andardさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.5

京劇の養成所で出会った二人子供が時代の変化に翻弄されながら生きていく話。

なんとなく見ないまま来てしまったけど、見れてよかった。
あの時代のチェン・カイコーにしか撮れなかったとてつもない作品。
冒頭
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

トム・クルーズのMIシリーズの7作目
悪者が世界の覇権を得ようとするのを阻止すべく戦う秘密組織の面々の話。
2部作の1作目。

過去のシリーズ作品は一部見ているが覚えていない。
前作から継続して出てき
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

ローマ教皇傘下で悪魔祓いをしていた人物をモデルにしたフィクションで、悪魔憑きの少年と対峙する話。

紆余曲折あったと思われるが、シナリオの苦労が伺われた。
スタンド使いとの戦い感がある。
特に必殺技み
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

少年が疎開先の母方の実家で不思議な出来事に巡り合う話。

宮崎駿の新作を見れたことで満足できるし、相変わらずのハイクオリティアニメ。

話はよくわからないけど、80歳になっても主題が母親だったりするん
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.6

ボウリング以外は適当に生きてる男が同じ名前の資産家と出会って厄介に巻き込まれる話。

長いお別れ、の雰囲気もあるし、90年代後半のノリも感じる。
湾岸戦争のの始まりやら、ベトナム戦争のベテランが出てき
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.0

農場で暮らす少女が一線を越える話。
Xという映画の前日譚。

Xは未見。
ルックはちょっと惹かれたけど、話は特に引っかかるところがない平凡な内容。
ボスターを見て想像した通りの話。

好きな人がいるの
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ベリッシマ(1951年製作の映画)

3.8

グイグイ行くステージママの話。

音楽が豊かで、笑えるところもあり楽しい。
当時の生活の様子も興味深い。

愚かな親がまんまと騙される話になりそうでならない展開も意外性があり良かった。

こんな時代か
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ドキュメント サニーデイ・サービス(2023年製作の映画)

4.0

サニーデイ・サービスのドキュメンタリー。
コロナ直前からコロナ後までの状況とバンドの歴史の紹介。

そこまで追いかけていたわけではなかったのでバンドの歴史がよくわかった。
また曲もたっぷり聞かせてくれ
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

3.8

夫が神様に乗り移って妻に迫る話。

探偵と同じ日に見たのでとても見やすい。
映像もきれい。
ギリシャ神話や哲学の素養はないので理解は諦めている。

あとこれに限らずフランス語のダジャレ的なのも毎度よく
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ママボーイ(2022年製作の映画)

3.4

過干渉の母と二人で暮らす30歳前の男が年上の女性に出会う話。

ずっとまったりしていてテンポが遅く、イライラしてしまう。
あまりセンスも感じられない。

熱帯魚のこととか、モニタールームとか、色々とも
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MEMORIES(1995年製作の映画)

4.2

大友克洋の3つの漫画をアニメ化したもの。

久しぶりに見て、改めてクオリティの高さに感動する。アニメーションの技術に詳しい訳ではないけど。
だけど、3つとも話の内容はそんなに好きになれないのはカタルシ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

インディージョーンズシリーズの最終回?

大作冒険ものとして十分楽しめた。
陸海空で延々と追いかけっこが続く。
オチも笑える。
やっぱり飛行機には乗るんだな、とか。

無関係に殺される人が結構出でくる
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ゴダールの探偵(1985年製作の映画)

-

ホテルが舞台の群像劇。

ストーリーはあってないようなもの。
面白いとか面白くないとか、そういうことでもない。
ゴタールの問題意識も全然わからない。

映画館を出て、ああこれは良かった、とか、そういう
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フェイシズ(1968年製作の映画)

4.1

夫婦倦怠期もの。

楽しい気分にはならないけど、すごいものを見たと思える。

久しぶりに見て、内容は全然覚えてなかったけど、定期的に頭の中で「金髪のジェニー」が流れていたから、ああこれか、となった。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.7

改造されて超人的な力を持った少女の話。

part1を見た記憶はあるけど内容はぼんやり。
前作から居たであろう登場人物は全然わからないけど楽しめた。

主演のシンシアはどこかで見たことあるような気もす
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

殺人の容疑者と弁護士の対話。

スペイン映画のリメイクとのこと。
面白いシナリオ。
密室事件を密室で話している、という状況も良かった。

見たこと無くもないタイプ。
最後がうまく理解が出来なかった。
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

京都の旅館で起きる不思議な話。

アイデアが光る面白い話。
何度も繰り返し行われたと思われる撮影の苦労が想像される。

ワンシーンワンカットなのでどうしてもカメラマンが意識される。
冒頭の主人公を追い
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クリーン(2004年製作の映画)

