いい曲が多いなあ。歌で全ての感情が伝わってくる。
時代や法律が変わっても、利益を得る仕組みを利用する人がいる。
知らなかった、警官に殺されるひどいニュースは見ても、制度に則った奴隷労働がこんなにも行われているなんて。
棺桶を開けて息子の葬儀を行っ>>続きを読む
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最後、フィルは気づいたよね…
劇伴の不穏さを楽しんでいたら、本当に不穏な話だった。
この時代のビニール手袋はこういうのなんだーと印象に残った、皮にナイフを入れるシーンはそういう目的だったのかー。見た>>続きを読む
人生をかけて勤めてきた仕事、信仰について、こんなにも考えが違うけれど、お互いに敬意を払った対話がよかった。
でも、序盤のチクチク嫌味っぽいアンソニー・ホプキンスはいちいち笑えた。
賢い子が元気に立ち回る話、楽しい。
自分の才覚でのし上がってほしいし、続編見たい。
長兄の抑圧や、母を恨む気持ちや、窮屈そうな学校、解放されてよかった。
過去も現在も未来も、同時にある。
子供を大切に思う時、時間は関係ないような気がする。
小さな頃の言動を思い出すこと、いま一緒にいて楽しいこと、このまま元気でいてくれという祈り、まとめて同時にある。>>続きを読む
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見終えてみれば、恨みを持ってる側が幽霊として出てくるのは当然と言えば当然。
でも、顔のない男たちが怖くて。ホーンテッドマンションみたいな、ただの影なのに。
一番怖かったのは、目覚めたと思ったのに手首>>続きを読む
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きっちり、主張することは主張する。言いなりにはならない。
でも、明らかに見下した、こっちはお前らとは違うと言わんばかりの態度を取られ続けて、怒りと諦めのこもった目つきで引き下がる。
差別されるってこう>>続きを読む
2分間で何ができるのか、予想しようとしてる間に、どんどん話が展開していって楽しかった!
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ラストシーンは好き。
ちょうどよく協力してくれる将棋部の人達とか、ほんのり好意的に接してくれる先輩の妹とか、なんだろ…
行き着いた先では穏やかな顔をしてたけど、なんか、なんで?ってなる。
人との交>>続きを読む
手に表情がある。
歩き方はアダムスファミリーのハンドくんみたい。
手が身体にくっついている時も、なんとなく、手の動きに目がいくように描かれている。
差別に対する怒り。
戦場の凄まじさよりも、人を亡くした悲しさよりも、なによりも怒りが伝わる映画だった。
映画を見ると、その国のことやその時代のことを知りたくなる。
よく理解できない点があっても、後日、本を読んだり何かで知った時、あ、あの映画のあれはそういうことか、と納得できて楽しい。
この映画も、私にと>>続きを読む
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「俺だって、辛かった」は、もうたいていダメな人のセリフだなぁ。
任務に従うべきという考えは仕方ないとしても、自分を信じてた人を殺して、辛かったはないでしょうよ。でも、イカリスはとても男性らしいキャラク>>続きを読む
この時代は知ってる、小物や服や風景も、あ、見たことあるな、て感じ。
私自身、1995年から1999年の間に好きになったものは、今でも自分の一部だ。
でも、感傷的に振り返る感じは分からない。まだ。
何で>>続きを読む
弁慶のようなダンカン。生まれつき選ばれし者、伝説の救世主?滅ぼされた王国、悪くて力のある征服者。
見終わって振り返ると、とてもベタな話。
でも見てる間は、景色、構図の美しさに見惚れる。
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妻の名誉のため戦うとか、悪い代官に娘がさらわれるとか、水戸黄門などでもありそうな、こういう定型要素を含む物語は無数にある。
それらは全て、「役割」や「獲得されるもの」として女性を扱ってたってことなんだ>>続きを読む
ケレン味があるような、ないような。
権力も組織も虚しい、みたいな?
