中学生の娘のリクエストで同伴したけど、筋書きはひっどい映画だったけど、ババアが叫んだところで、観客の女子中学生らしき子(9割中高生)がビックリして悲鳴あげたのが面白かった。
事前に予習は(ネタバレでも良いから)必須の複雑な構造ながらも、簡単には理解させまいとするところに、逆に誠実さを感じた。
前半はオッペンハイマーがいかに、俗物的というか、共感性の欠ける「凡庸さ」を持って>>続きを読む
20年ぶりぐらいに観たくなって観たけどやっぱり大好き。
いろんな設定とかガバガバだけど、それも含めて、この悲哀というか、戦後の日本を象徴する切ないサスペンス傑作だと思った。
このレビューはネタバレを含みます
てっきり、そのまま村に残るという結末を予想していたけれども、そもそも、夏季限定のサマースクールだったので、去るのは必然だとして、あのラストシーンから推察するに、次の夏にはまたあの村に行って欲しいと思う>>続きを読む
監督&キャスト、どれをとっても超一流なのだけれど、おそらくは船頭多くして船山に上るの結果、脚本が分かりづらく、消化不良ぎみの一本になってしまった惜しい一作だった。
ガイガンのデザインだけは秀逸。
生のゴキブリが映画に出てくるのは、『富江』以来。
前半の特撮は良かったけど、後半になるにつれて、粗が目立つ。
フランケンシュタインが普通の人が演じているので、重力的にも巨大に見えなくなってくる。
だが、怪物系人型怪獣と怪獣の対決というのはなかなか燃え>>続きを読む
身分偽り探求系映画で言えば、『ある男』や『さがす』といった傑作があるけど、この『市子』で新しい邦画では三大映画と言って良いかも。
ただ、離婚後300日以内の戸籍問題は社会問題として今すぐ改正すべきだと>>続きを読む
漫画は未読ながら、これまでの映画3本がいずれも面白いのは、いずれの戦いも、スターウォーズと同様の、本戦とその裏の「ゲリラ戦」をベースにした独立愚連隊との両面を描いているので、信が率いる独立愚連隊に感情>>続きを読む
エックスに続いて鑑賞。ジャンルもホラーとも言い切れず、どっちから先に観ても楽しめたであろう良作だった。
ただ、パール自身は生まれの環境もあろうが、おそらく生来のサイコパス(文字通り『サイコ』へのオマー>>続きを読む
きちんとホラーファンを唸らせるオマージュも散りばめながらも、流石はA24、文芸的な目配せや「映画」に対する編集やメタファーというメタ的な視点への言及もあり素晴らしい映画だった(ただし、気まずすぎるシー>>続きを読む
とにかく釣瓶打ちのアクションに次ぐアクションが心地よく、楽しめた。
しかし、ブレードランナーの影響もあり、ブラック・レインからずっと日本と言えば、ネオンが雨上がりの地面に照らされてるイメージってのはも>>続きを読む
脳みそからっぽで、とにかくマブリーが暴れまくるのを堪能する第3作目。
今作も、「筋肉とデカさは正義💪」をガッツリ堪能。
青木崇高さんのヤクザもなかなか良かった。
DVDで観たが、劇場で見逃したことを激しく後悔する傑作だった。
黒澤明『羅生門』のような藪の中構造であり、「フランケンシュタインの怪物」オマージュ等の意味や、偏見でものを見ている我々への投げかけとして>>続きを読む
とにかく、坂本龍一さんの音楽は全て素晴らしい。教授の音楽を堪能するイメージビデオと思えば、大変癒される、あるいは「どうやって撮影したんだろう」とか訳も分からず、人間の謎の動機で水に落とされたり、熊に殺>>続きを読む
全米大ヒットとのことだったけど、ちょっとハマらなかった、ていうか途中寝落ちしそうになった。
世界観が乗れないし、ああここはきっと笑えるのだろうな、と分かるが実際には笑えなかった。
男女逆転した複雑なフ>>続きを読む
ゴジラ映画史上最悪のゴミ脚本映画。バカが書いたのかとしか思えず、それがネタとしては面白い。
ジェットジャガーの巨大化理論が酷すぎて、終始突っ込みどころしかない。
一方で、エヴァンゲリオンのジェットア>>続きを読む
細かい演出や、俳優の芝居が素晴らしい。
さすがアメリカのリベラル系メディア。日本で言えば、ワインスタインは松本人志がそれに当たるのかな。
