えぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ニューヨークの中国女(1968年製作の映画)

3.8

映画よりインタビュー(というよりゴダールの話)はわかりやすいような。正しさと真実。真の映画は、ベトナムや南米の同志に、映画の理論を伝えたら生まれるはずだ。『中国女』観ます。

1PM-ワン・アメリカン・ムービー(1971年製作の映画)

3.7

堀先生のトーク付き。
「再演(異化)」とモンタージュについての試行錯誤

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

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ファンタジーだと思ってたらけっこう違った。のでちょっと今の気分には合わないな〜と思いつつなんとなく最後まで観た。怪物の造形がすごい。

怪物(2023年製作の映画)

3.5

よく"作られている"作品だと思った。
要素が多すぎてそれぞれが中途半端にしかみえなかった。2人以外の人物像もそう(女性たちとか、依里の父とか)。解決策を提示しない、答えを与えることができないことなのは
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カラビニエ(1963年製作の映画)

3.6

てっきり70年代ちょい前くらいだと思ってたら、けっこう初期だった。めちゃくちゃに風刺が効いてる。映画史への参照のところとポスターになってる絵葉書のところは好きだった。男たちがズレてるんだよな〜だから死>>続きを読む

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.1

ダゲール街に店を構える人々っていうある種の匿名性から、馴れ初めや自分の夢についてなどを語ることで個別性へ。今はもうそこにはないしいないのかもしれない。ヴァルダの映画はひとりひとりへの愛に溢れている。>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.8

バカンス=楽しさ、の記憶があったけれど、今父のことを思い出すとそれは必ずしも楽しさではなく、哀しみが大きい(と思われる)っていうのが、説明されずに映像で語られる。その父が抱いていた苦しさみたいなものが>>続きを読む

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

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チャップリン=サイレント、コメディのイメージが強かったので、けっこう意外だったし、面白かった。チャップリンの政治性みたいなもの。

ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

先生の解説付きで再鑑賞したので。教室のスクリーンにうつるデカアダムさん最高。

内容は知ってたけど、重い。。。個人的に撮り方があんまり好みじゃなかった…ホラー映画かな?って。アダムさんの演技はいつ見て
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.6

う〜ん、改変部分を考えるとなんだか難しくなったな…パワーバランス的なものが観やすくなったのはあるんだけれど、あまりにも表面的にしかみれない気がする。よく言えば観やすい。リスペクトのうえでのリメイクは難>>続きを読む

冷たい水(1994年製作の映画)

4.0

以前レコードのシーンで挫折したので再チャレンジ。焚き火を囲んで踊る場面、最後の冷たい水がよかった。映像の質感も音楽も好み。ただジルがなぁ…このポスター天才だよ…Me & Bobby McGeeとUp >>続きを読む

恋人のいる時間(1964年製作の映画)

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思ったより普通だった。会話はみた感じ噛み合ってるようにみえるけど…シャルロットがビョークに見える。あの夫に子どもと会いに行くカメラ回転させて画角を広げるところがめちゃくちゃに好きだった。

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.8

タイトルのとおり「私=オルガ・ヘプナロヴァー」がずっと中心、つまり主観。モノクロなのもあって、クライマックスにあたるところも含めて常にずっと同じテンションなのが長く感じたし、あ、続くんだって感じ。初め>>続きを読む

パッション(1982年製作の映画)

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う〜ん、難しい。これでもかってくらいに音と映像がずれる。同じ場にいる人同士の会話なのだけど画面に映っている人ではなくその周囲の人の声が語る。光へのこだわりと物語性の排除。労働と愛は似ている。ゴダールの>>続きを読む

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

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キャスパーが電車の中で施しをしたのが、なんだかいいなと思った。矛盾みたいなもの。別に解決に至るわけでもないし、結局はテリーを含めた男性の映画なんだと思う。

へ〜Supremeなんだ

ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.8

けっこうおもしろかったな。映画に関するメタ発言で笑っちゃうし、絶対にない展開をやるあたりこれは映画なんだな。長い長い渋滞でのロングショット、バッサバッサ切るイメージが強いからめずらしくない?超イケてる>>続きを読む

