aaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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逆噴射家族(1984年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

小心で真面目なサラリーマン、小林勝国は長期ローンで夢のマイホームを手に入れた。家族はみな勝手気ままだったが、それなりに幸せだった。だが、郷里から勝国の父・寿国が舞い込んできてから、家のなかがギクシャク>>続きを読む

ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.0

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全編モノクロのSF映画。幾度となく大きな災害に見舞われ、たびたび過ちを犯してきたせいで人類の数は激減。やがて宇宙は機械に支配され、人工知能を持つロボットの数が8割を占め、ほんの2割しかいない人間は絶滅>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.0

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世界中でブームとなった絵画シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻が引き起こした事件の行方を描く伝記作品。妻が描いた絵を夫が自分名義で販売し名声を手にしていたことから、アート界>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.0

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フランス。雪に閉ざされた大邸宅で、その家の主人が何者かに殺された。クリスマスを過ごそうと集まった家族は、メイドも含めて、8人全員が女。犯人はこの中にいるかも…と、彼女たちはお互いを探り始めるが、どの女>>続きを読む

カラヴァッジョ 天才画家の光と影(2007年製作の映画)

3.0

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バロック絵画の先駆者として名高い画家、カラヴァッジョの生涯を描く歴史ドラマ。才能に溢れた人だったが気性の荒さからトラブルが多い人生を送る。その才能がわかる人には守られ、そうじゃない人には突き放され、山>>続きを読む

しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.0

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スザンヌは毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を運営する夫ロバートが心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることに。亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが>>続きを読む

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

5.0

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ガンで余命三ヶ月を宣告された主人公の死までを撮る。とても良かった。これぞ孤独の味。当事者ならばこう美しくは捉えられないだろうけど人はどこまでいっても一人だと改めて思う。余計なものが否応なしに削ぎ落とさ>>続きを読む

Ricky リッキー(2009年製作の映画)

3.0

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羽が生えた赤ん坊が生まれることによって家族の絆が深まる物語、、なのかなあ。自分の子供に羽(しかも気持ち悪い)が生えた時点でもっと驚けよと思うし、スーパー連れてって目を離したり繋いでる紐離したり、この母>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.0

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犯罪心理学に詳しい元刑事の高倉は妻・康子と愛犬・マックスと共に、一軒家に引っ越す。あいさつに行った隣人は、付き合いを嫌う田中家と変人の西野家だった。殊に西野の変人ぶりは常軌を逸していた。 日野市一家失>>続きを読む

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.0

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若い妻オミとその夫マーフィー。ある日彼の元にかつての恋人エレクトラの母から彼女と連絡が付かないと電話が来たことから彼女との過去を回想する。とにかく性描写が多い、とてもギャスパーノエらしい映画。途中で終>>続きを読む

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

4.0

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イニシエーションラブ。通過儀礼の恋愛。面白かった。女も何かありそうな気はしてたけどそう来たか。前田敦子は80年代の可愛い女の子がめちゃくちゃ合うなあ

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

5.0

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3時間あったとはとても思えない、良い映画だった。3人がそれぞれ主役のような存在感と演技で、皆似ていなく遠い存在だった。だから噛み合ったのだろう。幸せの限界があるって言葉が凄く良かった。皆がそんな風に考>>続きを読む

ターン(2000年製作の映画)

3.0

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原作は北村薫の小説。交通事故にあった主人公が同じ時間を繰り返す、タイムパラドックス。誰もいない世界で毎日を過ごすというのは悲劇だと思うがあまりそれを感じさせない、なんとも浮世離れした作品。帰れて良かっ>>続きを読む

100,000年後の安全(2009年製作の映画)

3.0

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フィンランドに世界で初めて建設されることになった、高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場オンカロにカメラを向けたドキュメンタリー。10万年という単位でものを考えて、お金よりモラルをとれる人間が一体どれだ>>続きを読む

共犯(2013年製作の映画)

4.0

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同じ高校に通う女子高生の死体発見者となった3人の男子高校生が、その死の真相に迫っていく。SNSでは決して埋まらないのに埋まっているように感じさせる現代の若者の闇。その孤独はとても深刻なところまで来てい>>続きを読む

