andardさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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断崖(1941年製作の映画)

3.6

両家の令嬢と結婚した遊び人の話。

やっぱり、あーこれが有名な電球ミルクか、が一番の感想。
疑惑はどうあれ、どっちにしてもクズだし、今後も変らないだろうなあ。
だめんずな女性。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

3.7

墓参りの帰りにゾンビに襲われる。

ゾンビを生み出した功績が素晴らしい。
話の展開も楽しめる。
ゾンビの演技も手探りな感じが愛らしい。

車の鍵がないからサイトブレーキを外して下っていくところが良かっ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

精神に異常をきたした米軍の将校によって引き起こされる冷戦下の最終局面。

風刺映画として面白い。
空中給油をバックに流れる手書きのオープニングロールのデザインがいかしてる。

カウボーイハットの理由が
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

砂の惑星で行われる覇権争い。

大作を見たという高い満足感が得られた。
世界観、衣装、道具類も素晴らしい。
新しい登場人物の配役も魅力的。
最後の方は展開が早い。
次回作にも見たいのでヒットしてほしい
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(2023年製作の映画)

4.0

障がい者支援施設で起きた凄惨な事件。

内容もすごくよかったけど、そもそもこのことを映画にしたことに敬意を表したい。

明確な答えの無い問題を自身の不遇さの腹いせに自分だけが答えを見つけたかのように振
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薄氷の告発(2023年製作の映画)

3.5

本作は性被害を描いたもので、もしそのような経験をされた方は絶対に見るべきではないと思います。

性被害にあった、韓国のスケート競技の代表選手の話。

全く救いのない話で全くカタルシスがないけれど、製作
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ZOO(1985年製作の映画)

-

事故でパートナーを失った双子の兄弟と事後で片足を失った女性の話。

途中意識を失いつつ一応最後まで見たけど、何が何やら。
とりあえず、タイトルはズーではなくて、Zとゼロ2つ、ということがわかった。
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.6

パートナーとうまく行ってない二人が旅に出る話。

好きな人が結構いて、だから4K版が出たんだろうけど、自分にはその魅力がよくわからなかった。

やめとけよ、と言われいたことをやってしまって、言わんこっ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

80年代、アイルランドで母親の出産が近いため里親に出された子どもの話。

タイトルの通り、静かで良い感じ。
ただ最後に回想を入れてくるのが好きになれなかった。
アイルランド語が馴染みがなくて興味深かっ
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.8

貴族の屋敷の絵を描く仕事を請け負った画家の話。

それなりに楽しめるけどプロスペローの本を先に見たせいで普通に感じてしまった。

かつらとか洋服とか非合理的に見える当時の風俗が奇妙に見える。
サスペン
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.0

弟に地位を奪われた王が娘と島流しにされそこで復讐を企む話。
シェイクスピアのテンペスト

P.グリーナウェイの意図は半分も理解してない気がするけど、すごいものを見た感じられる。

NHKのハイビジョン
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

殺人者と目撃者の子ども達

事前情報無しで見れたのでめちゃくちゃ楽しめた。
3人の子ども達は本当に素晴らしく、岡田将生もはまってた。
沖縄の使い方も良かったな。
ちらっと基地が写ったりするのも。
最初
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

合唱部の中学生とヤクザの交流。

とても良くできてきている気がするし、撮影の雰囲気も良さそうだか、と想像したけど、最後まで楽しみ方をつかめずに終わってしまった。

それは原作も同様に単純なギャグでもな
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

落下した人を巡る法廷ドラマ。

法廷ドラマとして楽しめた。
何だか変だな、という始まりから、段々と解き明かされていくのか楽しい。
物的な証拠の追求よりも心理的な動機の有無になっていくのも、勝手にフラン
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

ナチス軍対フィンランドの老人

楽しめるけど期待したほどのカタルシスは得られなかった。
強いというより我慢強い、という感じ。
フィンランド人もナチス軍も英語で会話するインターナショナル仕様。

何で金
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マッチング(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

マッチングアプリを通じておかしな人と出会う話。

テンポが悪く、イライラしてしまい、挙げ句ストーリーも何とも言えないしょうもない内容で、残念な気持ちになった。

友人に呼ばれて家に言ったら電話に出なく
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

9.11への報復としてタリバンを殲滅するためアフガニスタンに駐留する米軍に通訳として協力した現地人の話。

話も楽しめるし、俳優陣も良いし、ドローン撮影も映えている。

一方で、見終わると、映画のこと
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.6

アメリカ領サモアのサッカー代表チームの監督に左遷される話。

アメリカ領サモアの存在自体を初めて知った。
実際にそうだったのかもしれないけど、1試合で終わるのがあっさりしすぎていると感じた。
どうして
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.7

