このレビューはネタバレを含みます
え、マレフィセントさんのかわいさが前作より格段にパワーアップしてるじゃん。オーロラの婚約を聞いてめちゃくちゃ嫌そうなのも、相手の家(城)でのお食事会に出ることになってご挨拶の練習するのも最高。なんだこ>>続きを読む
たった2日間を描いているわりには、さほど劇的でもなく、ちょっと退屈なシーンがちらほら。でもそれは二人の空気を描けている証拠なのかも。彼らにとってはクラブで出会った相手とその日に寝るのも特別なことじゃな>>続きを読む
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女優ってかっこいいよなあ! という、是枝監督のもはや無邪気なぐらいの憧憬が込められた映画だと思う。その憧れに私は迷いなくうなずいてしまう。「女優」は単なる「女性の俳優」ではなくて、何か特有の生理を持つ>>続きを読む
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継父に家を追い出されそうなので殺したいけど、人生を棒に振る気はない(警察に捕まりたくない)のでどうしよう。その筋に沿って映画はキレイにまとまっている(92分)。音楽の使い方も好きだった。単なる劇伴とい>>続きを読む
ストーリーはもともと好きじゃない。かなり長々と胸の悪い話だし(靖子の部屋でのシーンもそりゃ地獄だけど、居酒屋「ひぐま」の辺りに恐怖に近いほどの嫌悪感を覚える)。
でも得体の知れないパワーにドライブさ>>続きを読む
いい意味で(?)連ドラで観たかったかも。阿岐本組の面々のアットホームな感じがかわいいから。街のちょっとしたトラブルを解決しながら組員同士でわちゃわちゃ、みたいなのをもっとやってほしかった。初めて見たの>>続きを読む
こんな映画つまらないし退屈だった。
って言える人生を送ってみたかったなあ。もっと言えば、そもそもこの映画を観に行こうなんて思わないような“クール”な人生を。だけど、どうしようもなく私の映画だった。何回>>続きを読む
始まってすぐ、苛立ちを四方八方へまき散らすチンピラ男が出てきて、手持ちカメラのブレと相まって、一気に不快感を誘われる映画だった。でも、そこを意図して狙った映画なんだと思う。みんなに好かれる映画にしよう>>続きを読む
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キャストがすみずみまで豪華で、笑えるところもたくさんあって、おおむね楽しかった。よっ、娯楽の殿堂。
しかし、三谷映画ってここまで毒っ気がなかったんだっけな。
例えば、『THE 有頂天ホテル』で政治家>>続きを読む
太宰のダメっぷりと女性陣の強さがハイコントラスト。その強さも三者三様で興味深かった。太宰治と関わると普通は太宰が主役になって周りが脇役にまわらざるをえないと思うし、そう生きた人たちもいたはずだけど、こ>>続きを読む
伊坂幸太郎の出汁がしっかりきいていて楽しかった。あのやりとりがここでもう一度再現されるのか、っていうのがやっぱり伊坂作品の醍醐味だなと思う。
キャストもそれぞれ、自分の一番得意なことをやっているよう>>続きを読む
桜井ユキさん目当てで観に行ったので、その期待に対する満たされ度でいうと文句はない。かわいい。発達障害を持つ小さい男の子のお母さんで、子育てしながらコンポーザー(作曲家)として一生懸命に働いている役なん>>続きを読む
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特別な集団や場所に関する伝説を見聞きするのって楽しいなあ。いかにも私はミーハーだ。伝説とか逸話とかいうほどのものじゃなくてもトリビア、小ネタ級の話でもうれしい性質なので、退屈なところがなかった。
1>>続きを読む
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監督がこの映画のこと「アルフォンソ・キュアロンの『ROMA/ローマ』のように、自分の子ども時代を描いた映画で」みたいなことを言っていて、タランティーノもしや宗旨替えなのか、しっとりしちゃってんのかと思>>続きを読む
わー、変な映画。セルビア映画ってなじみが薄いけど、面白いクリエイターがいるんだな。感動したいとか笑いたいとか、楽しみ方をあらかじめ決めてしまわずに観ると、うっかり存在を忘れていたような心のツボを押され>>続きを読む
このテンションの高さとテンポのよさ(特に前半)。あー、楽しい。春田と牧の気持ちがすれ違うシリアス調の部分とコメディ要素のバランスも好み。花火大会の水辺のシーン、せつない。ドラマを見ていなくても楽しめま>>続きを読む
動物が美しい。シンバたちはともかく、モブキャラであればあるほど、アニマルプラネットかと思うほどリアルな出来栄え。それでいて目立たない程度に美化されていて、かつ現実よりドラマチックに躍動してくれるので、>>続きを読む
ざっくり、復讐劇らしいとだけ知って鑑賞。途中まで誰に何の復讐をするのか読めなくて、話の転がり方が意外だった。緊張感や不穏さを味わうタイプの娯楽。スリリングで退屈しない。映像もこだわりが感じられてうれし>>続きを読む
