで見つけられなかった。ホラーにしては怖がらせ方が昭和のお化け屋敷みたいだし、それならそれでC級感で笑いの方向にもっていくこともできそうだったけど笑わせてももらえないし、妖怪人間の話って>>続きを読む
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うさんくさい「町」のうさんくささが面白くて、途中からどんな暗黒面を見せてくれるんだろうってわくわくしてたんだけど、誰もが政治に関心がなくて、誰もが他人に興味を持てなくて、誰もが絶賛もバッシングも簡単に>>続きを読む
わー、これは好きな映画。空から見た夜の住宅街とか、色とりどりの屋根やねを一望するカットとか、クラゲの水槽前とか、画面が綺麗。星ばあの衣装や赤い水筒もよかったな。あとなぜか途中、景観にはジャマなはずの電>>続きを読む
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このジョニー・デップ、いいなあ。退廃ムードをまといつつ大人のかわいげと色気があって、こりゃモテてしょうがないわ。ちなみに観客にもモテまくり。私が行ったのは平日の午前の上映だったけど、小さな劇場で客席を>>続きを読む
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『何者』を好きな人はこれも好きだと思う。綺麗なところに共感するのではなく、気まずさや恥ずかしさや息苦しさに共感する映画。
吉沢亮さんは「一度死んでみた」のコミカルなお芝居もよかったし、本作の暗く湿っ>>続きを読む
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あまりに有名な曲だし、人と人との絆を礼賛する詞なので、それを題材に映画っていうと、つい斜めに見たい気分も出ちゃうけど、これはまったく、バカにしたもんじゃないなと思った。いい歌じゃん。そして、いいお話じ>>続きを読む
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最高に楽しくすがすがしい2時間だった。高橋尚子みたいになっちゃった。誰のことも否定しない、本当の意味で明るい映画だった。地味でこじらせてて友達が少ない人を主人公にした映画っていっぱいあるけど、その場合>>続きを読む
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ジュディ・デンチの凄みが効いてるなあ。最後の表情とか、彼女の感情の内訳は推し測れないけど怖かった。
原子爆弾の研究開発に携わる女性が、こんなにうぶくて惚れっぽくて客観に主観を優先させる性格なのは怖い>>続きを読む
木曜日にヒューマントラストシネマ渋谷での上映が終わるっていうので滑り込みで観た。感想書いてる今日が日曜日。難しかったんだよな。私が住む街にはホームレスの人の段ボールの家もあるし、今ちょうど宮下公園の管>>続きを読む
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サメが出てくるたびに座席の上でびくっとした。同じ列に誰も座ってなくてよかった。自分も海底に潜り込んだ一人になったかのような一人称っぽいカメラワークで、心拍が上がる上がる。怖かった。
安全圏まで逃げお>>続きを読む
明るくてバカなコメディだと思って観たけど、特に明るくなく、さほど笑えず、かといって代わりに何があるかというと難しい、そんな映画。青春のジタバタ感はあったかな。パソコンのモニターがデカいCRTで携帯電話>>続きを読む
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面白かった。誰かが誰かのことを思っていたり思うようになったりする、ほぼそれだけで映画が出来ていて、それでこんなに魅力的なのかって、そのことにもまた感動する。
映画っぽくしてやろうとか、はたまた関西の>>続きを読む
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好きなタイプの映画なんだけど、なんか惜しいと思ってしまった。ブリット=マリーのお母さんが毒親っぽいのとか、バンクの心境の変化とか、スヴェンがブリット=マリーを好きになる心の動きとか、ブリット=マリーの>>続きを読む