andardさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

マルチバースに出会った洗濯屋の中国系アメリカ人。

終盤に畳み掛けるパートがとにかくすごい。こんなに色んなシーンを撮って編集するのはさぞ大変だろうと、苦労が忍ばれる。

話はずっとすべってて、イライラ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

卒業を目前に控えた高校生の話。

始まり方がきれいで撮影もバリエーションがあって面白い。

皆いいけど河合優実が際立つ。

卒業する学生の話の集大成という感じ。
恋愛やそれっぽい話が中心、それ以外の学
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

実在したとされる17世紀イタリアの修道女の話。

本物なのかどっちなのかなというサスペンスとして楽しめる。
ただ主人公の主観視点すらも、もしかして嘘なのかもと思わせてくるので、だんだん語り手の信頼が揺
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

友達の遺骨と旅する話。

記録漏れ。
良いノリだった気がする、だいぶ前で記憶がうすい。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

ジャズのサックスプレイヤーが世界一を目指す話。

音楽もの漫画の映画化は相当難しいと想像するけど、それがうまく行っていると思えた。
いわゆるジャズ音楽はそんなに好きではないけど、それでも劇中の音楽が楽
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.7

1980年代初頭のイギリスの海辺の街にある小さな映画館で働く人々の話。

まったりとした話。
ロケ地の映画館がいい。
それで成り立っている映画という気もする。 
イギリスで起きていた移民?排斥の話とか
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東京騎士隊(ナイツ)(1961年製作の映画)

3.6

急逝した父に変わり、二代目社長になったスーパー高校生の話。

適当に思いついたようなバカバカしい話だけどまあまあ面白い。

スパイダース前のムッシュの歌が良かった。
冒頭の徳武社長の3本締め?が迫力あ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7

銀行員の不正にまつわる話。

銀行ものとして、そんなことが起こるのか、という楽しみ方ができる。
TBSドラマとは違った池井戸作品。
わりとしっとりしてる。

橋爪功が元気。
柳葉敏郎の黒さと白髪がとて
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

売れない男性モデルとイルフエンサーとしてそこそこなモデルの女性とのカップルを中心とした格差をテーマにした話。

幕ごとに舞台が変わるのもあって最後まで楽しかった。

冒頭のモデルあるあるとか、デート割
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

シベリア抑留者の話。

そもそもこの話を知らなかったので、知る機会になってよかった。
映画としてはそこそこ。
さんざん見せられた予告編がとても苦手で見ないつもりだった。

桐谷健太がとてもよかった。
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

容疑所の女性に惹かれる刑事。

主人公が終始眠そうで、つられて眠くなり、見終わっても何がなんだか思い出せない。
ちょっとしつこかった気がする。

ロケ地がいい。
屋上の追いかけっこのシーンとか階段にな
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アメリカの友人 4K レストア版(1977年製作の映画)

4.2

額縁屋が犯罪に巻き込まれる話。

うすいコメディとしていい塩梅。
一方で全体を通して病気の懸念が支配しているのもいい。

色々と意味ありげに映画作家が出演しているのも含めて様々な映画のサンプリングがさ
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.2

旧西ドイツの街をさまよい人間になることに憧れる天使の話。

見ると毎回気分が良くなり眠くなる。

ピーター・フォークがやはりいい。
ニック・ケイヴの、絶対こんなこと言わない、のくだりも大好き。

ファ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

織田信長と濃姫の話。

キムタクは何してもキムタクになる。
なぜ桶狭間と長篠を飛ばして延暦寺なんだろう。
できれば桶狭間は見たかった。
どんな信長像を、とい期待してしまったところ、恋愛要素が中心でちょ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

アイルランドの孤島にある小さな村で二人の男が争う話。

ほうとうにくだらない諍いで、なんでこんな話を見なきゃいけないのか腹が立つんだけど見れてしまう。
ヴェネツィア映画祭で15分間の拍手が続いたらしい
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.7

2つの争ってる国の子供か政略結婚する話。

漫画は未読だけど、短時間よくまとまっているんだと思う。
いい話。
天狗の子は面白かった。

見た目とか関係ないよね、みたいな話なのかなと思うけど、そのことに
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

メキシコに暮らす女性が誘拐された娘を探す話。

息子の面影、と類似するテーマで、相変わらずメキシコは酷いことになっているな、という印象。

娘を探していく過程はサスペンス的に楽しめるけど、当然カタルシ
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大菩薩峠 4K版(1960年製作の映画)

4.0

大菩薩峠から始まる侍と侍に因縁も持った人々の話。三部作の一本目。

二部、三部は見ていないけどドラマとして楽しめた。
多分諸々省かれているのが想像出来る端折り方なんだけど、残念ながら原作(41巻で未完
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.7

