akiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.1

「どうでもいいのよ、アートなんて。」

私はどういう人間だったっけな。

私は音楽家ではないけど、
広い意味で音楽は好きでいて、
人生を通して「音楽」そのものに対する自分なりの
こだわりや思い入れを持
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怒り(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

信じるってなんだろ。
なにをもって人は人を信じるなんてできるんだろ。

夫とすれ違っている。
思いやりや優しさや見栄から生じた小さい嘘が重なって、これまで積み重ねてきたものが、ジェンガで真ん中の不安定
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

満島ひかり様最高ですね。

最高というか最低で、確かに全員が愚かで、とことん虚しくて悲しい。
キャスティングのハマり具合が良かった。
どうしても小出恵介くんが最近のあの話題とかぶってどうしようもなかっ
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君の名は。(2016年製作の映画)

2.0

やっと観ました。

出だしのセリフで早速「あぁ〜新海さんだねぇ…」と思わされ構えたけど、それ以降は新海誠アレルギーの私でもまだ観れた感じでした。話は既視感ありありだけど、既視感ありありなだけあって面白
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ヤング@ハート(2007年製作の映画)

4.5

30歳になって、体力落ちたなーとかもう若くないわなーとか思っててすみません本当に土下座って気分になりました笑
いくつになっても「楽しい」とか「やりがい」とか持って生き生き生きてるって素敵だな。
それで
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.5

※もしかしたらちょっとネタバレになるかもしれないです。

今日読んだ短編小説の主人公の男性は、生前隠れて不倫をしていた妻の気持ちを推し量ろうともがいていて、結局妻の気持ちはわからずに男性は自分の中で落
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

5.0

おっぱいで泣くと思わなかった。

ネグレクト、セクシャルマイノリティー(性同一性障害の人ってセクシャルマイノリティーって言うんだろうか?リンコは生まれ持って心は女性だったわけだし、女性が男性を好きにな
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

4.0

実話ベースの映画が好きだと気づく今日この頃。

ドイツにはゆかりがあるので、ホロコーストに関する資料を見たり調べたりしたことは多少ある。
でもこんな裁判がこんな風にテレビ放映されていたのは知らなかった
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夕凪の街 桜の国(2007年製作の映画)

3.6

運命ってなんだろな。
生まれ持ってしまったことって誰しもあると思う。時代と環境の中でしか人は生きられない。
それを受け入れて生きていかなきゃいけないって、時にとても残酷だ。
このお話においても、とても
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.0

話としてはなんてことないけど、空気感が良い。それぞれちょっとかわいく思える、というか、みんな若くてほんとにちょっとかわいい笑

ノック・ノック(2015年製作の映画)

1.0

胸糞映画というのはこういうのを言うんでしょうか…
なんかもうどうしようもなさすぎて最後は笑ってしまったけど笑
いたずらで終わってるけど実際ひとり死んでるし、微妙に出て来た「これ伏線か?」というところも
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.0

そーんなに都合良く二人とも愛せるもんですか?笑
とか思っちゃうのは昨今のゲス不倫ニュースの見過ぎでしょうか。
マダムフローレンスがただただ純粋にラブリーでかわいくて愛おしかった。

淵に立つ(2016年製作の映画)

2.5

救いもないし、かといって美しさとか正義とかもないし、どーん、って思って終わった。太賀くんよく出るなぁ。

監督、ほとりの蒴子の人か。なんか納得。

タイトルの出方だけ好きだった。あとはなんとなくあんま
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

西川監督の作品は品があっていいなぁ。

悲しい展開、単調だけど長調な音楽、淡々と進む物語。
潜んで、潜めて、潜まっていた感情が初めてぐっと出たシーンでつられてぐわっときた。
後悔はなるべく少なく生きた
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

4.5

空気感、シュールさ、最高に好きでした。
サントラがめちゃくちゃ良かった。のんびりしたメロディに少しの陰鬱さと滑稽さ、少しの物悲しさが相まって、この映画をすごく表していた。
家にDVDで持っておきたい一
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.0

見てる間はなんかただイライラするけど終わってみるとなかなか面白かった気がする変な映画。
蒼井優ちゃんてダメな女の役似合うな。

一晩経って、なにが腑に落ちないのか考えた。
わかるよ、わかる。
「30歳
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.0

主人公の声優が気になって気になって…半分まで全然集中できませんでした笑
が、お話としてはすごく良かった。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

