こーたさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.1

ドライブ旅行に行くはずだった平凡な2人の主婦が、殺人→強盗→職務妨害&軟禁→器物損壊とどんどん犯罪をエスカレートさせていく。アカデミー賞脚本賞の名作。若きブラピの出世作でもある。
単に主婦が覚醒する話
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.9

大人の事情で街から立ち退きを迫られるキッズたちが屋根裏で見つけた宝の地図をきっかけに大冒険をはじめる。しかし地図が示す場所には、脱獄したての犯罪グループが根城としていて…。
勇気ある主人公、お調子者、
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

前作までと比べると魔法学者的側面を応用した戦いや、主人公であるはずのニュートの視点が少ないように感じたのは残念。ただ話はシンプルで、且つファン的には嬉しい若き日のダンブルドア弟の登場や怪物的な怪物の本>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.9

2009年のソマリア海域人質事件を元に、アメリカ輸送船船長の実体験が緊迫感溢れる形で描かれている。リーダーシップを発揮しながら冷静に海賊に対処し、勇気ある行動を起こしたフィリップス船長はお見事。
悪い
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

さすがのハリウッドクオリティでしっかりとゲームが映画エンタメになっていた。
マリオって配管工だったんだあってところからはじまり、アリスインワンダーランドばりの土管突入。ステージに見立てた試練はゲーム体
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

タイムループモノって結局今をちゃんと後悔ないように生きろってメッセージ的なものに集約されるよなあ。本作はそれを日本でやったらまあこうなるよね、という。ブラック企業・毎週同じことの繰り返し・無駄な上申…>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

演技の力ってすごい。知能障害を持つ主人公をショーンペンが見事に演じ切っている。
観ている人はいやいや子育てに大事なのは知能だけじゃないっしょと誰もが検事にツッコミたくなる展開だったが、子育てに悩む親に
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

アガサクリスティらしい閉ざされた空間で連続殺人事件が続いていく。その難事件に挑む名探偵ポアロのサスペンス映画。ホラー要素もあり。
名探偵ポアロは推理小説家である旧友からの依頼で幽霊屋敷の捜査に乗り出す
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.9

わかりやすく風刺的なストーリー。
素敵な家族を尻目に仕事に没頭するマイケル。そこへ死の天使が微笑み、彼を不思議な世界へと連れていく。自分の時間をコントロールするリモコンを手に入れたことで人生イージーモ
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

誰かが、人生の価値は死に際に振り返ったときの想い出で決まる、と言った。まさにこの映画はそれを体現していると思った。
オットーは頑固で町一番の嫌われ者として描かれる。彼の言っているとこは正しく、一切の妥
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

最後まで真犯人が分からない法廷サスペンス。デビュー作でいきなりアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされたエドワード・ノートンの名演が光る。本作の演技はマザーレス・ブルックリンのチック症刑事とも重なると>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.1

ロードオブザリングって一見めちゃくちゃ壮大な物語に見えるけど、ロングショットで観るとホビット達の冒険物語なんだよな、と思う。物語を体験し、語り手として語り継ぐのは人間でもエルフでも魔法使いでもない小人>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

大ヒット名作第2作。指輪を巡る物語はついに戦争へ。これ観てるとゲームやりたくなるなあ。
物語はガンダルフが大悪魔と共に奈落に落ちる追想からはじまる。フロドの夢オチなわけだが、その後の展開の伏線に。
7
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

ありがたいことにNetflixに出たので…。20年も前の作品なのに今でも洗練された美しい世界観。
所有者に死をもたらす、冥王サウロンの呪われたリングを火山まで持って行き破壊することを目指すホビット・フ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

往年の名作。NYを舞台にしたラブファンタジー。
証券会社で働くサムは恋人のモリーと同棲をはじめる。全てが順調見えたが、劇場を観覧した帰り道、サムとモリーは強盗に襲われ、サムはモリーを守るために命を落と
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.1

冒頭の展開からはとても終盤が予想できない!砂漠の寂れたカフェと、愛する人と訣別し心が砂漠と化している二人。冒頭から小さい事件を積み重ねて終盤には大きな変化になっている。BeforeAfterがとても分>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

おしゃれなカメラワーク・編集が特徴的なサスペンスコメディ。
かつて栄華を誇ったグランドブダペストホテル。そのホテルの現オーナー・ゼロは何故か最上階の狭い使用人部屋に住むと言う。若き作家がホテルを訪れ彼
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.3

今更ながら鑑賞。衝撃のラストとはこのことを言うんだろうなあ、今まで見たホラーの中では断トツで傑作でした。
精神科医のマルコムはかつての患者からの凶弾により倒れてしまう。復帰後に自分を怪物と言う、奇妙な
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

