破壊衝動や怒りそのものを否定せず、安易に主人公に罰を下さず、法の外の論理を前提に物事を捉えていくストーリーテリングに感服しました。アートとはかくあるべきと思わせてくれる作品です。
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社会問題を扱ったシビアな作品ではありますが、クライマックスの倉庫を巡る侵入劇、脱出劇でのトリとロキタのアイディアの豊富さは、目を見張るものがありました。不謹慎ながらも、そこに娯楽性すら感じとってしまい>>続きを読む
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与える=相手を型にはめる から
聞く=相手を理解する への変化。
彼は映画俳優として、人々に十分すぎるくらい多くの感動を与えてきました。
そこから、他者の愛を受け入れて生きるという決意ができたのは、バ>>続きを読む
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陰謀論を信じるように216桁の数値に執着する主人公。そして216桁を理解するのは自分だけだという選ばれしものとしての恍惚。
アルキメデスと違い、休息をすすめる妻を持たぬ彼が、イカロスの如く太陽に近づき>>続きを読む
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旧約聖書のメタファーとして夫婦とその家の変遷を描いたとのことですが、プライベート空間に関して自分のコントロールが及ばなくなる様は、悲痛ですね。
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アクションのアイディアだったり、ギャグの一つ一つは楽しめました。
ただ、まくだけまいたタネがストーリーの本筋には活かしきれてないような気がしました。
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群像劇の中で、あえて、闘病、親子の確執等、各パートのテーマを重ねているのかもしれないが、説明過多に感じてしまい、スマートで無い印象でした。
話しながら聞きながら考える
話しながら聞きながら心動かされる
話しながら聞きながら確信する
日常では当たり前だが、映画では割愛されがちなこのプロセスを、視線の動き、歩く、自電車に乗る所作の変化、優し>>続きを読む