あささんの映画レビュー・感想・評価

あさ

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一本の電話(2013年製作の映画)

3.8

声だけでハッキリと存在するジム・ブロードベント。安楽死(今回のは少し違うけど)とか、許されてもいいじゃないと思ってしまう。だってこんなに幸せなI've missed you、早く言いたいに決まってる。>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.2

ノラの夫が寛大だ〜。※要所要所寝た

韓国も家父長制…ホンマにただの呪いと思いますけどこれ。進んでいくノラと結婚に踏み切れないヘソン。対比的なふたり。二人の運命はタイミングときっかけで枝分かれしてしま
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.8

監督であり語り手のオ・セヨンが推していたチョン・ジュニョンを存じ上げなかったので調べてみた。字幕でも「グループチャット事件」と出ていたが、ハテ…と思い。この辺り詳しく解説入れても良かったんじゃないか?>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.1

久しぶりに映画見たぜ!前作めちゃ好きだったけど、だいぶ頓珍漢で意味不明だったぜ!よく見たらライトマン監督じゃないんかい!全体的にノリと予算で何とかなってる!前作で家族(世代間)の繋がりあれだけ大切にし>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.6

チョン・ジヒョン顔面整いすぎて薄化粧で優勝顔すぎてウウ、ルッキズムという言葉は「よくない」ものとして存在するが人類なぜこんなに美しさに差があるのだと、流石に涙が止まらない。
今日はなんか韓国映画が見た
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なっちゃんの家族(2022年製作の映画)

3.8

お婆ちゃん、絆に熱い女で大好き。解像度高やと思ったら、アフタートークお聞きしてストンと来たり。バドミントンってな〜んか笑けて来るから魔法だな。

愛うつつ(2018年製作の映画)

1.0

出張男性ホストってこんなに本番メインなの?なぜかクリップしてたけど、多分誰かと見てもズーンとしそうなので気分消化。

主人公の男性ホスト、本気で好きなら夜の仕事辞めたら?と思うんですけど、辞められない
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.0

不完全燃焼の『52ヘルツの鯨たち』(映画版)をみた後に知るコレ、あまりにも口直し。解像度が全然高くてやるせない、すごい。あとシンプルに映像が綺麗も演出も綺麗で呉監督のファンになりそうである。

どんな
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

1.0

心底嫌いだなあと。御涙頂戴のレベル、私が死ぬまでここから進まなそうだな。原作読んでないから読んで確かめるべきかとは思うけど、母が「原作通りだった」「よくある話だよね」と言っていて更に死にたくなった。こ>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

映画アレルギーと呼んでいいのか知らんですけど、マジでここ最近長らく観たいという欲がカッ消えてたんですよ。正直、今日もせっかく日本橋いるならな〜と、勿体無精神で無理して来ちゃったんだけどさ…。今見るなら>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

1.5

ツッコミどころは多いがそれを記すだけ指の筋肉が勿体無い。Netflixは全部平等に内容浅くするように検閲でもしてるんか?いいなあ都合よくて、羨ましい。マス向けには良さもあるけど苛立ちしかなくて己ダメす>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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爺の絆〜𝓯𝓸𝓻𝓮𝓿𝓮𝓻〜

映画を全くみる気力がなくなり、チケット消費という理由で行ってしまったけどとても良かった。初期しか見てなかったけれど懐かしい。久しぶりに尊いという概念が頭に過ぎる体験だった。
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綿の国星(1984年製作の映画)

2.0

途中で脱落した作品をmarkするなどプライドが許さなかったはずだけど、そんなプライド完全に失っている今。突っ込み所も多すぎると疲れる。否、このくらい夢見て生きていた方が楽しいかもしれない。最近はあまり>>続きを読む

吉祥寺ゴーゴー(2020年製作の映画)

3.7

出だしから、やや早口で音割れた感じ昭和味出ててよかった。ウーマンリブっていう言葉の響きがいいよね…フフってなった。短尺でしっかり写真館のPRも出来てて面白かった。目の前に二人いるのに扱い方が明白に違っ>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.0

作品の持つ「優しさ」はひしひしと。
グウ、けれど今の私には浅瀬ジャブジャブ感が私には否めず…。どうなんだろう。「その程度」という言葉を選んだらもうお終いだし、それは相手の心に対する立派な加害に
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

当たり前と言えばそうなのだけれど、本を読んだ時とは全然違った表情の映画だった。不思議だなあ。プラネタリウムがこんなに輝く物語になるなんてさ…。静かで澄み渡る景色も、なんのヒーリング効果よ。

PMS(
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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.5

原作未読。岡崎京子様の『ヘテロセクシャル』を読んだらあまりにも良すぎて、映像化をとりあえず見ようと。

漫画の文学的な部分がそのまま台詞になると歯痒い。ドラマと映画の中間地点にいるような感じで、あと一
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

