drymoonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

夕やけ雲(1956年製作の映画)

4.8

ひたすら別れ。それでもめげないひたむきさ。弟に幸あれ

エレファントソング(1994年製作の映画)

4.4

カメラのブレとか、粗い雰囲気も泥臭さと相まってすごく良い。自分も死んだ時くらい木とか花の養分になって役立ちたいもんだ

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

4.9

この日々の混沌は、悪魔にもわからない。作られた線を越えることの厳しさ。川を境に開かれた沈黙の結婚式は圧巻。ただ、そこにあったのは音楽でも祝砲でもなく、銃声が響くのみ

ウォールデン(1969年製作の映画)

4.8

見る必要のないものだらけ、そこには悲劇もドラマもサスペンスもない。光と動き、いずれなくなるであろう全てをただ見つめる

霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.8

詩的、というより詩。ワンカットの持つ力、受け止め切れないほど強い。とんでもないお伽話

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.4

今までと比べて弱さが強く出てるように思えた。迷って、嘆いて、でもこれで良い気がする。ありがとう

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.6

純粋で、真っ直ぐで、世界の首都を知ってるし、ただ負けたくないだけなんだ

蛇の道(1998年製作の映画)

4.4

ヒトの醜さと憎悪を抽出してかき混ぜたらこうなる。いや、ならないか

罪と罰(1983年製作の映画)

4.5

アキ初長編、静寂の中に力強さ、気合入ってる。面会での会話はシビれた

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.6

ビリヤード台の上に並べられたキューとボール、あいつもこいつもイチコロ
テレビの先に映るものをただ観てるだけと同じで、無関心

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.9

愛すべきレニングラードカウボーイズ、頭からケツまで最高な時間。中古車屋のジャームッシュもハマってる、ナイスカメオ

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.6

バーガー屋のおっちゃん、元気そうに煙草ふかしてて安心した。カウリスマキとジャンピエールレオの組み合わせは期待通り

浮き雲(1996年製作の映画)

4.9

多くの不幸に少しの幸、これくらいのバランスで良い。曇天にもいつか晴れ間がのぞく

風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.8

徐々に言葉の重みが増していく。それに伴って行動にも現れる。医師とバイクに跨り雄大な景色と共にする他愛もない会話、その後家を眺め一服する流れよ。外へ出てもっといろんな景色を目に焼き付けたい

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.8

実は奥手で不器用なのが愛おしい。こんな時間から危うく珈琲淹れかけた

ひなぎく(1966年製作の映画)

4.8

所謂常識の壁をぶち壊した先のもの、それが自由であるかは別として、衝撃的だった

クローズ・アップ(1990年製作の映画)

4.8

映画で壊れて映画で救った。演じたことを演じ直すことでラストの静止画に繋がる

冬の旅(1985年製作の映画)

4.8

自由と孤独、ドロップアウトと孤立。バガボンドをリアルに、淡々と緩やかに激しすぎず。欧州の乾いた突き刺すような冬の寒さが伝わってくる、少しだけ恋しい

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

4.8

去年マリエンバードで、は既にこの時点でできあがってる。複雑だけど、俯瞰で観たらすごくおもしろかった。当事者のみぞ知るもの、他所の者ができるのはただ寄り添うこと

End of Summer(原題)(2014年製作の映画)

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眠れないのでペンギンでも観て癒されたいな、なんて思ってたらドンズバの映像を見つけた。後半の哀愁漂う雰囲気が音楽とマッチ

ヴァルパライソにて…(1965年製作の映画)

4.7

良い。昇る人と降る人、勝つ者と負ける者
ドキュメンタリーの魅力に惹かれつつある、もっと広い世界を自分の目で見たい、ペンギンに首輪つけて散歩してるおばさんを目の当たりにしたい