祖父母宅を訪ねたら何か変だな、という話。

しっかりと妙な話を味わえる。
古川琴音は流石。
細かい設定はよくわからないけど、それで良いような気がする。
ギャグも、笑って良いのかと心配になりながら笑う感
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ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)

3.8

過去の恋愛を思い出す話。

ほとんどお酒とタバコだけで、食事のシーンがほとんど出てこないので、ずっと不健康な感じ。
2000年初頭が困難だったのか、あんまり記憶にない。
侯孝賢の映画にテクノが流れてる
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

-

失踪した主演俳優を探す映画監督の話。

途中で意識が飛んでしまった。
ずっとなんだろう、と思ってみたら、最後に少しわかる、という感じ。

難しいことはわからないし、そこまで興味もないけど、ビクトル・エ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

1600年代の朝鮮で盲目の鍼師が王宮の殺人事件に巻き込まれる話。

予告編が面白そうで、見てみたら本当に面白かった。
設定も良いし、実際の史実と結びついているのも良い。
目に鍼が近づいているポスターの
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.1

長期間の隔離生活から放たれた男の話。

話も面白く、撮影や音声も面白い。
体は大人で頭は幼児という点で哀れなるものたち、との類似がある。

ハンディギャップの人たちとの交流も、ドキドキしつつも、良いな
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

日露戦争帰りの元兵士が北海道で一攫千金を狙う話。

漫画は序盤を少し読んだ程度だけど実写映画化するのは大変だっただろうと想像する。話も楽しめた。
ところどころ恥ずかしくなるシーンがある。漫画の実写化の
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

事情があって転職した二人の若者の交流。

見始めてしばらくすると、ああとても良い作品を見ている、という気持ちになる。
延々に見ていたい、終わるのが寂しい。

自転車が世界を広げる瞬間とか、最高。

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

人生をやり直す女性の話。

ヨルゴス・ランティモスなので訳のわからない話かと思ったら、わかりやすくて良かった。不思議の国のアリス的な話。
終盤で思えば遠くへ来たものだと感じられる。
エマ・ストーンの衣
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

3.7

4人の登場人物の恋愛模様。

最初はなれなくて辛かったけど、段々馴染めて最後は楽しめた。

変な会話を書こうとして書いてる感じはある。
そんなにしつこく時間軸を前後させなくても、と思う。

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

3.8

瀕死の吸血鬼と出会った少年の話。

久しぶりに物語シリーズは記憶の通りで期待を裏切らないクオリティ。
一方で知ってる通りの内容ではある。

フランス語の多用とか、その恥ずかしさも含めて、これだよな、と
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

北朝鮮から脱出する人々を支援する韓国の牧師を追ったドキュメンタリー。

北朝鮮から脱出し、いくつかの国を経由して安全な国に移動する過程にある家族に同行して撮影された映像が見られることがとにかくすごい。
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.6

黒柳徹子の幼少期に通った学校の話。

トットちゃんを読んだかどうか覚えていないけど、概ね想像通りの話だった。

人物の描写で唇が特徴的。
男性も口紅をひいてるようにも見える不思議な感じ。
生徒は皆裕福
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

街に来たチョコレート職人が一旗揚げようとする話。

ずいぶんとウォンカの性格が違うなと思ったら、この映画はティム・バートン版の前日譚ではなく、1971年版、またはその原作の前日譚ということらしい。
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

音楽家のレナード・バーンスタインの話。

主に妻との関係にフォーカスしていて、伝記的な要素は薄め。
パーンスタインは名前くらいしか知らないでみたので、初めて知ることが多く、へー、って感じ。
演出も含め
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

渋谷区の公衆トイレの掃除人の話。

ヴィム・ヴェンダースの映画を観たという満足感が得られる素晴らしい出来だった。
自分が認識している東京をさらに広げてくれた。

ヴェンダースの映画には、孤独な男や、そ
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市子(2023年製作の映画)

3.9

婚姻を控えた女性が疾走する話。

雰囲気があってよかった。
役者陣の真剣さが伝わってきた。
原付きでトンネルを抜けた先の景色が自分が持つ奈良のイメージにぴったりだった。

渡辺大知の件はそれでいいのだ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

フィンランドの労働者階級の男女が出会う話。

良いものを見たと思える映画。
ある時代に注目されていた映画のジャンルのど真ん中、という印象。

視線へのこだわりが面白いし、素晴らしい。
一方でロシアのウ
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

4.0

共感感覚が欠けている主人公が覆面の殺人鬼におそわれる。

嫌な雰囲気が最後まで持続して楽しめた。
話も面白い。
浦沢直樹のモンスターを思い出す。
絵本の内容は頭に入らなかったな。

サイコパスについて
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