愛ってなんだ。
全部受け入れるのが愛、許すのが愛、突き放すのが愛、あらゆる愛の形があると思うしどれが正しいとか間違いとかないけど、あんな風に人を愛せるだろうか。自分を愛せるだろうか。難しいよ、とっても
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.5

ひたすら歩き、向き合う映画。

好きでした。

巡礼、いつか歩いてみたいと思っているのでこんな感じかぁと思いながら見てました。

歩いても結局なにも変わらないんだと思う。でも歩くんだと思う。そして歩い
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

5.0

見るのは何回目かわかりませんが、結婚してからは今回初めて見た。
元々好きな作品ではあったのに、夫婦としてのリアリティがこれまでの見え方と全然違うのに驚く。
いちばん近くて、でも他人で、でも家族になった
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

*前提として。
私はディズニー育ちではありません。美女と野獣は小さい頃何回も見たことはあるけどDVDを持つほどでもなく、でも音楽は好きでサントラは一応iPodに入っててたまに聴く、くらいのテンションで
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

神木くんいい役者になったなぁ。
子役の時から良かったけど。
最近立て続けに神木くんの出てる作品を見たけど、どこにもすっと入ってくるし、違和感も無理もなく、いい役者だなぁ。

キャスティングがみんな好み
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.5

見終わってつい拍手をしてしまった。
真実を追っていく、という大筋の中で、だんだんとそこに関わる人間の思想、考え、人間性、環境、心理が浮き上がってくる。
映画としてとても好きだった。

加害者があって、
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.0

残念映画あるあるだけど、状況を全部登場人物が台詞で説明してどーすんじゃーい!
序盤の「メアリはこういう子です」という描写もわざとらしいうえ説明台詞でげんなりしたし、「ほうき…?」「写真…?」て見りゃわ
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

いやぁ、すごかった。

ほぼスポ根映画。だけどただのスポ根に留まらず、映画の大半こっちは緊張しっぱなし。
潔いまでに情報をそぎ落としてただそこにある緊張と悔しさと根性を描くことに集中させた作品。その徹
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14の夜(2016年製作の映画)

3.0

映画の出来としてはいまいちだったけど、要所要所でぐっと面白かった。
邦画観てて、内田慈さんと光石研さんが出てくるとぐっと期待値が上がるのは私だけでしょうか。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.1

まぁこういう感じですよね。
期待を裏切らないし面白かったけど、ごろごろしながら見てたら途中少し寝てしまった笑

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

名作と言われるだけあるなぁ。

作り方も、描き方も、とっても丁寧で、繰り返し使われる音楽も良い。
移りゆく時代を映画で表したこの作品を見ながら、昨今の映画についても考えを巡らせました。

最後、とめど
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.3

手堅く良い、という感じでした。
料理しながらながら見だったけど、所々笑えて、最後のデスボイスで不謹慎だがどっかんと笑って、前田あっちゃんやっぱり好きだなぁとおもいました。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

人生がそこにあった。

強さと儚さ、楽しさと辛さ、
愛おしみと憎しみ、笑いと涙、
どんな時代を生きようが、そんな相対するものたちが日々折り重なって色をなすのが人生だ。

幸せのなかにも孤独はあるし、
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.5

あらすじだけ読むともっとコメディタッチな映画かと思いきや、じんわりあったかいヒューマンドラマ。

「大人」という概念の定義について考えた。
ラースの兄、ガスも触れていたけど、誰かの幸せに責任を持つこと
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ミュージアム(2016年製作の映画)

2.0

なんだかなぁ。

ファンタジーものでない以上、特に本作のような猟奇殺人鬼とか出てくる場合なんて特に、リアリティって大事だと思うんですよ。こんなやつがリアルにいたら怖いと思うからより怖いわけで。だから、
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これは面白かった!
怖いしいやな気分にもじゅうぶんなるけど、エンディングで、ほー!っと言わされました。
弟のラップ、最高だったな。

あんなことがあって、それをそのまま映像作品にできるとは思えなかった
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無伴奏(2016年製作の映画)

2.5

もはや映画どうこうではなく、
そろそろ池松くんが脱いでる映画は「池松脱ぎ作品」としてジャンル化されても良いんではないでしょうか。

「海を感じる時」と時代も近いし、キャラクターは違ったのかもしれないけ
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

昨日観たもう一本とは対照的に、あんまり何も考えずストーリーの予備知識もないまま見始めたら、あれ、なかなか面白い。
ただ、面白さクライマックスを前半から後半にかけての転換ですでに迎えてる感じがしちゃって
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