効果音が、なんだか昔の映画みたいで懐かしい感じだった。
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自分だったらたぶん口には出せないんだけど、古田新太が怒鳴り散らす言い分に、全て頷けてしまった。分かる、私もきっと同じことを思うだろう。自分の後悔に向き合うのは辛い。
娘を失った同じ立場の人の言葉で、>>続きを読む
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さいごの画面がきれいで、なんか納得させられてしまった。毎回引退だ療養だって引っ込みがちだったボンドは、実はずっと死に場所を求める男だったって風に思えてきた。孤独でなければジェームズ・ボンドじゃない、と>>続きを読む
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これは、完全に正当防衛…
さらし首、地下牢(生き埋め)などなど、ひどいけど仕方ない、これがここのルール。
侍を雇わなくても自力で大丈夫だった「七人の侍」。
バイク二人組は、ちょっと派手だけど普通の人>>続きを読む
途中からは、ルーマニア版「なぜ君は総理大臣になれないのか」のようだわと思った。まっとうに医療を考える政治家がいても、そういう人は権力の中心にはいられない。
最後の歌の歌詞「ヒーローはいない」
ヒーロー>>続きを読む
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ほんとに、捨てることに躊躇なくて、思い出はあるけど思い入れはない、ということがよく分かる表情の主人公。
だったんだけど、自分の罪悪感や相手の寂しさを理解してからの断捨離は、かなり辛い作業になってしま>>続きを読む
これまで見てきた映画での描写、差別的でフェアじゃなくて、でも、そのことに全然気づかなかった。
ほんと笑った。
ぽんぽん言葉をやり取りしてるのに噛み合わない感じから、相手の言ってることはわかんないのに気持ちは通じてる感じに変化してくところがおもしろい。
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鳥飼茜先生の絵は、かっこいいんだよ。それをあの場面で使うところが良かった!さわこも、もともとはファンで、尊敬してただろうし、それもこの画力なら納得。
編集者の肝の座り方がすごいなと思うけど、すごく漫>>続きを読む
ちょっと昔の映画だなあってかんじがする。愛されるキャラクターの作品が、時代に合わせて作り直されていくのはいいことだと思う。
私はキルスティン・ダンスト好きだし、MJも自分の好きにしたらいいと思うし、>>続きを読む
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「魔女の宅急便」の、魔女の能力を失う展開と似ていて、復活の道筋もちょっと似てた。
目力でいろいろ訴えかけてくる、魅力的な悪役だなー。
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ミシェル•ヨーの佇まいが素敵だったー。説得力がある。
「STUNTWOMEN THE UNTOLD HOLLYWOOD STORY」でインタビューに答える、ベテランのスタントウーマン達と完全に同じ表情>>続きを読む
同じ仕事を同じようにこなしているのに、何故男性スタントと区別されるの、という自負がかっこいい。
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人生に楽しみを見出して、教え示すのが大人の仕事。
生徒から「全然興味なさそう」と言われたり、妻からは「心がここにない」と言われたり。そんな人生だったのに、生徒には楽しい授業を、妻には自分の気持ちを言>>続きを読む
名作の語り直し、と言えるほどまとまっているかな、どうかな…
レベッカはそんなに悪かったのか、ダンヴァースさんは気の毒な面もある、ってことは分かるけど。
全員の気持ちが解説されてしまって、この話のおも>>続きを読む
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ブルースブラザーズっぽい兄と弟。
追う方と追われる方、等分に描かれるからどちらにも感情移入できてしまう。
土地を持つ人、奪う人、でも土地ってそもそも誰のもの?って感じのラストカット。
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コナーの経験が過酷すぎて。よくぞ無事に生き延びたよ。
一息ついたら、「これからどうしよう」って涙出ちゃうよね。それに対して「一緒に考える」って、いい言葉。安易に家族的なものにはならず、ひとりの人間とし>>続きを読む