まりもさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

まりも

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先生と迷い猫(2015年製作の映画)

3.3

そうだ、猫ってのは不在の中にこそ居るのかも。

偏屈おじさん役イッセー尾形の歩き方ときたら笑ってしまう。感情の表現が間違ってる人。こういうおじさんいます。これが心を写すように微妙に歩き方がちがうんです
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ジェシカ・チャステイン、カッコいいぞ!
またも独断と偏見により今までは、なんだか辛気くさい人だなあ、と勝手なイメージを持っていました。役柄や奥まった目、幸薄そうなお顔立ちのせいかもしれません。いや失礼
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

しょっぱなから引き込まれました。疑問を疑問のまま引っ張る力強し。世界の終わりな画、圧倒的な彼らの数、演者や音楽もいい感じ。
だのに、わざと作っているとしか思えないような穴感、突っ込みどころが目立ち始め
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子どもはとてつもなく大切な存在ですが、とんでもなくにくたらしい時もある。特に反抗期の子どもはクソだ。それでも親は受け入れなきゃいけない。クソだ。正解がわからないまま黙って耐えたり耐えられなくて文句も言>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

先住民の少女の強姦殺人を追うジェレミー・レナー。

この監督さんの作品は初めて観ました。絶品・男の料理!的な、余計なものは足しません大事なものは引きませんといった強さがあります。
途方もない雪に覆われ
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カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)

3.2

西部劇とエイリアン。どちらも大好きです。

…ふたつ一緒にしちゃったよー💦
最近のグルメでよくある贅沢盛り、肉の上にウニのせたりするやつになってるー意外にまあまあなのかもしれないけれど別っこの方が絶対
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.9

なんだこの美しさは。画面に映るもの、映っていないものまで、すべてが美しい。
ティモシー・シャラメさんは、たしか20代でしたよね?ここでは17歳の役ですが、まだせまい肩幅、華奢な腕、うすい胸板、心もとな
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死霊伝説(1979年製作の映画)

3.7

そよぐ風やざわつく木々がこわい。確実に意思がある。
違和感や恐怖をあおる前戯が誠に丁寧でいい仕事。黒沢清ぽいと感じてしまうが黒沢清がトビー・フーパーぽいのだ。

いやしかし、じらしが半端なくてじれった
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娼年(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

以前に30分だけ観て、桃李のセックスに心底萎えてギブした映画。
フォロワーさんたちからの(女性)強い薦めがあり、家に人がいない真っ昼間を狙って再挑戦します。笑
…ホントだ、何この圧倒的なダサさとバカな
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

2.9

最初に宇宙人がわらわら出てきた時点で、これは気分をアゲてノッていかなきゃいかんとはわかっていたけれど、どうしても置いてきぼり。
SFには特に、想像を超えて見たことないものを見せてほしいという思いがあり
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.6

トルコの街猫たちドキュメンタリー。ここでは野良猫と言わず、街猫と呼んでいるみたいです。
観る前は、「世界ネコ歩き」 みたいな感じかなー?と軽い気持ちで観ていましたが、トルコの街並み、石畳やチーズ、窓を
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.7

自分は誰かに深く心酔したり、盲目的に何かを信じる集団に入ったりできないタイプなので、ここに出てくる人たちが気持ち悪くもあり興味深くもありました。

とにかくホワキン・フェニックスの顔がこわい。口蓋裂の
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.7

リドリー・スコット作品なのに、この映画は知りませんでした。それもそのはず、かなり地味です。しかーし、とても映画的収穫あり。

実話を元にした、大富豪の孫が誘拐されるお話です。この大富豪がとんでもなくケ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

4.1

いやいやどうして。ストーリーを追おうとしたり理解しようとして観ると、えらいこっちゃになると思いますが、感覚として受けとめて感じて観るなら大興奮の一本。
リンチも自他共に認める駄作と公言しているそうです
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

この映画が好きな人は、どうか読まないでほしい。嫌な気分になるだろうから。






これは観るのがすごくこわくて、ずっと寝かせておきました。昔から24時間テレビが大嫌いで、障害を持つ人や自分よりかわ
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

1.8

ヘレディタリー観たあとに観ちゃいけなかった。アイロンかけながら流し見。
いろいろ茶番。サイコパスの過去も浅すぎるし行動に一貫性がなくて冷める。がんばってMAXエキセントリックな演技もつらかった。せめて
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

開始から、なんにも起こってはいないのにコレはヤバいやつだ!と確信し、ずっと誰かに心臓をぎゅうっと搾られているよう、息も絶え絶え鑑賞した。

自分は前情報を入れたくないので、観ていない作品のレビューは、
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

心を打つ作品に出会うと、自分の中身ががしゃがしゃとルービックキューブのように組み替えられるような感覚があり、感想をなぜか言葉にできないことがあります。ちなみにルービックキューブを完成したことはありませ>>続きを読む

女殺し屋 牝犬(1969年製作の映画)

