こーたさんの映画レビュー・感想・評価

こーた

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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

誰もが熱量を持って行動をしないだけで、誰にでも市民的英雄になることができる。余命宣告を受けた人が後悔しない様にバケットリストをこなしたり、今までは出来なかったことを思い切ってやろうとする話はよくある。>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

劇場版コナンシリーズでも邦画のような凶悪犯罪犯を追う展開はめずらしいのでは?刑事ものとして楽しめて面白い!警察学校篇も予習していたので、人気キャラの松田がここで絡んでくるのもアツいし、同期唯一の生き残>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

原作は最初の方しか見てないけど、しっかりアクション映画に落とし込まれていて観やすかった。ネトフリで一位にもなってたが、もっこりって海外でもウケるのか?
キャスティングはどれもハマり役で、やはり鈴木亮平
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

近年のゴジラ作品はヒューマンドラマ要素強めで、その方向性は個人的に好き。ゴジラだけじゃ飽きちゃうし、人間の生活を無に帰す天災としてのゴジラの方が災害大国に住む日本人にとって共感しやすいよな、と改めて思>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

ノマド民にはいろんな人がいるんだなあ。一見変人だとか、ホームレスとかそんな印象をどこかで持っていたけれど、好きでやっている人って実はそんなに居ないんじゃないかと。旅行のように外部への好奇心や刺激を求め>>続きを読む

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)(2009年製作の映画)

3.7

コナン映画ってトリックは全然覚えてないんだけど、黒ずくめ回はちゃんと連動しててキャラの印象が記憶に残るから好き。警察官全滅させるアイリッシュも好き。

いまを生きる(1989年製作の映画)

4.1

いまを生きる。この言葉に実態を伴わせるには勇気がいる。キーティング先生の影響を受け、恋に、伝統と規律に、親に、自分自身にと勇気を奮い立たせて行動する学生たち。思い通りの結果を得られたものもいれば、自滅>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.3

ハンニバル・レクターの様な、ぶっ飛んだサイコなんだけど自分の哲学を持って行動する男ってもはやかっこいいんだよな。絶対に真似できないし真似もしたくないんだが、唯一無二の男であることは間違いない。そこにあ>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.9

原作ありきでの感想だけど、要所は上手く描写されているとなと思った。ただ前半は特に、夏生の性癖が明かされず情緒不安定な女の子に映ってしまい感情移入しづらくのっぺりした展開だった。
徐々に夏生、佳道、諸橋
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.1

逃げ回る親子、母親が大きな手に摘まれて殺され、赤ん坊は巨人に拐われる。
巨人ドラーグ族が支配する惑星では人類がペットの様に扱われる。主人公はこの赤ん坊で、文明が進んでいる巨人族の知識を吸収しながら育っ
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.9

太古の昔に故郷を奪われ、地球に潜伏していたビースト型ロボットと生命のある星を喰らう悪者ロボットの闘い。その舞台が地球で再び繰り広げられる。ビーストたちが脱出に使った星と星を繋ぐワープゲートの鍵を使うと>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.9

正体不明の夫を探すことになった弁護士と、増え続ける在日問題という社会問題を絡めた人間ドラマ。原作読んでないけど日本アカデミー賞で主要な賞を取っておりこれはもう平野啓一郎さまさまでは。
冒頭から謎の夫の
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

少し先の未来。人類は火星基地を作っている。ミッション中の事故により火星に取り残されたマークは最悪な環境下で救出を信じ、一人孤独に生き抜くことを目指す。原題がThe Martian(火星人)なのじわる。>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

ハリウッドの歴代ギャング映画スターが勢揃いの大作ギャング映画。
実在したヒットマン・フランクの半生を駆け抜ける。大物ラッセルとの偶然の出会いからはじまり、元軍人の経験を活かして淡々と忠実に仕事をこなす
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

クリスマスの夜、主人公は天使の導きにより富や名声よりも大切な、かけがえの無い存在に気がつく。現代版「素晴らしき哉、人生!」でした。
ケイトが聖人すぎてもはやこわい。パーフェクトウーマンだった。

・以
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.8

エジプト王家の秘宝を探す探検家・オコーネル一行と、3000年前に情愛のため王を暗殺した司祭の怨念が交差する冒険アドベンチャー。
撮影地エジプトかと思ったらモロッコなのね。ハムナプトラというセティ1世の
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アンノウン: ピラミッドが語る古王国の記憶(2023年製作の映画)

4.0

エジプト・サッカラ遺跡を舞台に古王国時代のフニ王のピラミッドを目指して発掘を続ける老古学者・ワジリさんのドキュメンタリー。
エジプト人として初の偉業を成し遂げたい。というワジリさんの想いがめちゃくちゃ
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告発のとき(2007年製作の映画)

