水さんの映画レビュー・感想・評価

水

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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.0

人間の醜さが凝縮されているような映画。妙にハイテンションなのが不気味。何も同情できない、ただ狂気を見せつけられていただけ。胸糞映画トップなのも納得がいくよね。
冷えきった家族関係。不穏に満ち溢れている
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.4

自殺という重いテーマなのにコメディにされてしまうのは納得いかなかったけども、なんだかんだ面白かった記憶はあります。

明日、君がいない(2006年製作の映画)

4.0

一人一人にフォーカスを当てる群像劇によって、それぞれの心情に迫るものとなっている。所々にインタビュー映像がカットインされていて、その演出こそが人間の深い闇を映し出しているようで印象的だった。登場人物の>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

3.2

90歳のお爺さんの何気ない生活を映しているだけだが、ふと哲学的な言葉を放つのがこの映画の魅力だと思う。しかし、平坦なストーリーであまり起伏がないので退屈に感じるかもしれない。自分もうとうとしながらの鑑>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.4

戦争×ダークファンタジー。ファンタジーより戦争要素の方が強めで重々しい。最後はバットエンドのようなハッピーエンドのような…でもあんな悲惨な現実と比べたら、彼女は死によって救われたと言ってもいいのかもし>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.4

見た目ではなく中身を見て対話する人が真の美しい人間だと思う。ただお互いの中身に惹かれて結ばれた絆は本当に最強なんだろうなぁ。二人の楽しそうな表情に心温まったし、思っていたよりずっとずっと明るくて面白い>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.7

子ども視点で描かれたホロコースト映画、とても貴重だと思う。純粋無垢な子供たちに残酷な現実を教えることは確かに良くないのかもしれないが、教育の重要さについては考えさせられる。知らぬが花とはいえ、無知であ>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

綺麗なネオン街と荒れる街、暗い車内と綺麗な音楽。暗いとも明るいとも言い切れない映画だったが、妙に明るく見せようと作られている気がする。彼は結果としてヒーローになったとはいえ、異常ともいえる正義感だった>>続きを読む

ムカデ人間(2009年製作の映画)

1.0

ええ、こういう感じなの………思ってたのと全然違った。ただただ気持ち悪いし途中から吐き気した。こういう気持ち悪い系の映画はダメだ。二度と観ないです…

[リミット](2010年製作の映画)

3.2

ワンシチュエーションで登場人物はライアン・レイノルズのみ。ストーリーとセットが単調で観終わったあとの満足度はやや低め。しかし、物語の展開は予想できるものではなかったので90分間退屈することなく観れた。>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

心に傷を負った男女が音楽を通して人生をいい方向に変えていこうとするストーリー。この男女が恋愛関係を持たないからこそ一時的に恋愛というものを忘れて安心して観ることができる。また、恋愛以外のことに没頭して>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

2.8

ハンカチは貸すものっていうセリフが好き。このような姿勢でハンカチを常に持っている男性は素敵だと思う。

ただ、個人的には"プラダを着た悪魔"の方が好みだったので期待以上のものはなかったです…

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

朝っぱらからコーンフレークを食べながら愉快な気持ちで鑑賞したら(※やめましょう)、"崖のシーン"で気持ち悪くなって観るの中断しようかと思いつつでも目を瞑りながらも恐る恐る見続け、見終わった後には「なん>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.2

独身者は決められた時間内に相手を見つけなければ動物に変えられてしまうという設定。設定だけを聞くと興味深いが、いまいち設定を活かしきれていない気がする。思っていた物語とだいぶ違ったからそう思うだけかも?>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.4

楽しく見れるホラー!
同じ描写の繰り返しなのに徐々に解決に向かっていくから飽きない。ただ一つ、問題点が。バイト先のロッカー室が薄暗くて誰もいなくてなんか出てきそうで恐怖になりました。気をつけてください
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.6

希望を持ってしまったからこそ絶望があるのかもしれない。でもその希望が全て無駄だったかというとそうじゃないと思う。彼はみんなに人生の素晴らしさ、尊さを教えてくれた。彼が体験して感じたことはきっと今当たり>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

クールなレオンと可愛げのあるマチルダのコンビがとにかく最高で。家族でもないし、恋人でもない。不思議な関係性だけど、そこに愛があるというのは紛れもない事実であり、家族愛だとか恋愛だとか、愛の形に名前なん>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

登場人物全員が個性的。特にお父さんがサイコパスすぎて笑わざるを得なかった。サスペンス×コメディって感じなのかな、本来なら交わることないだろうに不思議。アート的な表現も多いし、丁寧で綺麗な伏線のあるスト>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

ベンチやカウンセリング室での二人の掛け合いが、深刻な内容なのに和やかな雰囲気で落ち着く。「君は悪くない」 言葉にすると陳腐だが、ショーンへの信頼があってこそ響くもの。何を言われるかではなく、誰に言わ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.2

正直、なんだこの映画は(白い目)って感じ。あらすじ何も確認してなかったので衝撃。ただただ狂気に満ちてた…これが名作…?まぁ確かに他の作品と差別化を図るという意味では名作かもしれない。独特で風変わりな作>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

インド映画だし3時間もあるし…ってずっと観るのを躊躇ってた作品。けど、もっと早く観ればよかった!!
友情、恋愛、社会問題、様々な要素が詰め込まれてて、メッセージ性の強い作品だなぁと思う。ラストも綺麗な
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.1

SF要素が含まれている恋愛コメディー映画。
愛おしい時間は有限、だから今この瞬間を大切にして生きる。人が忘れがちな大切なことを再確認させてくれる。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

お父さんは最後の最後まで息子の前で元気に振舞って、悲しい展開のはずなのにほっこりさせてくれる。複雑な気持ち。重いテーマなはずなのに、思わず笑ってしまう場面もあるし、最後もハッピーエンドのような演出。バ>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

子供時代の記憶が蘇ってきて懐かしませてくれる作品。あらゆる出来事全てにわくわくしていたあの頃は正に人生が冒険だった。夜にみんなで喋っていたらつい本音が止まらなくなって…っていうあの感じとか、秘密を作っ>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

4.0

昆虫…思っていたよりは平気だったけど、思わず目を背けてしまうグロシーンはやはり多め。ただそれより、人間同士の兼ね合いの方が見ていて恐ろしい。虫と人間の地獄絵図を見ていたような感じ。極限状態になった時の>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.4

視聴者に追体験させるタイプの映画なので、こちらもどこからどこまでが現実で幻覚なのかが分からない。何かに騙されているような気分で、その構図こそが総合失調症の恐ろしさなんだろうなと思う。しかし、それでも自>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.3

ファンタジーとコミカルな要素が多め。これが他の刑務所を舞台とした作品にはない特有の良さなのかなと思う。心温まるところもあるけど、心温まるからこそ余計に締め付けられるというか。このなんとも言えない絶妙な>>続きを読む

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

4.4

愛と死は密接な関係にある。愛する人がいながらも生より死の方が魅力的に感じてしまう彼女たちは不運なのかもしれない。しかし一方で、愛してくれる人がいるということはとても幸運なことで、彼女たちの抱えている苦>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

根本的にミュージカル映画は苦手というのがあるのだけれど、この映画は現実とミュージカル(妄想)が対比になっていて、現実があまりにも残酷すぎるのでむしろミュージカルシーンを見ていたいという気持ちにさせてく>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

看守による暴行・殺人の実情を見ると善人であるはずの看守が悪人で、刑務所で生まれた友情を目にすると悪人であるはずの人々が善人に見えてくる。置かれている環境によって人の善悪は一転するのかもしれない。
どん
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