AKIRAさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師(2021年製作の映画)

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「利他」ムクウェゲさんの好きな日本語。
コンゴというかアフリカのニュース自体、自分から掴みにいかなくちゃ情報が入りにくいが、ここまで女性にとって生きづらい社会だとは。それも現在の話だ。なんて残酷なんだ
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いまを生きる(1989年製作の映画)

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自由だぁーー!
自由思想家のすすめ。
楽しく人生を送ること。規律はあれど、僕らの感情や発想は自由でいていい。そのことに背中を押される。ラストも胸熱でうるっときた。

ストーカー(1979年製作の映画)

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自分の本心、それはなんだ?前に読んだ短編SFの斜線堂有紀「回樹」を連想させられた。
表面的な願い事ではなく、無意識レベルで根源的に求めている欲望、それをあらいざらい映し出す鏡を前にしたときに表面的な願
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夜と霧(1955年製作の映画)

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転がった死体をブルドーザーが穴へと転がしていく映像、ガリガリに痩せ細った身体の死体、バケツのような入れ物に集められた切り落とされた首。ショッキングかつ残酷な映像が収められている。戦争における虐殺の人間>>続きを読む

ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング(2004年製作の映画)

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ビックバン。その宇宙の神秘への研究、博士論文を書き上げる若き日のホーキング博士を描いた作品だ。
ベネディクトカンバーバッチの演技がハマっている。天才役がホント似合う。

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

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"しゃあないやないか"
"ケ・セラ・セラ"
"「適当」"
今となれば前時代の日本の家庭文化慣習みたいなのをエッセイのように短編のように様々な角度やテーマから的確に描いていたように思った。そんな日常的な
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HANA-BI(1997年製作の映画)

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"その時に抱きとめてくれるひとがいますか"
対幻想のために生きる、その崇高さを想った。
妻のセリフがあえて2語のみというのも、それまでの背景からグッとくる。多くを、全てを説明して語る必要なんかない。
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

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フツ族とツチ族。西欧先進国の影がみえながら、支配者と被支配者の歴史的立場が絡み合う地域ルワンダ。大量虐殺、これが最近の話というだけでも恐ろしい。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

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これほど面白い"密室サスペンス映画"は久々だ。さすがは時の風化に耐えた名作だ。
派手な仕掛けはもちろんスリリングな描写も用いず会話劇のみで楽しませるそのシンプルさにしびれた。
いい大人が一旦プライドを
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

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とても美しい映画だった。
海と波、空。映像。この青さのことをキタノブルーというなら、そのセンスがカッコいい。
久石譲の音楽も素敵だ。

茂と同じく聾者の恋人との関係、サーフィンを通して知り合う人間関係
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

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子供時代と大人時代の記憶の中での邂逅。
過去の嫌なことばかりのひとつひとつの経験もなにもむだじゃなかったと伝えようとしてるのかとも思った

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

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人間は過去の記憶や後悔と向き合い続けながら生きねばならないのか。そして、理性の存在が人間をただの動物ではなくさせているにせよ、有用で理性的な科学と違い、無用だが個人にとっては貴重というものにのみ人生の>>続きを読む

憂国(1966年製作の映画)

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モノクロ、音楽のみ。それだからこその緊迫感。

DVD特典/三島由紀夫の世界
"文学の意図するところは、いつの時代にも、言葉による世界解釈・世界認識にほかならぬ"
"(小説金閣寺について)不滅なものは
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自由を求める本能。娯楽と快楽と、そして友愛を訴求する本能。
ラストからはその本能を奪われてもなお、マクマーフィーが持ち上げられなかった浴場の物で病院の窓を破壊することによって、躊躇していたチーフ・ブロ
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カジノ(1995年製作の映画)

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使われている音楽がよかった。

破滅的なジンジャー(シャロンストーン)の演技力が圧巻だ

名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

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高校生の毛利蘭はガラケー使ってるのに、10年前に浜辺旅行する工藤優作・有希子夫妻は既にスマホ使っているという、アナログとハイテクの螺旋

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

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福山雅治が主題歌だけあって、タイヤの強度が最強すぎる🛞🛞🛞

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

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平次版「天国へのカウントダウン」脱出法

劇場公開時にも観に行きました。

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

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鳩使い阿笠。「博士は何をしてるんだ!」のところ笑った
最初のカーチェイスでキュラソーに高く吹っ飛ばされた民間の赤い乗用車の運転手も平気そうでなにより

はりぼて(2020年製作の映画)

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隠蔽したかったり、致命的な不正のある人が、いざその問題をツッコまれた時の表情や雰囲気というものを、完璧に捉えたドキュメンタリーだ。
本作をみると、受け答えがハッキリしている人ってのはどこでも重宝される
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

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"「自由」と「許し」は同じ単語です"
ベネディクトカンバーバッチの役も含めて、現実の(しかも割と最近の)話とは、恐ろしくもあり、自分の信念をもとに動く情のある人もあり、当事者にとっては辛い実話だろうが
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FUNAN フナン(2018年製作の映画)

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同時期を舞台にした小川哲「ゲームの王国」という小説がたいへんおもしろかったので、クメールルージュ関連はなるべく観るようにしているのですが、
現代日本に生きる僕からすれば現実のこととは思えないこの時期の
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

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どんな些細なことや、トラブルでストレスとしか思えない誰かとの蟠りだとしても、生きる気力を湧かせるものが人それぞれ必要ということなのかもしれない。そう思わせてくれた作品だった。