ゆずさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

劇場(2020年製作の映画)

3.7

原作読了
映画としては心の声が多すぎるけど、原作の映像化作品として見ると、忠実でかなり良かった

普通の女はあの状況で、玄関まで降りてドア開けてくれない
ぶりっ子に見えたけど、元気な主人公がだんだん元
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100%の女の子(1983年製作の映画)

4.0

原作読了
シーツのしわと枕の移動だけで、想像させるの良い。好み

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.3

原作読了
映画は息子の死から10年過ぎて、やっときっかけをつかみ悲しむことができたという話。
原作はうまく悲しむこともできず、そのモヤモヤも抱えたまま、ピアノを弾いたり、ハナレイベイのことを考えたりし
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.5

「シニカルで世知辛い私たちの世界では、純粋さは世間知らずの証と受け止められ、弱さであると見なされることもあります」

オープニングすごく良かった。
車の窓から外を見るEO。
人工物の不快な音がすごい強
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風の歌を聴け(1981年製作の映画)

3.8

原作ファン。
よくできてる、散文的で良い
子どの頃のシーンわかりにくかった

ゴダールの『男性・女性』

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.0

原作読了
母が昔、ちょっとエッチな映画やったわと言って帰ってきたことを思い出す

なんでこんな「君に届け」みたいなポスターなんやろ。もうちょっと空虚な感じが欲しい

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半の雰囲気好き。インコがメインの後半あたりからだれてしまった。あと、青い鳥は仲間よりも敵でいて欲しかった

いちごジャムのパンも「こういうの求めてたやろ?」感があったな
タンクトップ姿、火垂るの墓や
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さくら(2020年製作の映画)

3.3

原作ファン
小松菜奈すごくよかった
黄緑色のコンバース

カラフル(2010年製作の映画)

3.6

原作のファン

家庭の御馳走って、わりと和洋折衷だったりするじゃないですか。その感じも出したかった。

ひろかの手を引っ張って雨の中を走っていくシーン、真がいちばん彼らしくない行動をとる、そのドキドキ
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わたし出すわ(2009年製作の映画)

3.7

お金はどんな規模であっても気持ちや魂を入れてやりとりするべきもの
回想シーンを字幕で表現。
牛と遺体と刑事
アンドリュー・ワイエス『クリスティーナの世界』の絵画

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

人生も毎日の繰り返しだから、似たようなものだな。2分と24時間の違いは大きすぎるけど

(貴船の)地形の箱庭感や高低差が好きなんです。高いところ登ったり下りたりするのが好きで、貴船は高低差が撮影できる
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.3

原作のファン
長尾くんの初々しい演技が、小林真をうまく演じようとする主人公の姿とリンクして良かった
視覚的にカラフルなスタジアムのシーンも良き

人生はホームステイというセリフ、濱田岳に言わせてたから
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

原作見てからでも楽しめる
沖田監督は海と食事のシーン、いつも最高

いつもは飄々と笑顔で切り抜けているんだけど、何かの拍子にふっと寂しさが見えたりする。その落差がグッとくる

水の中に身を置くことが、
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

まあでも飴は舐めちゃいかんわな
パピコ。1つの出来事を複数の視点で描くのって、神の視点というか、良くも悪くも答え合わせをしているような気分になる

「音楽室のシーンで3回響く楽器の音がとてもいいので、
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.8

 洗う前はふわふわで柔らかいぬいぐるみが、水につけると石の塊のように重くて硬い物体になる。洗うのは、ぬいぐるみを労わり、休ませている行為。

内省、対話

もしかしたら自分の行動は誰かを傷つけるのかも
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.8

夜の艶やかさ
映像と音楽の心地よさにつられて、結構寝てしまった

花様年華のB面って感じで好きな小品
心が押しつぶされる主人公。
あらゆる外部を排除した密室としての美

SARSに見舞われ、人々が常に
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

ユニバで初めてマリオ行った時と同じくらい、世界観の作り込みに驚いた。
シンプルに面白い!

美しき結婚(1981年製作の映画)

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こいつマジで‥
男の方も最後ハッキリ言わないと

タイトルの「Le Beau Mariage」の含意は「玉の輿」。それを知るとこの映画がフランス社会に根強い階級意識の悲喜劇を描いていることが分かる。

父ありき(1942年製作の映画)

4.0

小津の傑作。背中、鎌倉の大仏

陽差しのみちあふれる渓流で、流し釣りをする父と息子。釣り糸を急流に投げかける、その反復の単調きわまる動作に、なぜかわれわれは魅せられる。そして反復の果てに起こるずれ。や
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