こーたさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.2

全シリーズの中で一番好きかもしれない。
ここまで過去未来へとタイムスリップを繰り返し、未来・歴史を変えることへの教訓を身をもって感じた2人がそれぞれ下す決断が素敵。ドクはタイムスリップマシンを壊すこと
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.2

2作目は地味に初めて観た。
part1時代への回帰&伏線回収がすごい。未来の設定が2015年なのも、今見るとより一層新鮮。まさに当時から26年後だとここまで進歩してると思われてたのかという。さすがに車
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

嬴政暗殺未遂事件から蛇甘平原までの実写化。ちょくちょく原作からの改編はありつつ、大筋再現してくれている。
麃公将軍は個人的に一番好きなキャラなので再現性高くて嬉しい。羌瘣のトーントントンはちょっと高く
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.1

久々に観たので備忘録。
今観ても面白いってすごいよなあ。物語の入りから全自動で動く研究室の演出もイケてる。タイムトラベルのお約束をつくった作品だけにちゃんと伏線回収から未来のちゃっかり改変まで盛り込ま
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.9

複数の人物の壮大な輪廻転生を描いた作品。エンドカットで分かる伏線回収が示唆的で面白い。そして6つの時代の中でも最初と最後が繋がっているのが特に印象的で、タトゥーも一緒だった。それぞれの時代、時には欲望>>続きを読む

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

4.1

ストリートのアマチュア選手が偶然居合わせたスカウトの目につきNBAを目指すサクセスストーリー。
才能はあるけどなかなか芽が出ない人はたくさんいる。せっかくチャンスを貰えても一時の感情や一度の失敗で棒に
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

次回作気になる〜!
世界観壮大すぎるので最初集中して観ないと設定迷子なりそう。ただ作り込まれている分、どんどん引き込まれます。
美しく壮大な砂の惑星、現地の最強部族、皇帝の陰謀、一族の復興、主人公の不
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スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

4.0

前作よりストーリーもシンプルで分かりやすかった!
カーク船長の成長と、安定の論理的スポックのコンビがよく馴染む。前作は復讐色が強かったけど、今作はより共通の敵に対して船員全員が力を合わせる雰囲気が良き
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.1

誰にも想い出の人っているよね。今の人よりもその人が好きだった、とかじゃなくて、人生におけるターニングポイントで関わっている人だったり、自分に大きく影響を与えた人だったり。初めてタバコの味を教えてくれた>>続きを読む

スター・トレック(2009年製作の映画)

3.8

偉大な父親を超えるべく奮闘する若きカークの王道ストーリー。復讐、タイムトラベル、宇宙船同士のぶつかり合いにアクションと、ザ・男の子が好きな映画って感じ。
助演のスポックが熱々で、主人公のカークは全く恋
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

シンゴジラと同様にもし現代に渦威獣とウルトラマンが現れたら?という設定はシンプルに面白い。国際情勢を意識しながら右往左往する日本の政治家達に、ウルトラマンを利用しようとする者もいたりとまあこうなるよな>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.9

ホームズの妹が兄譲りの推理力で謎を解く。しかも柔術も使えてこの子にしてこの親ありという設定が面白かった。ストーリーはもっと難解でも良かったのではとも思うが。
何よりミリーボビーブラウンの演技がよく、カ
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

一冊の辞書をつくりあげるためにここまでドラマがあるなんて…。産業革命からはじまり次々と新しい言葉が生まれてくる世の中で世界中に散らばる英単語の引用をかき集めていくのはまさに気の遠くなるような作業。これ>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

迫真の演技。土屋太鳳すげえ。ラストは普通に魅入ってしまった。
キスをしたら顔が入れ替わる設定が上手く使われていて、徐々にお互いの人生に侵食する二人の快感と葛藤を描きつつ、終盤はいつ変わってしまうのかは
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

うーん…ちょっとこれは違うと思ってしまった。全体的に原作の流れに忠実?なのかもしれないが一本の映画としては個人的に刺さらなかった。
今までマーベル作品にあった、ぐおおヒーローかっけえ!伏線回収すげえ!
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.8

痛快バイオレンス。
冒頭が一番衝撃つよい。
父親探偵の普段めちゃくちゃ頼りにならんけど頭キレる感じと、賢い娘がファインプレー多くてひたすらかわいい。冷たいコーヒー笑った。ラッセルクロウの何考えてるか分
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

シカゴの民衆党大会におけるデモ扇動容疑で起訴された7人の青年たちの審議に纏わる実話。
こんな皮肉的な裁判を展開できるのも60年代アメリカっぽいよな。民主革命の血が流れるアメリカだからこそ起こった裁判で
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

確かに一時期話題になった出来事ではあるが当事者のスノーデンにここまで迫って映画化までできたことがすごいしエンタメとジャーナリズムの力を感じた。
多くの人は安定して幸せな生活を得られるといくら正義感があ
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