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

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映像美…『ガン・ファイター』のポスター横に立つおじさんの構図がめちゃくちゃに好きすぎてその記憶がこびりついている。似ている設定から過去と現在を暗転させることなく繋げるあたりすごいな。

ファンタジア(1940年製作の映画)

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実は初めて観た。音と映像の同期がすごい。あとアニメーションって本当にどうやってるのでしょうか…?無知すぎる。ミッキーのパートこんな少ないんか…

青春神話(1992年製作の映画)

3.9

あ〜〜〜😭アジアの青春たまんないわ…こういう暗さが非常に好みでして…鬱鬱としていて、『理由なき反抗の』ジェームズ・ディーンにはなれないし、この狭い場所から離れることもできない。フラストレーションが溜ま>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃに好きだ…何かが変わるかと言えば自分の中では大きくは変わっていなくて、でもまわりの環境は変わっていて生活は続く。季節が巡るのがいい。その人自身の精神がその人が選んだ・構成するものからわかる>>続きを読む

キートンの隣同士(1920年製作の映画)

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キートンめちゃくちゃおもろいやんけ…
時間がない中、I love youをI love you 2に書き換えるの最高に好きなんだけど…

早春(1970年製作の映画)

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観たかったはずなんだけど、、、期待しすぎた感と思ったのと違った感じ。あまりにも痛々しすぎて…わからなくもないんだけど…黄色のコート(というよりレインコート)が素敵。水がいっぱい出てきてよかった。プール>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.3

王家衛の撮る張震が素晴らしすぎて震えた…タイトルカード、オープニングクレジットからは『花様年華』を思い起こすけれど、妖艶さが増し増し。あのチマキな…包み方も食べ方もなんかもうエロすぎて、何も性的な接触>>続きを読む

Serpentine Gallery Program(原題)(2006年製作の映画)

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何をどう観たらいいのかわからなかった…勉強不足。『秋のドイツ』のモンタージュを挟みながらクルーゲの朗読が流れるところ好き。

帰れない山(2022年製作の映画)

4.0

映像がめちゃくちゃいい。父親の死からの山小屋までの流れがかなり好きかもしれない。心にくるものがあった。2人の人生の交差と壮大な景色を眺めることができてこういう映画には弱いんだよな〜とつくづく思いました>>続きを読む

愛の神、エロス(2004年製作の映画)

4.3

「若き仕立屋の恋」のみ

王家衛の撮る張震が素晴らしすぎて震えた…タイトルカード、オープニングクレジットからは『花様年華』を思い起こすけれど、妖艶さが増し増し。あのチマキな…包み方も食べ方もなんかもう
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.3

"Ich liebe dich."の多義的な使用。「愛しているは信じるけれど、それが本当なのかはわからない」みたいなセリフにハッとさせられた。何よりすごいのは部屋から動かない舞台なのにもかかわらず自由>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

性善説についての映画でしょうか。

モヴィ・ディックを殺すことを成し遂げたら何か変わると思っている船長と同じで、出てくる大人たちは自分の人生にいる大切な人だったり、隣人だったりに何か良い影響を与えたい
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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涙を流すジャンヌを見て『女と男のいる舗道』わ思い出した。あのアンナ・カリーナはオマージュなのか。けどブレッソンの方が好みだった。これは映画館で観た方がいい。

話の話(1979年製作の映画)

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断片的なイメージの連続だけどゴダールとかとはちがって、アニメができる何かって感じ。『ユーリー・ノルシュテイン傑作選』

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.7

1番これが観たかったのよ〜霧の中のモンタージュすごいのと水の煌めき。丸太に座ってお茶を飲みながら星を数えるの最高ね。『ユーリー・ノルシュテイン傑作選』

アオサギとツル(1974年製作の映画)

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早くくっつけよ…『ユーリー・ノルシュテイン傑作選』

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

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1コマ1コマ動かして世界を作り上げてると思うとアニメと映画って映像ってくくりではあるけれどかなり別のものなのかな〜と思ったり。春になるシーンがすごく好き。『ユーリー・ノルシュテイン傑作選』

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

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イコンが動いてる…!『ユーリー・ノルシュテイン傑作選』