3.2

アバンギャルドなお洋服をシックに着こなす江波杏子さんが、とんでもなくキレイ。黒いエナメルのテカテカコートを着て殺しに行く。目立つ。
そして、赤座美代子さんがキャピキャピギャル役!
映画は正直そんなにお
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散歩する霊柩車(1964年製作の映画)

4.2

こりゃおもしろい!昭和の白黒映画。監督は吸血鬼ゴケミドロの方なので期待まんまん。アバズレな妻を持つ夫に、若い西村晃。渥美清まで出てます。バックに流れるテルミンも妙な味出してます。

西村晃さんはもちろ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.7

最近、柄本祐さんの良さに開眼したので観てみましたら、石橋静河さんがさらに良くて驚きました。「夜空は…」では作品をぶち壊していたように見えたので、自分の中ではけちょんけちょんにけなしていました。二世だか>>続きを読む

シビルの部屋~ヤング・エマニエル~(1976年製作の映画)

2.8

シビル役のコが中学のクラスメイトのセイケさんに似てる。パーツが小造りで鼻がツンとしてるのに小鼻が自己主張している。セイケさんは前髪を作らなかったから大人びて見えた、そんな髪型も似てる。セイケさんは頭が>>続きを読む

白いリボン(2009年製作の映画)

4.9

前情報なく何の気なしに選んで。ただの風景がおそろしくてチビりそうだった。全部が融合して完璧に完成されている。監督ハネケさんだったんですね!これを観たことはわたしの中に深く刻まれ、もう観る前には戻れない>>続きを読む

サリュート7(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いやあ、わたしは好きです。これ上映したのかな?観ている人少ないですね。
ロシア映画です。どこが脚色かはわかりませんが実話だそうです。冷戦時代、故障した宇宙ステーション回収のミッションを受けた宇宙飛行士
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.4

まさか3POに泣かされるとは思わなかった。中盤からはポケットティッシュ使い切ってしまう。
JJありがとうありがとう。と2回言う。前2作は好きではないけれど、こうしたかったのならあれも許す。😊

ひとつ
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

なぜだか、アダム・ドライバーがただ歩いたり、ゆっくり動くバスの風景や、モノトーンに暖かみのあるブルーの壁があるおうち、知っている人や知らない人との会話が、ごくごく水を飲むように体に入ってくる。なんでこ>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.0

今までサムライミのしか観たことなかったので、若返りが進んでいてびっくりしました。内容がライトになって全体的に中学生感がありますね。

それにしてもマイケル・キートンときたら、こんなにいい男でしたっけ。
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ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.8

主人公のおじさん、ブリジット・ジョーンズのお父さん役の人ですね。丁寧な芝居がすんごくうまい。シャーロット・ランプリングに負けてないです。男の人の鈍感さ、といいますか、悪気がないのはもちろんわかっている>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.0

むかーし漫画を読んだので、彼のビジュアルが太賀さんと一致しなくて最初は若干戸惑いましたが、あの歌を聴いちゃったら彼で良かったのかも。太賀さん、とてもすてきな声と歌い方です。

臼田さんもやるせなくてよ
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WASABI(2001年製作の映画)

2.9

ずっと観たくてやっと観ることが出来ました。きっと駄作だろうとはわかってはいたけれど、ほぼ20年前の当時、広末さんが記者会見で泣き出したのが強烈に印象に残っていましたので。(時代…)

広末さんは頑張っ
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

女のコたちが激カワです。服も可愛くて、ガーリー映画としての側面も少しあるかもしれません。でもちょっと、ホラーとしてはかわいさの系統が失敗している気がします。おねえさん的な女のコたちには少女というより女>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.5

このシリーズは正直コメディとして観ることが出来なくて、それは自分が意外に恋愛に対して堅物すぎるからだと思うのですが、今回はけっこう笑えたし楽しかったです。今まではブリジットが二股はするし調子良すぎて、>>続きを読む

映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

アードマンでは大好きなニック・パーク作品しか観たことがなくて、勝手に期待しすぎてしまったかもしれないです。

全体的に定番です。子供がわかりやすいように作られていて、大人には浅めな作りになっていると感
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.0

トラボルタが悪役、楽しいな。人質殺さなきゃいけないのに、スキマ時間をぬってべらべらお喋り大好きな人柄がカワイイ。
デンゼルさんは今回も善人ヒーローです。揺るぎなき正しい人。これがキュートなニコラス・ケ
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白い沈黙(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

注意: わたしはこの映画好きです。観ていない方が読んでしまうと楽しめないタイプの作品ですので、お気をつけて。↓







皆さん、とてもスコア低いですね。笑
わたしは物凄くおもしろくて、余韻に
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.7

数学からきし駄目なのでセリフが意味不明で、なにがすごいのかは全然わからないけれど、なんかすごくてカッコいかった!という、馬鹿な人のコメントをしてしまう。

トイレに走るシーンが映画的に効いていました。
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