原作のほうは未読だが、この映画だけだと物足りなさと同時にくどくどしさを感じた。
一つの物語を視点を変えて語るという意味では「怪物」や「最後の決闘裁判」等の方が上手で、これらは視点を変えることで情報の>>続きを読む
こういうパニック映画(?)はやはり、メインの化物以外にもヤバい人間が出ると二度美味しい感じがする。
寄生された人間の不自然さがとても良い。
ラストの絶望感も容赦がなくて良い。
わかりやすい!
原作小説を読んだ当時は学が無かったこともあり状況が想像しづらく挫折したが、これを観た後だとだいぶわかりそう。
キチガイ地獄外道祭文が桂枝雀によりひょうきんに、滑らかに、豊かに歌い上げ>>続きを読む
主人公のテンションと物語のテンションが反比例している。
序盤、原発からウランを盗んでウキウキで原爆を作る主人公だが、作る過程で可愛がっていた猫は死に、作って国家に脅しをかけたからといって要求もない。>>続きを読む
巨万の富を築きながらも「薔薇の蕾」という言葉だけを遺して孤独に死んだ新聞王・ケーン。その遺言の意味を理解するためにケーンの人生を追憶する物語である。
そもそもケーン自身、「薔薇の蕾」が何なのかわから>>続きを読む
全ての暴力シーンが良い
暴力はひど〜いと思れば思えるほど、意味が無ければ無いほど良いので、一番初め、歯のないホームレスを裕福な家の子供が虐待して遊ぶシーンから惹きこまれる。
頭のおかしい男ふたりの>>続きを読む
植民地時代の事を描いた映画だけど、英国を貶すのではなく自国の勇気を讃える映画で物凄く器が大きいと思った。
特にナートゥのシーンは人種や性別関係なく踊りを楽しむ様子が美しくて優しくて涙が出た。
理不>>続きを読む
気取らないアットホームな殺人鬼一家、観ていて可愛かった。
昔は気取った殺人鬼キャラクターカッコいいと思っていたけど、歳を取って素直で元気な子の良さがわかってきた。
なので10代のときに観ていたらあま>>続きを読む
お化けやモンスターも怖いけど遭難も怖い。
ただ遭難してるのではなく、夜中のいたずらからもわかる様に確実に何者かによって閉じ込められているのだけど、その正体は最後まで明かされない。
ときどき「ここは>>続きを読む
性的シーンやハラスメントシーンが無いし、セットや出演者にもお金がかかってて普通に怖く面白いホラーだったので白石晃士布教にオススメの一本。
序盤のどこか笑える胡散臭さのあるシーンが、話が進むにつれ全て>>続きを読む
演出、クリーチャーデザインが全部良かった。
中盤までのストーリーは盛り上がりに欠ける気がするけど、病院から家に戻って父親に会うシーンは絶望感と演出の上手さがあいまって滅茶苦茶テンション上がった。
幽霊のつくりが秀逸。危害を加えるわけではないが、『見られている』『目が合ってしまった』という恐怖は日常に近く、現実に侵食してくる。
妻の行動が滅茶苦茶のように思えるが、序盤でパートとして働きたがって>>続きを読む
同僚を殺すまでのストーリーと宇野祥平の格好良さだけでも見てほしい。
特に序盤のDVシーンの胸糞悪さは凄まじい。ここで被害者女性の殺意に同調できる。(本当は普通に逃げてほしいですが。)
パワハラDQN>>続きを読む
白石作品には珍しく(?)心霊ホラーっぽい。
幽霊と接触して発狂という王道展開。
仏壇の鈴の音が耳鳴りのようになっていく手法が不気味で良い。
前作で入手したアイテム『口裂け女の髪』は早速大活躍。
持>>続きを読む
ハッピーエンド?版のオカルト。
ハッピーエンドと言いたくはないですが…
1.5h弱のワンカットを成立させているところがすごい。
優しき殺人者ではなく、普通に残虐。
モキュメンタリーである必要性があ>>続きを読む
コワすぎ!シリーズにおいて純粋な怖さでは一番かも。
口裂け女と題してはいるけど、"口裂け女みたいな風貌の不審者"なのでギリギリ自分の街にもいそうなのが良い。
訪ねて来る系は玄関を開けなければやり過>>続きを読む
時計仕掛けのオレンジ、ファニーゲームにつづき日本からはバチアタリ暴力人間。
本当はスコア5だけど、これにスコア5をつける人間と思われたくないので少なめで。
馬鹿みたいな絵面と胸糞悪い恫喝と脱糞と強>>続きを読む
通り魔やテロの恐怖を描くのが上手い。
スピリチュアルな思念を受信した男が大規模なテロに至るまでの記録だけど、とにかく淡々としていて変なリアリティがあり怖い。
序盤の通り魔の映像も、事を起こす前の挙動>>続きを読む
鑑賞時点ではカルト、さだかやくらいしか白石作品を観たことがなかったけど面白かった。
これをきっかけに白石作品制覇しようと色々鑑賞中です。
「マイナーで低予算感あって暴力的なもの観たいな」というサブカ>>続きを読む