たまこさんの映画レビュー・感想・評価

たまこ

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バービー(2023年製作の映画)

4.2

ぜんぜんパーフェクトじゃないわたしのまんまだし、世間って不条理だし。それでも、傷つくことも、老いることも、抱きしめて、今日も生きていく。それだけで美しい。

バービーという強烈な視点から、皮肉とコメデ
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海街diary(2015年製作の映画)

4.1

みずみずしくて純な宝物を綴った日記を1ページずつ捲っていくような2時間だった。

シーフードカレー、しらすトースト…家族の味で思い浮かぶ料理がそれぞれ違う。
4人が生きて感じてきたものの溝がそこに見え
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

涙ってどうやって止めるんだっけ、、🥲感動したから共感したから、とか、どこかに理由があって泣けたわけじゃなくて。なんかもう心のドアをズバーーーーーンって開けられてしまった感じ…。

そのドアをあけたのは
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

「つかまえてみろよ、できるんなら」な映画だと思ってた。あまりにも「つかまえてくれよ…できるなら…」なクリスマスの夜だった、そうだよね寂しかったよね…。
若ディカプリオとはいえ、純粋ティーンの表情、天才
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

優しくて甘〜いシャラメ詰め合わせハッピーセット🫠🍫🤍
大人の事情、科学的根拠、みんなそぎおとしたピュアの世界にわたしのなかの眠っていた童心がふわふわ癒された(しかしときどき大人のわたしを隠しきれず心の
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

最後になってしまうジョナサンの場面、脚本を把握していても、麦くんと絹ちゃんといっしょになって、観てるわたしも毎度ぽろぽろ泣いちゃう。さびしいね、だってだいすきだったよねと心の中でふたりに駆け寄ってしま>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

愛は痛み、脆さ、強さ、美しさ。慎重で凶暴で、危うい。
なんとも、これが映画というものか…を喰らったような、こう、圧倒されるものがこの映画にはある。純な映画だったとしんみり思う反面、大人のエゴだったなと
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

10年前のわたしは
「ファッション誌きらきらかっこいい〜!」
「ばりばり働いて”コツコツ”するぞ〜!」な
感想だったと記憶しているけど、

10年後のわたし( 今 )は
「や、何につけてもネイトの愛の
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.7

もはやこれは音楽という名の叫び。肉体をつきやぶる魂の叫び。全身で呼応する4万の人間。あまりにも美しく、苦しく、強い。
映画を通して、この日を目撃できてよかったと思う。眠るしかなかったフィルム。安易に共
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

初恋逃避行。美しきカオスなんだけどそれがウェスアンダーソン。入江の甘いダンス忘れられない。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.1

憧れのパリ、少し酔ったミッドナイト、、、本当にほんとうにあり得ちゃいそうなんだもん、タイムスリップ。甘くて苦くて愚かな人間たちの美しいことよ。

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

4.0

軽んじないでください😡なんて、お叱り受けちゃいそうなぶっとびイカれ設定とは裏腹に、ずっとへらへらっと楽しいんだな(褒めてる)。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

脆さとか儚さとか。
映画ぜんぶに染み込んでいた
10代にしかないその色。

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.0

ぜんぶぜんぶ壊れてく。
儚くて美しくて狂気。一度きりの暑い夏。
観終わったときなんだこの映画ってちょっと怒った。でも、嫌い嫌いも好きのうち。結局わたしはこの映画のこと何年も忘れらんないんだ。もう降参。
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

「傷つくんだよ」
って悲しみを素直に言える大人だったから。
ほっこりハッピーデリシャスポジティブな映画でその一瞬見せた人間味がわたしはすきだったな。
ジャクッっていうサンドイッチを分ける音、アラームに
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.1

歴史的才能であるまえに、ギフテッドは生身の人間。生きてる。愛したり、愛されたり。幸せが生まれる瞬間に飛び跳ねたり、やりきれない悲しさにはからだがこわれるほど泣き叫んだり。映画を駆けて、フランクとメアリ>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3

くぅ〜この仕掛け〜!ウェスアンダーソンにはいつもしてやられるなあ。
人がついつい見たくなっちゃうのってちっちゃなゴシップ、人間の綺麗じゃない部分。ぐっときちゃうのは、そこにある静かな寂しさとか密かな愛
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.1

ミリオネアじゃないのだ。ほしいものは。
正答するほどに、観てるわたしは悲しくて悔しくて酷でごちゃごちゃな気持ちになる、でもすっごくピュアな気持ちもちゃんともらっている。