NYタイムズはしんぶん赤旗(日曜版)か週刊文春に相当するのかし>>続きを読む
王道のヒーロー映画として楽しめた。
メキシカンヒーローっていうのも、なかなか良かった。
もし、このクオリティでアイアンマンより先に公開されてたら、DCEUの展開も今のマーベル並に良かったかもしれないけ>>続きを読む
レース映画として、面白かったけど、実話ベースで事故で死人が出ている割に、その事を、少し物語上の装置として機能させ過ぎで、そこが倫理的にひっかかる。
中学生までのジュブナイル映画としては満点。
さすがのドラえもん好きの辻村さんなので、科学的考証とかは、全抜きのドラえもん長編ファンタジーと同等のつもりで観るべし。
とは言え、やはり後半には深刻なシー>>続きを読む
原作未読で、たまたま時間潰しで観たけど、面白かった❗
さっそく、アニメの第5話から続きを観たいと思った。
鈴木清順のカラーリングが癖になる。ジョン・ウィックに影響を与えたと言われればそんな気もするけど(キアヌは歌わないけど)、むしろ、10mの必殺範囲とかの描写は、イコライザー的でそちらへの影響もありそうだ>>続きを読む
「ズートピア」「インサイドヘッド」等、ピクサーの秀逸なメタファー作品だったが、動物や感情と異なり、現実にもこの宇宙上にも存在しえないような5要素の擬人化というかなり無理のある設定で、乗り切れなかった。>>続きを読む
これまでの作品群の様々な定番要素の詰め合わせパックという感じで、CGで若返ったハリソン・フォードが活躍する冒頭は見もの。
ただそれ以降は、インディジョーンズらしいシーンを出すためだけの合理性無視の脚本>>続きを読む
アクションは第1作同様最高だったし、日常ゆる会話や笑える場面も多くて最高なのだけど、一方で「殺し屋」が高給な定職のメタファーだとして、社会の底辺同士での文字通り「殺し合い」というのが、何とも後味が悪い>>続きを読む
やっぱり、ジェームズ・ガン最高。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』も最高だったけど、やっぱりジェームズ・ガンの「トロマ映画魂」というか、一見ダサい奴らが、一番カッコいいという根幹テーマ>>続きを読む
1989年のコナミのファミコン「激亀忍者伝」からの親しみのあるTMNTだけど、ニューヨークのマイノリティに属するティーンのメタファーとしてとても秀逸に作られていたし、クレイアニメのような表現もアニメと>>続きを読む
新田真剣佑の肉体美は半端ないし、サニー千葉のDNAを引き継いだ新田真剣佑のハリウッド俳優としての可能性を感じさせる作品としての価値は100点で後は、マーク・ダカスコスのアクションを除いて、全て0点。
「新しい戦前」の今、本当に観て良かった。そして同じ状況は今、パレスチナでもウクライナでも起きていることを思わされた。
80年前のトモエ学園は、二回りぐらい時代を先取りしすぎて、戦後も現代であってもまだ>>続きを読む
『こちらあみ子』の「あみ子」≒「みー坊」の周りの人たちが究極に優しかったらバージョンのように思った(ラストが疾走後の海での幻想シーンというところも)。
あるいは、同時期に見た『Winny』の金子勇さん>>続きを読む
今、山奥でマタギ生活している東出さんが良い芝居していた。
にしても、日本という国の「出る杭は打つ」後進性と同調圧力につくづくうんざりする。
Youtubeに匹敵するような技術を牽引できたかもしれない天>>続きを読む
押井守の描くタルコフスキー映画という感じ。
ただ、タルコフスキーは抽象的でありながらも、意外と物語の力で見せるところがあるんだけれど、この『天使のたまご』はあまりにも、メタファー優先で物語性というドラ>>続きを読む
アマプラで偶然見つけた、アニメ時代劇映画だったけど、滅茶苦茶面白かった。
この時代特有の、触手が出てきそうなエログロなセル画の絵の風味が良いし、声優陣も超豪華。
山田風太郎のクレジットが無いのが不思議>>続きを読む
ゴジラの白目の比率が多くて可愛い。
幼少期に観て、つまんね、と思ったのも改めて納得。