5さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

呪詛(2022年製作の映画)

4.0

朝方にNetflixで見たがゆえか、あんまり怖くない
ポスターとか呪術道具は良かったな、集合体要注意

2023|108|59,49

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.0

どこか気の抜けた奇妙な惑星SF映画として文化や衣装なども含め好き過ぎる。
『未来惑星ザルドス』とこの映画でしか得られない良さがある、、

2023|106|59,47

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

息が止まるような緊迫した雰囲気で退役軍人オジちゃんへの同情が止まらない一方、後半の感想はキッショの一言に尽きる、、

2023|105|59,46

ヘル・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版(1980年製作の映画)

3.5

80年台マカロニホラーに食人族をやんわり混ぜた、ゴブリンサウンドの世紀末ゾンビ映画!
題名の通りロメロのnotldのようなゾンビ文化を継承しつつも、原住民族や化学研究といった多方面に根拠付のベクトルを
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裏窓(1954年製作の映画)

3.5

裏庭を四方から囲む住居の隣人達を窓から観察するという中々グレーな所業過ぎる

2023|102|57,45

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

構図とカメラワーク、特有のカラーパレットとフォグゆえに寓話的な雰囲気を醸し出していて、他の監督と全く異なる作風
似通ったシーンが多くて途中中弛みしてしまったが、絵としては一級

2023|101|57
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.5

今年の鑑賞100本目はカーペンターによるフォッグ
100年前の恨みの復讐を果たそうとする、ダゴンやパイレーツオブカリビアンのような海と船と財宝を絡めたじっとりとしたホラー。
シンプルだが無駄がない丁度
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

童夢過ぎる故にオマージュされたシーンの再現性の高さへの好感と、ストーリーが類似し過ぎて展開が読めてしまうジレンマ。
音や色味が良く、不穏さとSF寄りの異能力は陳腐な表現ではなく大本克洋のような無機質さ
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アス(2019年製作の映画)

4.0

華麗なる伏線回収
社会問題や活動を知らないとわからない点が多いが、それを含めて映画の作り方が面白い

2023|98|57,41

キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

4.0

5時間ほどのキングダムⅡ!
Ⅱでは患者や医師、看護師などの健常者が次第に狂い出すことでカオスな状況と化していく世紀末の世界観が良い、リトルブラザーの異形さは戸愚呂弟を彷彿とさせるな、、

2023|9
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キングダム(1994年製作の映画)

4.0

映画館に駆け込み、『キングダム 運命の炎』を横目に9時間半にも及ぶキングダム(トリアー)の連続鑑賞。
Iは舞台となる病院にて日常が次第に不穏な雰囲気を醸し出し、奇怪な存在によるホラー要素と皮肉溢れるコ
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ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

4.0

数人の社員と架空のボスが勤めるとある企業に契約の立ち会いとしてボスが必要となり、役者がボス代理として企業に参入するが…というストーリーだが、役者の駄目さ加減や仕立て上げられた架空のボス像があまりにも支>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

トリアーのひん曲がった性格が全面的に出た、その名の通り建築家が主人公の作品。
ブラックジョークと都度顔を出す狂気に加え、クライマックスの絶望感には唖然。
エンディングが気持ち良い。

2023|89|
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緑の雪(2019年製作の映画)

4.0

葉の擦れや機械の点滅音までの微小な音に対する感度が高く、人生の幕引きのリアルが響く
啜り泣く声やしゃがれた声がいっそうと

2023|88|55,33

なぎさ(2017年製作の映画)

4.0

青みのある情景と些細な会話を記憶している男の子、踏切の音や近い未来の話などと相まって儚い

2023|87|54,33

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

子供の幼さ故の言動が引き起こす問題はやはり難しく、年々加速するネット社会に淘汰されぬような環境作りを意識下に行動しなくてはならない
善悪を明確に分けず、関係性の抽象度が高めなのは最適

2023|86
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

4.0

2023夏のダークホース
POVホラーとしての臨場感の強い演出が好印象で、反面手ブレが多い点に目を瞑れば程良い映画だった
主人公や音楽においても少し特殊で思わず笑ってしまうようなユーモアのあるシーンが
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デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

映画館を舞台として感染する悪魔の悍ましさたるや、、、
監督がマリオバーヴァの息子で脚本にはダリオアルジェントがいるというイタリアホラー大盛りの名作すぎる

2023|84|51,33

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

熱風の中を切抜ける際に周囲の音が遠のく瞬間や影の落ち方、厚く塗られた空、窓の水汚れや劣化した木壁などといった絵の魅せ方が良い
情報過多の時代にポスター一枚で乗り切る狂気さと大衆向けの美談としてまとめな
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

カーアクションや爽快な銃撃シーンなど、キアヌがバチバチにカッコいいだけの映画(良い意味で)

2023|82|50,32

エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.0

うたた寝をしつつの鑑賞、揺らめくような黄金色のセピア調の映像は夏に観る夢のようで新鮮ながらもじっとりとした内容
話はやや難解でありながらもトリアー色の強い初期作が映画で観れるのアツい

2023|81
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ノクターン(1980年製作の映画)

3.5

暗闇で苦闘する女性の8分間、夜中に考え事をしてしまったような感情

2023|80|49,31

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.5

障害者のフリをして生活を営む集団の奇妙さと執着が序盤はfunnyであるものの、やがては社会とズレた存在であることを自覚していき、ラストの言動でモキュメンタリーチックだった映像が一つの映画として締まるの>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

前作『X』の前日譚として描かれるパールの若かりし時のエピソードからハワード再会までのライトめなサイコパスストーリーでグロ要素とホラー要素も少なめ
奇を衒わず素でネジの外れたパールを演じるミアゴスに圧倒
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

3.0

前半の学園ストーリーがそのまま活きてくるのかと思えば、後半は怒涛の展開で唐突過ぎる風呂敷の広げ方具合に笑う
2019年の映画なのが残念ポイントで、80年代のような適度に色褪せた映画だったらきっと良B級
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.5

未読ではあるが「ラヴクラフト/宇宙からの色」を原作とした映画である"宇宙の彼方より"と今作を比較すると、
カラーアウトオブㅤスペース:イカれたニコラスケイジが観れるB級映画
宇宙の彼方より:色の使い方
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

序盤はフラッシュの能力を用いた疾走のCG演出によるDCコミック特有のカッコ良さ全振りかと思えば、マルチバースを含んだ途端にヒューマンドラマに片足を入れるストーリーかつ、DCの知識無しでも観れる映画だ>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

オスカーアイザック演じる激渋イケオジの更生物語

カイジのような爽快ギャンブルストーリーかと思いきや、シュレイダー監督によるじっとりとした社会問題と過去現在を跨ぐ清算は過去作の'タクシードライバー'ら
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.5

VHSテープを通じた奇妙な物語においてヴィラン側の動機が不明瞭なのが唯一の欠点
膜のようなスキンの異形表現が特徴的で、主人公の設定や感情変化に伴うストーリーの展開が良く、ラストの破天荒ぶりに笑う
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