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.0

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全編台詞も字幕もなし、手話のみの映画。セルゲイは、族による悪の組織が支配する序列の厳しい聾唖者のみが通う寄宿学校に入学。そこは犯罪や売春の温床となっていた。セルゲイは、何度か犯罪に手を貸すうちに組織内>>続きを読む

夏至(2000年製作の映画)

5.0

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すごく良かった。しっとりしてるんだけどからっともしている人間模様。汚さと綺麗さが両方あって人間だ。空気、それもとても心地よい空気をたっぷりと感じられる良い映画だった。押し付けがましくないのにしっかり目>>続きを読む

マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して(2003年製作の映画)

4.0

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建築家ルイス・カーンの息子、ナサニエル・カーンが父の生き方を模索する為に彼の設計した建物と彼の友人を巡るドキュメンタリー。ルイス・カーンの建築の美しさもさることながら、人間像も垣間見れる。家族はないが>>続きを読む

カラフル(2010年製作の映画)

4.0

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原作は森絵都の小説「カラフル」。突然現れて当選を告げる天使の計らいで、死んだはずの“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年、真の体にホームステイをすることに。現世に戻る再挑戦のため、真としての生活を始めた>>続きを読む

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は村上春樹の短編小説。孤独じゃないことを知らないままだったらまだマシだっただろうか。でもどうしたって人は一人で孤独。静かで悲しい。

赤い風船(1956年製作の映画)

3.0

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赤い風船/白い馬まとめてレビュー。
悲しいことが美しく描かれていることがより悲しさを引き立たせて残酷。

めまい(1958年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かつて同僚を転落死させてしまったトラウマから極度の高所恐怖症を患う元刑事ジョンの前に、ある日旧友が現れ、昼間から夢遊病者のように不可解な行動を取る旧友の妻マドレイヌの調査を依頼され、ジョンは彼女の尾行>>続きを読む

フレンジー(1972年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック晩年の、最後から二番目の作品で傑作。ロンドンで、ネクタイで女性を絞殺するという連続殺人事件が発生。元妻を殺されたブレイニーは容疑者として追われる身に。ブレイニーは親友ラスクのもとに身を隠す>>続きを読む

(1963年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

動物パニックサスペンス。ある日突然鳥が集団で人間たちを襲い始める。原因はわからないまま。その一つのシチュエーションだけでここまで怖く、観れる作品に仕上げる辺りがサスペンスの帝王とも称されるヒッチコック>>続きを読む

undo(1994年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

強迫性緊縛症候群になってしまった妻と助けようとする夫。岩井俊二、これがデビュー作なんて、かなり衝撃だった。ふと気づいたらもう手遅れになっていて、あとは坂を転がり落ちるように。すごく、怖かった。全く現実>>続きを読む

バーディ(1984年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

高校時代の親友だったバーディとアルは共にベトナム戦争に従事する。以前から鳥に病的な執着心を持っていたバーディは帰還後、その戦争体験から精神に異常をきたし軍の精神病院に収監される。顔面を負傷したアルは別>>続きを読む

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

卑弥呼はかつてゲイバーのママだった男。彼はゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を作り、他のゲイ達と共にそこで暮らしている。しかし彼は癌の末期で、死期が迫っていた。卑弥呼の娘は、母親と自分を捨て>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

靴職人を目指す高校生のタカオは、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノに出会う。自然の映像が美しすぎる。直ぐには叶わ>>続きを読む

ねじ式(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

つげ義春の漫画が原作。売れない貸本漫画家の青年、ツベが貧困と虚無感から逃れるように、あてもない放浪の旅に出る様子を描く。シュールでエロティック、これぞアングラって感じ。古臭くて前衛的、味ありすぎな映像>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャームッシュの卒業制作で監督デビュー作。あてもなくニューヨークの街を放浪する若者。誰といてもどこに行ってもさして変わらない、人は部屋のようなもの。これは若さで、振り切っていかねばならないものかもしれ>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家電量販店の店員アンディは、真面目で人当たりも良く同僚からの評判も良いが、オタク趣味で40歳になっても童貞。それが同僚にバレてしまう。同僚達はアンディの童貞卒業のため、それぞれの経験をもとに協力をする>>続きを読む