精巧に組み立てられた映画の結
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

映えない高校生活。わかってくれないママ。本当にわたしを愛してくれてる?小さくて窮屈な田舎を出ればわたしの人生変わる気がする…憧れ、劣等感、見栄や期待。17歳のレディバードは危うくて、不機嫌で、夢中で、>>続きを読む

クール・ランニング(1993年製作の映画)

4.0

夢と希望のハッピーセット!ポップさや明快さが、ストーリーだけでなく、色、音からも溢れるので、なんだかずっと楽しい気持ち。
数日経ってからも「ジャマイカ生まれのボブスレーチーム!」の愉快な音楽が頭から離
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

待って!最高なのだけれどどうしよう!
音楽×オールドカーのかっこよさたるや…
ベイビーの葛藤してる表情、デボラを見つめる目、iPodをオンにしたら始まる狂気的なドライブ…。まちがいなくかっこいいんだよ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

矛盾だ。しかし、わたしたちは生きて、生きねば。そのことがこんなにも人間くさく、切なく、悲しく、しかしあたたかく、強い。けれど しあわせ なのだ。

再鑑賞に8年かかった。きっと観る度にジブリの思いを受
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

お互いの愛、尊敬が消えてしまったわけではないのだ。でも、でも。また戻ることはできない。そんなふたりの抱える辛さ、悲しみ、怒りにこちらも心がきりきり痛む。
揉めない離婚なんてないんだろう。裁判になって、
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.3

「嗚呼なんて滑稽なんだ、にんげん。」そう思ったあとに、でもそんなにんげんを愛おしくも思わせる。
クレイジーすぎるチャップリンの動きに涙が出るほど笑ったり、最後に見せる愛ある優しい眼差しについじーんとし
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.0

「人生にリハーサルはない」って言葉がわたしはすき。そうだよね、今は今しかないんだ。
チャーミングなエマの強さ、ちょっとまぬけな大御所俳優たちといっしょに、パワーのある音楽に乗って、ハッピー!ポジティブ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

止まない雨の音、どんより暗いニューヨーク。男女はすれ違い、優しいバラードが流れる。静かでレトロで詩的で、好き。
なんといっても、絵画のように美しい映像(主にシャラメのせい)にうっとり見惚れる。雨も音楽
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0

ルパン作品は子供の頃から家族でたくさん観てきたけれど、やっぱりこれは譲れない。カリオストロがいちばん好きだ!わたしの心も盗まれたままなんだ!

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

観終わったあと、心の温度がじんわり上がる。好きだと思う映画は皆そうだ。

“Life is like a box of chocolates.”
“Death is just a part of li
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ホーム・アローン3(1997年製作の映画)

4.0

ホームアローンは間違いない、そんな期待をかるーく超えて、天才少年のピタゴラスイッチ感にお腹を抱えて笑っちゃう。
クリスマスはこれできまり!ホームアローンで間違いないのよ〜(ミルクボーイ風)

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.1

分かっていても。やっぱり好きなんだもの、王道ラブストーリー。
憧れ、素直な気持ち、そしてイギリスのかわいい街並み。いつまでも、この先もずっと色褪せない恋愛映画です。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.1

“yes”この言葉でこんなにも変わる。おもしろくなる。観おわったあと、ちょっとだけ見える世界が変わる感覚。
また、もう一回観たいなあと思い出して記録。

アラジン(2019年製作の映画)

4.2

なんといったってアラジンだもの。間違いなく面白くって、エキゾチックで、虜になる!
みんなが知ってるあのアラジンだけど、初めて見る実写化の、その美しい世界。寄せていた期待を超えて惹きつけられた。
あんま
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

4.0

言葉は違えど、からだの動きは世界共通。最高にコミカルで忘れられない!思い出せば笑いがこみあげてくる。
都会で迷子、人生に迷子、会えずに迷子。でもなんだかみんな懸命だから憎めなくって、愛おしい。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

観ている間も観終わったあともずっと、胸がいっぱいだ。

同じ家で同じ遊びで大笑いして。ずっと続くと思っていても、少女時代はいつかは終わるし、四姉妹はそれぞれの道を選び進んでいく。と文字に起こせば、そり
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.3

クリスマスに観るべき映画は?と聞かれれば、前のめりに「ホリデイ」をおすすめさせていただきたい!わたしだったらどっちのお家がいいかな〜なんて楽しみ方もあり、あるあるな恋愛の悩みもあり。ハッピーエンドにち>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.1

可笑しくて、ぶっ飛んでて、でも音楽がかっこよすぎて。ばかばかしくって上等なアメリカンコメディ!

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