一人のひとが見る純粋な世界
他者が他者として描かれていた。多くのメジャー作品では、登場人物は筆者の一側面の分身であり、それぞれがそれなりに合理性を持っているように描かれる。
この作品は、主人公だけに>>続きを読む
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基本的には白人のヒーロー物語
無法地帯には曲りなりに道理があった。そこへ北部の人間が紋切り型かつ暴力的な秩序を持ち込む。
大きな流れにおいては正しい側が個別的手段において道理を外れ、間違っている側は>>続きを読む
官僚制という言葉を持ち出すまでもなく、復興期の東京都の「お役所仕事」というものは映画とほとんど変わらない、事なかれ主義のたらい回し行政だったと言われている。
その風景がどこまで同時期のロンドンにも見>>続きを読む
娯楽として面白かった。
とにかく舞台の自然が綺麗で見ていて飽きない。
物語も勧善懲悪が成されて、かつアウトローの自由な終わり方が、スッキリ見終われた。
バードマンも似たような簡単にわからせてくれない「高等芸術」ストーリーだったように思う。
ニューヨークの舞台芸術ってこんな感じなのかなと思いながら観ていた(ニューヨークに行ったことすら無いが)。
難>>続きを読む
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中学3年生がひろゆきにハマって作ったような厭世的作品
登場人物の行為に全然背景とか合理性が見えてこない所に、ひろゆき的なキャッチーさだけを考えたような浅薄さを感じた。
今の自分と異なった価値を持っ>>続きを読む
ダンスが圧巻
ダンスがとても活き活きとしていて役の性格や背景が伝わってきた。
ただ、自閉的な脚本には辟易した。都合好く動きすぎる登場人物が全て同じ人間に見えてしまった。
それでも、なんとなく素人>>続きを読む
分かるようでわからなかった
性的少数者の主人公がパートナーの急死を機に様々な理不尽や葛藤を突きつけられていく物語
映画を追っていく過程で、私は辛くなり憤った。その一方でこの気持ちは本当に存在するも>>続きを読む
最近見た思考停止で見る映画の中で一番の作品だったかもしれない。
デンゼル・ワシントンは今まで硬派なイメージだったので、今作の一貫して判断が悪い姿が新鮮だった。
配役が素晴らしかった。
アダム・ドライバー、マッド・デイモンのようなメインストリートを行くスターを起用したことで、愚かさが際立って見えた。
その瞬間、そうした立場で、そこに、いる理由がある
この映画は、なぜオウム真理教が広まったのかという問いとそれに対する試論を提供している。
オウムがなぜ生まれて、拡大していったのか。
彼らは我々とは異>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フェミニズム的なメッセージが強い
自己決定や仕事に生きることに男性性がついていること。
可哀想な女性イメージへの対抗だろうか、女性が独立していて、典型的な周囲に救われる描写が無い。
労働環境に関し>>続きを読む