4.0

これが実話ってまじ?となる衝撃事件。
イラク戦争の凄惨さとアメリカ兵士たちがそこで経験した事実が連鎖的に引き起こしたと考えるととてもやるせない気持ちになる。
日本語だと実際の事件記事が見当たらないので
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

お互いに高め合った烏野と音駒。お互いを知り尽くした両校がインターハイの舞台でぶつかり合う。ゴミ捨て場の決戦はなんと言っても研磨回になっており、バレーをゲームの様に攻略する者だと思っていた研磨が初めてバ>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

凍てつくシベリアの空の下、過酷な状況下で最期まで希望を持つことを忘れず、自分らしく生き抜いた山本幡男と日本人捕虜たち。そしてその帰りを信じて日本で待ち続ける妻と家族。救われない運命の中で、人間らしく自>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

壮麗なアルゼンチン・フエゴ島の大自然の中で繰り広げられる壮絶な復讐劇。1823年のアメリカ北西部を舞台にしており、原住民と資源を求める開拓者たち(恐らくイギリス人)が対立関係にある時代観。
主人公のヒ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

第一次世界大戦の最中、暗躍する羊飼い率いる闇の組織に対抗する、キングスマン初代メンバーの戦い。キングスマンはこの戦いを通して創設される。
ストーリーはまあ分かるんだけど、もはやスパイ映画というよりはア
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

人類が産んだ生命体マリガンが自我を持ち、地下を占領されてから1600年後。地上に住む人類では死のウイルスが蔓延し人口が激減。永遠の命と引き換えに生殖能力を失った、人類的にはディストピアな世界の中で、出>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.7

原作読んだ上での鑑賞なので、どうしても比較になってしまうのだけど全体的にキュッとまとめられてはいた。でもやはり失われる部分も多いなあ。
さすがにバグダッドには行ってないけども、パリを舞台に原作を再現。
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.9

突如暴漢に襲われ、重傷を負って記憶喪失になった中年男。彼はホームレスとなり、貧困民が住むコンテナハウスで世話になる。
その土地で過ごす中で、彼は仕事に就き、愛する女性を見つけ幸せに暮らしはじめる。ジャ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

冒頭からシリーズ定番である聖域・NYコンチネンタルの破壊と波乱の幕開けとなった本作。殺し屋派遣集団(主席連合)のボスが坊ちゃんっぽい若手実力派みたいなやつになり、そいつが好き勝手やりはじめる。相変わら>>続きを読む

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.9

自分の夢と愛、人生において重要な岐路に立たされながらも青春を謳歌する主人公が、突如交通事故に遭い絶望的な状況に陥る。彼女が目を覚ますときに目に映るのは天国か地獄か…。

両親共にロック好きな一家に生ま
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

米ソ緊張関係の最中、1962年に起こったキューバ危機の舞台裏をリアリティと緊張感あるテンポで描く実話。
ごく普通のイギリス人ビジネスマンがCIAとMI6からの極秘任務を経て、スパイ(運び屋)としてモス
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.8

命を救ったのにゲロ吐かれて留置所に入れられてと散々な出会いからはじまり、その後も付き合ってるのかよく分からない関係のままひたすら彼女に振り回される主人公なんだけど、どこか楽しんでいる様子がかわいい。>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.9

想像以上にファンタジーなんだけど、夢のあるファンタジー。アメリカンドリームを描くわけでもなく、野球好きによる野球好きへ向けた物語、という感じがした。
レイはとうもろこしの大規模農場を運営している最中、
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.1

ドライブ旅行に行くはずだった平凡な2人の主婦が、殺人→強盗→職務妨害&軟禁→器物損壊とどんどん犯罪をエスカレートさせていく。アカデミー賞脚本賞の名作。若きブラピの出世作でもある。
単に主婦が覚醒する話
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.9

大人の事情で街から立ち退きを迫られるキッズたちが屋根裏で見つけた宝の地図をきっかけに大冒険をはじめる。しかし地図が示す場所には、脱獄したての犯罪グループが根城としていて…。
勇気ある主人公、お調子者、
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

前作までと比べると魔法学者的側面を応用した戦いや、主人公であるはずのニュートの視点が少ないように感じたのは残念。ただ話はシンプルで、且つファン的には嬉しい若き日のダンブルドア弟の登場や怪物的な怪物の本>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.9

2009年のソマリア海域人質事件を元に、アメリカ輸送船船長の実体験が緊迫感溢れる形で描かれている。リーダーシップを発揮しながら冷静に海賊に対処し、勇気ある行動を起こしたフィリップス船長はお見事。
悪い
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

さすがのハリウッドクオリティでしっかりとゲームが映画エンタメになっていた。
マリオって配管工だったんだあってところからはじまり、アリスインワンダーランドばりの土管突入。ステージに見立てた試練はゲーム体
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