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世紀末の魔術師という言葉の演出が神
眠るシーンすら瞼を映さない徹底ぶり生きる人はみな悲しみの王なのだな
とにかくかわいいくて、お話もちゃんと面白い。
緑繁る斜面を白く巨大な船が黒煙を上げて登っていく。歌劇とともに。詩的な浮力を重厚な設定から導き出したその瞬間がすごい。それにしても船が好きな監督ですね。
これは大画面で観るべきものだった。映画館で観て良かった。最後は真正面から捻じ伏せられた。ロシア帝国が西欧諸国との差に葛藤しながらも、間違いなく世界史の大きな華の一つであったというその事実によって。