脱獄映画として無駄な要素も少なくシンプルに面白い。準備期間は淡々と進んでいき脱獄シーンはハラハラさせられる。
実話ベースなだけあって脱獄の動機は本人しか分からないのだろうけど、身寄りのない彼にとって何
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

タランティーノということを知らずに観出してなんかタランティーノっぽいなと思ったら案の定タランティーノだった。
程よいテンポ感に伏線回収、復讐劇、フラグの数々、ぶっ飛んでるけどなんか味のある登場人物たち
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.1

ドミニカ、プエルトリコ、キューバなどラテン系移民の街で若者たちが青春を歌に乗せて踊り心を通わす。
期待や重圧から解放されたい人や野心に燃える人、片想いの相手を追いかける人、夢はあるけど不器用な人などイ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.1

おもろい!
ひたすら面白さを求める新任編集長。翻弄されつつも自分の正しく面白いと思ったことをやり遂げる力を持った若手編集者。2人に共通するのは面白さへの探究心。今の世の中に必要なのはこういうぶっ飛んだ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.9

父親が残した優しさが亡き後も母と子を結びつける。
いつ死んでも良いように、生きている間に善き行いをして最善を尽くすこと。これが難しいけれどすごく大事だなというか、自分に何かあった後のことを考えることは
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

スッキリしないストーリーではあるが、なるほどなともなる不思議な映画…。
俯瞰して観ると麻薬と金をめぐる闘争に巻き込まれた保安官とそれを追う殺し屋の死闘だったのだけど、全体ではわりとシンプルにどんな人間
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

案外自分の殻を破るタイミングは八方塞がりでもうここしかない!って時に突破しちゃうもんなのかも。若さ故の失敗と勇気は紙一重。何かに熱中している時、視野が狭くなってしまって周りへの気遣いができなくなったり>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

まずは冒頭。余命宣告をされた大学教授がファック、ファックと思わず呟いてしまうのがリアル感のあるコメディ描写でよかった。そして帰宅後も娘のレズビアン告白に妻の不倫告白と衝撃発言のオンパレードで笑ってしま>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

アメリカではみんな子供の頃から通うであろう教会からの裏切りは、多くの人に傷跡を残したんだろうな…。
こういうジャーナリズムとは?を問い示してくれる作品好きです。特ダネを追いかけるのは記者の本懐かもしれ
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.1

観てるこっちも現実と幻覚の区別がわからなくなる。そういう意味ではナッシュの偉大さと同時に統合失調症の現実を当事者目線で伝えている作品。
想像することや新しい探究をすることを諦める人生は、数学者として以
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

仕事を唯一の生き甲斐としてストイックに生きる男が情熱的な女性との出逢いをきっかけに愛に気付く。果たしてそれは救いか破滅か…。恋愛は人の本能であるからこそ、それまでの生き甲斐ですら手に付かなくなるほど人>>続きを読む

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

4.2

世の中ってもっとこれぐらいシンプルであってほしい。恩を与えて誰かに返す、これだけでみんなが幸せになれるというのはユートピア的ではないと信じたい。個人それぞれには色んな事情や過去があって、どうしようもな>>続きを読む

グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

3.9

ファンタジー系の話かと思ったら全然違った…。みんな大好きプーさん誕生物語。
親の気持ち子知らずとは言うけど、この話は本当に子供の気持ち親知らず。純粋な気持ちからアイデアを得てそれが成功に繋がったのに大
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.3

毎日別人の様になっても私はあなたを愛し続ける、っていうコンセプトが101回目のプロポーズにも共通するというか、恋愛とは普遍的にこうあってほしいなと思える素敵作品でした。
2人の未来に関する独特の葛藤は
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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.8

イタリア南部らしい大らかで陽気な雰囲気とは裏腹に、青年の心は思春期の好奇心に駆られ葛藤し揺れ惑う。叔母の存在、両親の最期に立ち会えなかったこと、映画監督になりたい、マラドーナの神の手、密輸業者の青年と>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

短編でここまで引き込まれるのか…。全てに無駄がなくて、短い時間で起承転結も完璧。社会問題となっている白人警官による黒人射殺事件をブラックユーモアたっぷりに描くストーリー設計でメッセージ性も抜群。白人警>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

割と好きなタイプのホラー。ありがちな主人公多重人格物語。
普通に生きた人間(父親)というオチでちょっとホッとした笑 狂気はすんごいし父親の生命力半端なすぎてツッコミどころ満載すぎではあるけども。こうい
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

これは名作実話。
イランとアメリカの国際問題に巻き込まれた6人のアメリカ大使館職員達、カナダ大使館、CIA、ハリウッドの連携による大脱出劇。シリア国民の怒りもわかるけれど暴力では何も解決しない。政府高
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