3.7

薬物中毒の女性が立ち直ろうとする話。

マギー・チャン、オリヴィア・アサヤスということで。
慌ただしい。
イーノの音楽はとても良いけど、チート感もある。
マギー・チャンの歌は全然良くない。
冒頭のMe
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.8

映画製作会社で働くアシスタントの女性の1日。

ほとんどのシーンでカメラは固定されていて、それが特別な雰囲気を出している。
主演のジュリア・ガーナーが全てのシーンに出ていて、彼女のプロモーションビデオ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.6

ディズニーによるアンデルセンの人魚姫の実写版ミュージカル。

丁寧に作られている。内容は想像の通り。
ミュージカルにしては歌が少ない印象。
Part of your worldは序盤とは別にもう一度し
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

父と娘のトルコ旅行の思い出。

ギブスをして旅行という設定が秀逸。
一方でギプスが外れた後により不安定さが増したように見えるのも興味深い。

ずっと死の空気が漂っている。
次のシーンで、ああよかった、
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同じ下着を着るふたりの女(2021年製作の映画)

3.7

互いを憎む母と娘の二人暮らし。

タイトルが秀逸。
傍から見ると謎なんだけど抜け出せない依存関係の話。
どちらが良い悪いは別として、娘が子を産んだ時にどのような親になるのかと考えたりした。

事故?が
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小学生の児童二人の話。

展開が進んでいくに連れて、どういう話なのかがわかってきて、なるほど、となる。

子供が出てくる映画はたいていそうだけど、子供たちが素晴らしい。
特に柊木陽太がすごすぎてちょっ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

孤立した村で連続して起きた昏睡レイプ事件を契機に女性たちが対処方法を話し合う話。

抜群の雰囲気と配役がよかった。
前情報を無く見たので、途中の展開にシャマラン的にびっくりした、まさかのモンキーズだっ
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.9

孤独な女性が公園で少年を拾う話。

画質も映像も時代を感じさせるもので、内容もあいまって楽しめた。
主演のサンディ・デニスのぎりぎりで正気をとどめている演技が素晴らしかった。

産婦人科の待合室で子供
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.2

追い込まれた刑事とそれを追う追い込まれた監察官の話。

韓国版は見てない。
話は面白いし、俳優陣も素晴らしいし、映像も良くて、存分に楽しめる。
岡田准一と綾野剛の顔芸が本当に素晴らしかった。
と見かけ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

特殊能力を持つ漫画家が取材の中で自分の過去とも関係する事件に巻き込まれる話。

高橋一生の鼻の穴がとてもきれいだったのが印象に残った。
タイトルやポスター、予告編から期待した雰囲気とは少し違う印象。
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

ターというベルリンフィル指揮者の話。

嫌なことが起きそうな雰囲気とケイト・ブランシェットがよかった。
ノエミ・メルランもいい。

最初の対話のシーンで必死に話についていくのが楽しい。

男性版のこう
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

身寄りのない少女が家庭に引き取られる話。2作目。

二作目としてよく工夫がしてあり楽しめた。
時間軸の設定上結末はわかっていても、展開も面白い。

記録漏れ。

この主演の人にとってこのシリーズに出続
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.8

米国の白人至上主義の女性陣が集会を開いた結果、狂った意気投合をする話。

ワンカットによるリアルタイムの進行が緊張感をもたらし狂気の沙汰を強調する。
監督自身が有色人種として被差別側の立場で米国で生活
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.7

3作目

一作目の記憶が曖昧で、その後の話を直前に調べた程度で見たけど、それなりに楽しめた。
しかし、関係性はわからないところもあった。

ジェームズ・ガンが復帰できてよかったね、という感じ。

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.6

ジュリア達の話。

面白く、教訓的でもある。
途中からどれがどれだかわからなくなってくるけど、それでいいと思える。
つまり、あっちと比較してこっちはどうだ、ということが無意味に思えてくる。
あのときこ
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コレヒドール戦記(1945年製作の映画)

4.5

フィリピン沿岸部を警備する米軍のチームが真珠湾攻撃を端緒に開戦となり日本軍を相手に奮闘する話。

日本人の観客としてどうしても純粋な気持ちでは楽しめないながら、素晴らしい戦争映画。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

極度の肥満により命の危機に陥った男の過去。

とにかくあのタイプの肥満の人の日常が説得力がある。
ものを手元に持ってくるということの困難さや自分の体重により怪我をしかねない日々。
そして立ち上がったと
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.9

ロバが転々としていく話。

能の面と一緒で勝手にこちらがロバの表情を読みとってしまうのが面白い。
一つ一つのエピソードは色々と背景があるんだろうけど読み取れず。
その辺はバルタザールと似た印象。

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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.7

汚穢屋の二人の若者と浪人の娘の話。

汚物の映像は迫力があり臭ってきそうな画面。
特に一旗揚げようとするわけでもなく、現状に不満はあるものの甘んじて受け入れて健気に生きる若者たち。
それでいいならそれ
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