ホラー映画としての怖さは無いが、物語の構造とピッチ設定の主人公が新しい。
主人公のまわりを取り巻くキャラクターとても魅力的なのですが、肝心の主人公の無計画性と魅力の無さは致命的だと思う。
ラスボスがあの人だった展開は完全に蛇足。
手前二度も話を転がさず、初めの彼女がラスボス>>続きを読む
お話としては期待していたものを全く見ることができなかったのですが、本シリーズ独特の若手俳優達の演技合戦はいつまでも観ていたい。
不謹慎ながら人が次々死んでいく様に声を出して笑った。
シンプルに主人公の成長物語としても面白い。
一匹狼のジョン・ランボーが仲間を得て暴れる姿は本シリーズの中でも最高にあがる一幕。
ホラーとして良質な完成度を保っていながら、社会派のテーマを入れ込む秀逸さ。
アリ・アスターと、このジョーダン・ピールという人は、映画監督として頭一つ二つ抜けてると思う。
画面に映る全てがまるで纏わりつくかのように不気味で不快。
「逃げられない」という恐怖が、どこまでも絶望的。
「I am a Hero」もそうだけど、佐藤信介監督は冴えない主人公の描き方が秀逸。