andardさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

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昼顔(1967年製作の映画)

3.5

ルイス・ブニュエル、カトリーヌ・ドヌーヴの2本立て2本目。

カトリーヌ・ドヌーヴをどれだけ酷い目にあわせても、娼婦にしても、カトリーヌ・ドヌーヴの美しさは変わらない、という話、パート2。

カトリー
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

2.5

カトリーヌ・ドヌーヴをいろいろひどい目に合わせるけど、結局カトリーヌ・ドヌーヴの美しさは1ミリも揺らぎませんでした、という話。

冒頭にメロディがあるのかないのかよくわからない鐘の音が延々と続く。
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.5

アニメーションの凄みが味わえる。

五十嵐大介の漫画は素晴らしいと思っていて、でもアニメーションになると漫画として良かった点が失われる可能生が高いとタイプだと思ってたが、ちゃんと良さも残っていて安心し
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

嫌な気持ちにさせるための映画、という印象。

あえての不安定なカメラ(地獄の前まで)
ちょくちょく挟まれる、なんの工夫もない資料映像

たびたび挟まれるグールドの演奏シーングールドの独特さ(歌いながら
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.8

全てのショットが美しい。

ちょっと長い、ということと、レコードのジャケットがちょっとダサい、ということ以外に何も言うことがない。

舞踊団が初舞台を影から見ている男のライティングとかその後の打ち上げ
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ビリディアナ(1960年製作の映画)

3.0

信仰心を試されるような試練に襲われる修道女の話。

足フェチ変態おじさんが襲ってくるパートとその息子のパートに分かれる。

救うことの難しさ。
ホームレスは言うことを素直に聞くような玉じゃない。
馬車
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

3.0

そういうスタンドに攻撃されてるかの様に部屋から出れなくなった人々の話。

スペインが内戦になって、母国のスペインを離れて、メキシコにたどり着いたという監督の来歴を考えると、自ら国境線をひいて、そこにい
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

感覚が世間ずれした凄腕殺し屋の話。
殺し屋として凄い部分と抜けている日常のユーモアが交互に来て飽きさせない。

オープニングが攻殻機動隊(SAC)の1話っぽく始まる。糸みたいな演出はまあまあ。

アク
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.4

実話をベースに東ドイツの当時の状況を再現している勉強になる映画。

全く知らない、ベルリンの壁ができる前の東ドイツの状況が描かれていて、色々と学びがある。

例えば、壁ができる前は、簡単なチェックだけ
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.0

最終的なオチまで引っ張られる群像劇。

一つ一つの話は、ちゃんと面白そう。
ただ二周目に前回の繰り返しが続いたり、他の視点でもう一回同じことを繰り返したりするのは、ちょっとしつこい。

犬の視点は何な
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卒業(1967年製作の映画)

3.3

前にも見た気がするけどリバイバルやっていたのでなんとなく見た。

まあ、当時のアメリカの若者の雰囲気だったんだろうな、という印象で、冷めた目で見てしまうと、ワガママ童貞お坊っちゃん大暴れの巻、って感じ
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0

期待を裏切らない王道のミュージカル映画。

元の話は詳しく知らないけど、現代風にアレンジされてるようで、女の子を勇気づけてくれると良いなと思った。


個人的な好みとしては、ウィル・スミスの音楽パート
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.2

リアム・ニーソン映画としての期待にある程度答えてくれつつ、最終的に色々混ざってきて変な方向に行きつつ、最後は一応帳尻をあわせてくれる。

映画が始まってから復讐が始まるまでの流れは無駄がなくスムーズに
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

2.8

信仰に関する疑問を子供のエピソードを通じて問いかけてくるような映画。

教室の雰囲気や会話の少なさが生む雰囲気は悪くないと思った。

信仰に関して子供が持つ疑問としては、わからなくはないが、大人として
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

-

ビクトル・エリセ2本立て2/2
子供が中心の映画は、フィクション、ノンフィクションの境目が曖昧になる。
また忘れた頃に見ると思う。

エル・スール(1982年製作の映画)

-

ビクトル・エリセ2本立て1/2
何回見ても途中でウトウトするけれど、また見ると思う。
ホクロは光と影の演出にあっていると思う。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

怪獣映画にふんだんに家族のドラマが織り込まれている。

長い間、TOHOシネマズで予告編を見ていたので、さぞ怪獣が大暴れしてくれるものと期待していったところ、まあ概ね満足できた。

キングギドラが充電
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.9

いろいろと込み入った事情が徐々に明らかになっていって、今まで隠してきたものが乱暴にあかにされる話。

イラン人の監督がスペインの田舎で撮った映画。

スペインの田舎の事情、経済やら移民労働者やら過去の
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.6