3.8

武蔵野館でこの感じ『まなみ100%』系だったらドウシヨと冷や汗かいて行った。結果、憎みきれな〜い!何物にも変え難い鬼キショさ!イライラしすぎて笑える。でもまなみとは違う。嫌悪感がやや解消されたのは、そ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

「怪作」と表現されてきた作品はこの映画の右に出ては怪作とは言い切れなくなる。けれど『哀れなるものたち』を「怪作」と呼ぶには言葉が陳腐で足りない。

そう思って観てたけど、終わってみると「怪」という言葉
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.3

物語のあらすじで気になりすぎた。吉原舞台だけどピンクシーンも露出も無くて良。尺はそこまで長くないながら、各人物の人生すべてに思いを馳せてしまう。家族のために、借金のために、居場所のために。歳を重ねても>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

4.0

竹藪に進む父の背中。それを見つめる茂平がいる、小屋に射す光。ぐーーーッと来た。
初めての溝口健二作品だ。予想以上にお話それ自体が面白かったし、江戸時代のことなのに何だか現代と刺して変わらない部分を突い
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.4

『39』を見てカロリー消費し、気づいたらポテナゲをuberしていた自分を許すためにもう一本観たけど、いや何を観たんだ?surréalismeがリアリズムを越えるという意味ならコレもそうやで。なんか超越>>続きを読む

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.3

昨日今日で何件の性被害を聞いただろう。被害者が2歳、13歳未満の女児。そして日本では犯罪者たちの刑が重くなることは確信を持てない。ずっと苦しくて、どうしたらいいのか本気で分からなくて。そんなタイミング>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

完全に仕事中にむしゃくしゃして予約した。いざ上映始まったら、"NO KICKING"のマナーCMを何度も思い出した。マジで人生で、一番、勢いよく、何度も座席蹴られたと思う。隣に座ってた女性も多分蹴られ>>続きを読む

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.5

ティザービジュアルが結構好きだったんだよなあ。冥婚にまつわるツイート見かけちゃって、ずっと気にはなってたから何と無く再生してしまった。前提として、同性婚が認められている現代台湾をまざまざと見せられたの>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

コレもずっと見たかった〜。泣いてはないけど何故かエンドロールで鼻がツーンとした。いやあなんか…最近邦画で疲れること多かったから、求めている「映画」ってコレなんだよなと思ってしまうなどする。小学生のコミ>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.6

ずっと見れてなかったものを、ようやく…。上映当時に映画館で見れてたらもう少し印象変わってた気もする。イギリスに連れて行かれた。『荒野にて』に際して拾われて上映されたのだと思うけど、2011年に撮られた>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.4

「光の方へ」ってこれの主題歌だったのか。なんか最後いい曲が攫っていくの『水は海に向かって〜』で最近体験したぞ?最後の方美しく終わって行ったけど、映画二、三本あった?途中から路線どこ?どこ走ってる?って>>続きを読む

スピード&ラブ(2022年製作の映画)

3.4

Fast & Feel Love (原題)と聞いて思い浮かぶのは Fast & Furious (ワイスピの原題)だったんだけど、まさかの序盤で "He's fast… He's furious…"っ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

2.8

いや〜薄々期待して寝かせてたけど、想像よりも薄〜く感じてしまった。戯曲と聞いたらフーンとはなるけど、映画にして何が良かったのかと言われたら。多分オリジナルを見た方がこの物語は生きていたんじゃないかな、>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.2

自然の美しさで恐怖を表現する天才。
人がいていい場所ではない、の説得力が凄い。J・A・バヨナ監督、マジで天才…天才なのか…。

こんなに寒くて怖い映画は無かったのでは。それでいて伝えるために恐怖表現に
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

マジ100周年のための物語。強めに言えば、100周年のために生まれすぎて物語としては『ウィッシュ』だけの輝き、オリジナリティが弱くも見える。吹き替えで見たけど、予告では「福山やな〜」と思っていた王がと>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.8

掘り起こされる、お話たるお話。最初ウェンディ&ルーシー始まったかと思うた(犬に敏感すぎ)。最後ずっとヒヤヒヤで顔面抑えながら見てたけども、裏切られていい終わり方。彼があのドーナツの味を知っていたら、悔>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.5

監督の過去作を見ても期待できなかったのに、2時間で綺麗に纏まっていたわな印象でした。ヴェニスの商人読みたくなるね〜。池井戸潤を普段読まないからか、タカ括ってたからかエンタメとしては結構面白かったの。意>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

まずはじめに書きたいこと
_人人人人人人人人人_
> サリーホーキンスはズルい <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y

想像の5億倍パディントンでビビった。ポール・キング、大衆映画上手すぎる。カラク
>>続きを読む

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