数々の登場人物、十人十色でありながら等しく、愛のある眼差し。それだけで満たされる
高層ビルから覗く早朝の景色をバックに顔も見えない2人の会話、わずかに顔を横に向けたとき、微かに光が入り表情が窺えるがす>>続きを読む
皆他人事で、どこにもぶつけられない閉鎖感が際立つ。突き放すでも寄り添うでもない切り口に持ってかれた。
出発を待つ列車のシーンにあっぱれ。明大校歌が母校の校歌のように聴こえる、いまにどこかへ送り出されそ>>続きを読む
行き場のない鬱憤とか、権力に対して抵抗できない、する気もないのとか、性欲には抗えないところとか、その不器用さが愛おしい。世界が刺激に溢れていて、見るもの全てを吸収し行動に移す。あの頃の外の世界はやけに>>続きを読む
飲むために生き、飲みながら生きるベルリン飲酒旅行、片道燃料で突き進む。黙々とひたすら酒を浴びる、無言の抗議。周りの音など何も聞こえていないよう、ひたすらピースサインの姿が様になる
なにより撮影が素晴ら>>続きを読む
グループ行動は嫌いだ、加わろうとしても結局やめる。
自己批判は終わった?傲慢さの裏返しよ
かなり嫌な映画だけど、夏だからよし
開始早々どうなるんだと思いつつ、長い瞬きをしてしまった。目を開けるといつの間にか船の上にいた。そこからというものの、遭難目指して島に行くなんて、本当にくだらない。それでもどうにかバカンス楽しもうの精神>>続きを読む
開始早々ズームインしててホッとした。
カリスマ性があるとか、やらないのは勿体無いだとか、無責任に投げつけられた言葉に対しての不機嫌さ、気まずさ。その後の張りつめた空気を作り出すのが相変わらず巧い、とい>>続きを読む
純粋無垢と言うべきか、久々にピュアな映画を観た。子に母が優しくあれもこれも教えてあげる、みたいなそんな感覚。
あの海水すらも純度が高すぎて塩気を感じない、でも海の匂いはした
シーズン重ねるごとにイマイチ
part3なんて園子温のデジャブ。もしくは逆、どっちでも良いけど
卵が先か鶏が先か的な
彼らが何者なのか結局はよくわからないが、生活の一部を覗き見た。ただそれだけのこと。それで良い、それで充分。時間を共有する、目に映るものすべてを浴びる。その先に込み上げてくるもの、ちゃんとあってよかった>>続きを読む
有りがたうさんこと清水宏監督、みんなの父。ゆったり流れる時間と時折みせるユーモラスなしぐさ。ほっこりする。ありがとう
今日もとても良い青空が広がってた。にも関わらず昨日から風邪拗らせて満足に外も出られない幸先の悪い連休スタート。体調には気をつけろって?了解✋
全ての人物に向けての愛がある。強がりも妬み根性も身勝手さも、すべて愛おしい。強く叩き合った紙風船だって、互いに様々な思いをぶつけていても落とすことなく返すし。微笑ましいよ
皆演じて生きている。それにより保たれる秩序があるのなら、何らの問題はない。そして去ったもののことはいずれ忘れ、再び小さな幸せを紡いでいく。忘れるに任せるというのは美しいことだ、一生は川のように嘘も誠も>>続きを読む
映画監督に捧げる映画って、なんか良い。こうしてずっと映画が続いてほしいと改めて思う
開放されたいかのように、窓を開ける仕草が目立つ。それとは裏腹に閉鎖的な会話、互いに音を発しているだけ。理解し得ない価値観の投げ合い、どれだけ干渉してもなにも生まれるはずもない。聞き手はどこか上の空、留>>続きを読む
社会に出るわけでもなく資産もない、唯一の財産は言葉だけの若者。その口から吐き出されるものは厭世的で、またこの社会に対して挑発的だった。彼は雄弁に物語る、そこで引用されるテクストから当時の背景が窺える。>>続きを読む
相変わらずこじらせている。思い込みにすれ違い、またこじらせていく。突然泣き出し、拒み、受け入れ、また拒む。人間模様、艶笑譚。ありがとう。お陰様で変な夢見た
即興性、生々しさ。ぽっと出た言葉とその表情に、造り上げられたものとは異なる重み。だからこそ置き去りにされようとも気が抜けない
終わりの先にあるものなどないのにね、時間も記憶も不可逆なのだから。それを続けるなんて愛くるしいよ、もはや
とんでもないね、ほんとうに。なにをしてても芯は空洞。いろはにほへとちりぬるを
不幸慣れじゃないね、これで幸せ。彼らが敗者ならすすんでそうあり続けたいよ、まったく
生気のない若者と、対照的な中年。世代間断絶。時間や記憶を感じさせない彼らと102分を共有した。ただそれだけ