厳しい話をきれいなきれいな映像で包んだ感じ。
ライトと黄色い衣装が特によい。

過去と現在が行き来する構成によって過去の幸福な時代が失われたことの悲しさが伝わってくる。

出所した友人が見たという「本
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プロメア(2019年製作の映画)

3.3

最初から最後までハイテンション。
アクションシーンが、といってもほとんどがそうだけど、ぐわングワンに動いていて、ああすごいなとは思う。


好みだとは思うが、もう少しメリハリがあったほうがありがたい。
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

2.9

予告編やポスターでイメージしていた内容の通り。
ロマンチックでセンチメンタル。
見方によっては、かっこつけすぎた、ちょっとくさい話。
非アメリカ人が(多分アメリカ人もまた)、イメージするアメリカっぽさ
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

3.3

紹介されている通り、復讐劇ではあるものの、奇妙な話だったという印象が残る。

奇妙さの原因は、この地域の信仰や風習に依拠するところも多いと思われる。

例えば死んでも死体を防腐剤でミイラにして、葬儀を
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

2.8

予告編を見てイメージしていた内容と全然違っていた。世の中にはそんなことするやつも居るんだなあ、という話。
選曲と鳥の絵はとても良い。

あんまり演出が上手い、という感じがしない。最初に、さあこれから、
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

2.9

話の特質上、最後に何が起きるのかをずっと待ってしまうけれど、それでも一定のカタルシスは得られる内容で、見ていないのでわからないが、TVドラマ版を見ていた人にはいろいろとサービスがあったんだと思う。>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

いろいろなタイプの人間たちの群像劇で、俳優陣の演技に魅了される。

特に、テルコとマモルのベッドシーンでの演技に見えないカップルのやり取りが素晴らしかった。

それからナカハラ役の人が素晴らしく、特
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オアシス(2002年製作の映画)

4.3

観客として安全地帯で見ることを許さない映画で、圧倒されてしまった。

何でこんなところに連れてくるんだよ!、人に見られると恥ずかしいだろ!と思ってしまう自分の差別意識に向き合わされる、つらい映画だった
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.0

時系列や視点が移ろう構成が面白い。
年代のせいもあるけど、ださくて異様。
不快な話なんだけど、何が不快かというと主人公の選択のまずさ。あと、あごひげ。

備忘録
ナナフシで始まりカマキリで終わる。
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

とにかく面白い。
細部へのこだわりも素晴らしい。

前半の登場人物が南米に至る経緯の描き方も丁寧で、後半の南米の町に来てからが随分遠くに来てしまって、もう二度と元の生活には戻れない絶望感がよく出ていて
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8

無線が効かない南極基地という密室の中でお互いが疑心暗鬼になるシチュエーションが活かされていてとても面白かった。

特殊効果もよくできていて、いい感じに気持ち悪く仕上がっている。爆破も贅沢。

基本的に
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.0

アイデアは面白いけど、ちょっとこの時代に見てしまうと、あまり乗れなかった。

リバイバルする程の話かなと。当時観てた人向けなんだろけど。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

期待せずみたが、とてもよくできていて楽しかった。

ポケモンは白黒の時代にやったくらいで、自分があんまり詳しくないことが残念だった。
ちなみに正に裏技的にステータスとか変えたりしていた気がする。

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シャザム!(2019年製作の映画)

3.6

メルモちゃん的な話で、子供は子供なので多少フラストレーションが貯まる展開もあるものの、最後はしっかりとカタルシスを味わえる。

導入から急展開していく構成は振り返るとよく出来ている。
心は子供のままで
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

-

きれいな女性が裸に赤い絵具を塗っているシーンといかしたタイトルに惹かれた。

きれいな女性の裸がたくさん見れる点はとても良かった。

視線と効果音が特徴的。
ループする話。
主題はガラスの瓶とのこと。

エデン、その後(1970年製作の映画)

-

きれいな女性がフランクに裸を見せてくれる点はとても魅力的。

なんとなくの話はありそうだけど、掴みにくく、理解ができない。
繰り返し同じようなことが起きて最後は夢オチ。

まあ、人間が頭の中で考えてい
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.0

大分時間が経っている映画には新しい作品では辿り着けないような味わいがある。

出演者がみんな味のあるいい顔している。

洋服も絶妙のセンスで今では辿り着けない雰囲気が出ている。
多分白人が同じ格好して
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

2.5

よくあるタイプの、関係者の証言と本人の映像や音声が交互に出てきて時系列に語られていく、ドキュメンタリー。

個人的には全然詳しくないので推測だけど、元々好きな人にとっては特に目新しい情報はなかったんじ
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