新幹線の中からブリーフケースを運び出すミッションを受けた運の悪い殺し屋レディバグ。容易に見えたそのミッションは乗り合わせた他の殺し屋たちの運命と絡み合い思わぬ方向へ走り出す。Aの人物の事象がBの過去の>>続きを読む

幸せのちから(2006年製作の映画)

4.0

実話を基にしたザ・アメリカンドリーム映画。実在するアメリカの富豪クリスガードナーをウィルスミスが演じる。
骨密度を計測する機械に投資し販売営業を行うクリス。しかし機械は一向に売れない。妻と関係は悪くな
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.1

円が世界で一番強かった時代、イェンタウンを舞台に母国での成功を夢見る移民たちの人間ドラマが繰り広げられる。
イェンタウンの世界観が作り込まれていて、引き込まれる。日本にあって移民たちの街。俗に言うチャ
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.9

家を転々とし、過酷な少年時代を過ごしてきたマイケルオアーの実話。
両親(特に母親)の愛情深いサポートにより、ほぼゼロの状態からプロフットボール選手にまで上り詰めた感動話。SJがなんとも良い味を出してお
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ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

3.7

シリーズ完結編。個人的には前作と打って変わって初期作品の次くらいに面白かった。
最終決戦としてキャピタルをハンガーゲームに見立てたのはお見事。1人ずつ減っていく展開もハラハラでした。相変わらずディテー
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ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(2014年製作の映画)

3.5

カットニスがレジスタンスの象徴的存在に。柄ではないと抵抗するもピーターが洗脳され、政府のプロパガンダにされているのを目の当たりにして救出とスノー首相打倒のため立ち上がる。

減点ポイントをあえて挙げる
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.8

経営一族に生まれ育ったエリート銀行員の階堂あきらと、貧しい町工場で育った山崎アキラ。対照的な2人の宿命を描いた企業ドラマ。
小さな町工場を守る父親の背中を見て育った山崎は、銀行員がそんな厳しい状況にあ
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ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.7

一作目よりは個人的に展開は面白くなったなと思ったものの、前半を丁寧に描きすぎて1時間半で語れる内容を引き伸ばしてる感あった。

あらすじ備忘録
前回大会に優勝したカットニスとピーターだったが、彼女には
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.3

原作ファンとして鑑賞。初見だとよくわからんだろうがゲーム経験者ならそこそこ楽しめたのでは。
予算不足か大人の圧力でもあったのかゲームの人気キャラ全投入なのは残念。主要キャラクター立ててなんぼのストーリ
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.6

なんとなく見れていなかったハンガーゲームシリーズの一作目。
アクションサバイバルとしては一気見できるのだけど、ゲーム終盤でマスターが優柔不断すぎて笑ってしまう。
戦争で負けた12地区の少年少女から2人
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

マルチバースフル活用のアクション映画。とにかくマルチバース使いたかったんだな笑と思わせる発想の脚本だった。
主人公エヴリンの家庭は経営するコインランドリーの税金問題に直面し差し押さえ直前。娘は自分が偏
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.9

原作を直近見始めた人間としては大きくなったなあ立派になったなあハサウェイという気持ち。
ーーシャアの反乱から12年後。地球連邦政府高官が多数乗る旅客機の中で、突如マフティーと名乗る武装集団が突入し船内
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機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

3.8

初代ガンダムから40年後の話。宇宙世紀でありながら流石にもうアムロ・シャアは登場しないが、大きな物語は変わらない。スペーシアンと地球連邦軍の戦いと、そこに巻き込まれるニュータイプ。こうして見ると何年経>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.9

MLBの伝統を打ち壊した伝説のGM、ビリービーンの実話。若干ビリーの選択が報われない様に描かれている気がしたが、今幸せに副社長やってるならOKです。
現在では当たり前に、何ならAIやら最新テクノロジー
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

毎朝夫を仕事に送り出し、掃除をして料理を作って夫の帰りを待つ。決まったルーティンの中で幸せな生活を過ごすアリス。順調に見えた街での生活だったが、ある住人の様子が明らかにおかしい。違和感を持ち始める彼女>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.1

ティターンズとの戦争後、ネオ・ジオンの総帥として立ちはだかるシャアと連邦軍の変わらぬエース・アムロの最終決戦を描いた名作。コロニー落としを企て、地球を住めない環境にすることで人類総ニュータイプ覚醒へと>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.9

間と表情の使い方がとても上手い。ハグや誰かに触れられた時のハンターの安心した表情が心情を物語っている。彼女は自身の生い立ちから父親への強烈なコンプレックスを抱いており、それが他者からの愛情に飢える理由>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.9

死人に口なし、とはよく言うけれど、それをこんなにポジティブな意味合いで使うことはなかなかないのでは。もちろん嘘はよくないけども、程度はどうあれエヴァンみたいなことしている人は意外といる気がする。大きな>>続きを読む