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ずいぶん軽いノリで黙祷しちゃうもんだね、と最初は思ったけど、18歳ぐらいの子が正義感を持つのって大切なことだと思う。ノリでもニワカでも。政治に自分の生活の保障や利益ではなく、自分が思う正義を求めること>>続きを読む
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この映画は後半が好き。暗くて悲しいことを暗くて悲しいまま描かれるのが苦手なので、戦争から時間が経って主人公・トウコの心が回復してからのパートのほうが、ウィットに富んだ会話も出てきて楽しい(AIDSやそ>>続きを読む
絵が綺麗だった。リアルに描かれる新宿や代々木の街に、なんでだか感動する。写真なり動画なり撮影すればそれ以上リアルってないはずなのに。見知った街が水没したりすると面白い風景になるのはわかるんだけど、それ>>続きを読む
なにしろシンプルなストーリーラインで、意外なことはひとつも起きない映画だったのに、ちょっとした描写に胸を突かれたり逆に温かい気持ちになったりした。たとえばテロの現場で、まだ何の処置も受けられていない遺>>続きを読む
石橋静河さん、聡明そうで気品があって、スクリーン映えするなあ。商店街に七夕飾りでカラフルな吹き流しがたくさん提げてあって、その向こうから中学時代の女神である「あーちゃん」(石橋)が姿を現すシーン、すご>>続きを読む
ファニーっていうかキッチュっていうか、変わった味のする映画。ストーリーをテリングしてくれるつもりはあまりないようだった。少女たちの退屈な夏休みの映画なので、特に前半がわりと退屈なのはある程度しょうがな>>続きを読む
思ったよりちゃんと人間ドラマだった。ポスターや邦題から受けた印象とかなり違う。終わってみたら、ひとりの女性が自分らしく生きるために戦う映画だったように思う。実際に起きた事件を題材に、かなり大胆な解釈で>>続きを読む
トイ・ストーリーっていいなあ!っていう感覚を思い出させてもらった。おもちゃたち、大きさも材質も顔の造作(作り込まれ具合というか)も頭の出来もみんなまちまちなのが楽しい。ウッディとバズでもサイズに微妙な>>続きを読む
第28回レインボー・リール東京で鑑賞。邦題は『花咲く季節が来るまで』。
ソウルから地方都市へ移り住み、一人でカフェを営むヘス(イ・ヨンジン)。コーヒーの味はいいけど、店内が殺風景で、サービスもこなれ>>続きを読む
月曜日に試写を観たのに、なかなか感想が書けなかった。なにせ、変な映画だったので。理解しにくいところが多々あって、ついていけないなと思いながら、憎めない映画だった。
板尾創路さん演じるお父さんが、亡き>>続きを読む
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人生を懸けた熱愛の話なんだけど、暑苦しくなく、ユーモアもまじえながら描かれていて、とてもすてきな見心地だった。19世紀の天才詩人がモデルなだけに、セリフがおしゃれで、皮肉がきいているところもあって、大>>続きを読む
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内閣情報調査室まわりは彩度の低い映像で統一されていて、念が入ってるなと思った。職場は不気味に薄暗いし、主人公(松坂桃李)の顔は青ざめているし、上司(田中哲司)も冷血そうな白い顔をしている。
権力に勇>>続きを読む
紙芝居だったり舞台仕立てだったりアニメーションだったり、見せ方がバラエティに富んでるところは目先が変わって楽しめた。
俳優陣に部活動っぽいノリが感じられるのも、ババア的には応援したくなる要素。加藤諒>>続きを読む
私史上で一番、4DXとの相性がよかった映画。子どもの頃から「スター・ツアーズ」みたいなのが好きで、TOHOシネマズ六本木ヒルズに4DXのシアターができてからはたびたび利用してきたけど、今日が一番楽しめ>>続きを読む
町田くんが愛しいし、登場人物みんなかわいい。途中ちょっと飽きちゃったり、最後に猛スピードでファンタジックになっていく辺りで戸惑ったりしたけど、やっぱり好き。『ビッグフィッシュ』風味というか、終盤はほん>>続きを読む
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かわいいなあ、犬も人も。柴たちのかわいさはもう、油断すると変な声がもれそうで抑えるの大変だった。あたるは一郎とのお別れシーン、表情よすぎ。応援上映じゃなくて「ため息上映」をやってくれ。
大長編ドラえ>>続きを読む
みんなのことは嫌いだし誰にも興味が持てないし理解する気もないけど、私のことはわかってほしいの一人にしないでもらいたいのっていうイタかわいい欲求丸出しの17歳。趣味は人とか約束とかを置き去りにしてバスに>>続きを読む
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BS10 スターチャンネル主催の「オードリー・ヘプバーン映画祭」で鑑賞。スクリーンで観られて本当によかった(ので、感謝をこめて主催者名を明記しておく)。こんなに人間を描き切った映画とはもう、そうそう出>>続きを読む