特殊な運び屋の話。

カーアクションが楽しい。
グロリアものとしては定石通りという感じ。。
最後のアクションもさっぱりしていて良かった。

悪役陣も魅力的。
ポイ捨てするとことか良かった。
もうちょっ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

ハーヴィー・ワインスタインの件

感情が高ぶってしまって落ち着いて見ることができなかった。

すれ違いざまにぶつかりそうになって、ごめん、といったナイスガイが印象に残った。
あとりんご、オフィスで本当
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

70年代ニューヨークでタクシードライバーをするベトナム戦争帰りの男の話。

その後に作られた色んな作品が思い浮かぶ。
モノローグがあることを忘れてた。
シビル・シェパードが魅力的。若い。

出てくる黒
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.9

実在したブロンクス出身の成り上がりボクサーの話。

スコセッシで、デニーロとジョー・ペシでもうお腹いっぱい。

怒りをコントロール出来ないキャラは定番だけど、本当に嫌な気分になる。

この映画を見たラ
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情婦マノン(1948年製作の映画)

3.0

マノンという女性に惚れた男の話。

長い話の割に特別面白くもない。
当時の雰囲気が知ることができるのはいい。

蓮實重彦のトークが目的だったので映画はおまけ。
蓮實先生が、これから見る観客を前に、特に
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詩人の血(1930年製作の映画)

-

ジャン・コクトーの初監督作品。

映像で色々と面白いことをしようとしていたのが想像出来る。
話の内容はてんでわからない。
手についた口を自分の乳首に当てて、その後手を下に持っていくのが面白かった。
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テス 4Kリマスター版(1979年製作の映画)

4.0

イギリスの小作人の家に生まれた女性の話。
(せっかく4K版なのに2K上映なのは残念)

とにかくこの時代のナスターシャ・キンスキーが見られるのがいい。

映画としても今はもう出せない味わい。
米国から
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そばかす(2022年製作の映画)

3.8

性愛に興味が湧かない女性の話。

そういう人も居るよね、っていう話。
他のタイプのマイノリティとの対比も面白かった。

多くの人は社会との関わりを持たざるを得ず、社会はマジョリティを基本に設計されるも
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.8

一人の男性をきっかけに出会った女性二人の話。

展開も面白いし、ダンスとか海のシーンとか良かった。
3人とも善悪の基準で判断しきれない、キャラクターも面白い。
おばあちゃんだけが特異。

枕の羽が舞う
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

テロリストが搭乗してしまった国際線の話。

レベルの高いパニックムービー。
不穏な空気づくりがうまい。
実際にありそうな展開も面白い。
民衆の反応とか、日本だとまた違うんだろうな、など。
プラカード作
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

東京に暮らす聴覚障害のあるボクサーの話。

とても素晴らしかった。
真面目にいいものを作ろうと努力して、それが成功しているケースだと思う。

コロナ禍を逃げることなく作品に取り入れる姿勢も尊敬する。
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

鏡を通じて異世界に行き来できるようになった学校に居場所のないこども達の話。

道徳の授業で使われるような内容。
派手さはなく真面目。

キャラクターが野暮ったい。

これが今の原恵一作品なんだなと。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

IMAX アバター2作目

真面目に作られた大作という感じ。
ちゃんと面白い。
次につながる話。

長いので尿意との勝負。

日比谷のIMAXは小さくて十分に堪能出来ない。

快楽(1952年製作の映画)

3.8

モーパッサンの短編、仮面、テリエ館、モデルの映画化。

仮面
客引き、パーティー、ダンス、事件、という流れがとても良い。
特殊メイクも面白い。

テリエ館
窓の外からの撮影が面白い。
列車のシーンもい
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女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

3.7

天文学しか興味がなかった男が両親から結婚することを期待されて相手を探す話。

破局、から比べて明るくなってる。
パラサイトシングルやら、アイドルオタクとか、処女幻想とか、当時からの普遍的なテーマだと知
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破局(1961年製作の映画)

3.5

恋する男、との併映。
短編。

志村けん的な笑い。
今素直に見てしまうと、そんなに面白くはないけど、当時の技術で工夫して面白いことをしようとしていた苦労が感じられる。

死を感じさせるシーンが多いのは
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.8

1800年代、米国の士官学校で起きた殺人事件の解明に雇われた元刑事の話。

少し前の時代の全寮の学校で起きる事件を外部の探偵が探る、という設定が魅力的。
そこにポーが絡んでくるのも面白い。
暗さもいい
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.6

希少資源と高い技術力がある小国の話。

延々と、あーこんな時あいつがいてくれたらなー、と言ってるような印象。
最後はちょっと強引。
次に繋げるための作品という印象。

これしちゃだめ、って言われたこと
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