逃げるし恥だし役立たずさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

逃げるし恥だし役立たず

逃げるし恥だし役立たず

映画(283)
ドラマ(2)
アニメ(0)

ポケット一杯の幸福(1961年製作の映画)

3.5

フランク・キャプラの後期の作品、監督としてかつての勢いは落ちているが秀作。マイ・フェア・レディの老婆版で心温まる物語。童話を描き出すようなオープニングから、一難去ってまた一難、感動的なラストを迎える。>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

1.0

当方が「ジョン・ウィック シリーズ」の本質を理解していないのか序盤30分でギブアップ。映画は人生であり作品は作り手の行持と考えているだけに途中棄権は無念。
凝った世界観も大量の暴力もカサブランカもマト
>>続きを読む

ディル・ベチャーラ(2020年製作の映画)

3.5

「きっと、星のせいじゃない。」のインド版リメイクと聞けば避けて通るのが賢明。まず人種的に共感できない、青春恋愛譚とつきあうには歳をとりすぎたという理由。だが見事に裏切られる、心を撃ち抜かれる秀作。
>>続きを読む

リーサル・ストーム(2020年製作の映画)

2.0

巨大ハリケーンが襲来する中で強盗団と熾烈な戦いを繰り広げるアクション映画。
メル・ギブソン=リーサルという安易な邦題への不安に反して悪くない作品である。ストーリーも設定も無理矢理かつ乱暴な作品であるが
>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

2.5

NYで麻薬強奪事件が発生、犯警官8人を射殺し逃亡した犯人をデイビス刑事(チャドウィック・ボーズマン)が追い詰めていくクライムアクション。
映画ではなくテレビドラマの様な作品。テンポも良く、作り込まれて
>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.5

インドのスラム街出身の主人公がTV番組「クイズ・ミリオネア」で大金を獲得した物語。予想通りのベタなサクセスストーリーだが、幼少期のスラムの生活と取調室、現在の生活とラブストーリーを交互に展開、バランス>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.0

史上最高額の和解金を勝ち取った裁判の実話を元にした作品。エリン(ジュリア・ロバーツ)も陰で勉強して頑張った、弁護士エド・マスリー(アルバート・フィニー)も嫌々ながら裁判に全財産を突っ込んで頑張った。ハ>>続きを読む

デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

2.5

オーストラリア軍によるベトナム戦争での戦い、たった108名の小軍隊が2,000人の大軍を相手に戦った「ロングタンの戦い」を基にした実話。数で迫るベトナム兵を前に彼らはその場から動けなくなってしまう。正>>続きを読む

シマロン(1960年製作の映画)

3.0

89年のアメリカ・オクラホマ入植の時代が舞台。早い者勝ちのランド・ランはさながら"チキチキマシン猛レース"を感じさせる。古き良き時代に作成された映画。懐古趣味と言うなかれ、優れた演出の賜物である。脚本>>続きを読む

ジャンパー(2008年製作の映画)

3.0

軽い気持ちで観る作品。そう割り切れば、ストーリーや設定が破綻していようが爽快かつ面白い。愚かな若者が超能力を得れば悪事を行うのは必須であり、それを防ぐ事は理解できる。だが、ハンターのローランド(サミュ>>続きを読む

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

2.5

核戦争勃発の危機に直面したフランス海軍の原子力潜水艦の乗組員たちの運命を描いた作品。前半は特殊分析官シャンテレッド(フランソワ・シヴィル)を中心に展開、後半は核発射に備えて通信を遮断した潜水艦''レフ>>続きを読む

戦争の犬たち(1980年製作の映画)

3.5

期待してなかったが意外に面白かった。良作。クリストファー・ウォーケンの虚で怪しげな瞳にやられた。この瞳のおかげで花火の様な爆発などの安っぽい演出もリアルに感じられる。アフリカでの調査・拷問から帰国、ヨ>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.0

タイムマシンにまつわる作品は苦手だが理解は出来た。意外に面白い。主人公(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)と未来から来た自分(ブルース・ウィリス)とで未来の犯罪王を抹殺するストーリー。理解できない内容や>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.0

スティーブン・キングの作品に期待しすぎな件と言うべきか、スティーブン・キングの作品とて多数ある故に至極当然であろう。監督・脚本にフランク・ダラボンをもってしても悪くはないが良くもない作品である。
主人
>>続きを読む

ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

2.5

ダイ・ハード?!本作の舞台は学校で主人公は女子高生のダイ・ハード1である。
学校襲撃犯の質と量が残念であるが、展開が早く意外にも楽しめる。主人公のイザベル・メイのスタイルも良い。
ラストのシーンで主犯
>>続きを読む

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

3.5

無駄のない作品、それでいてストーリーもしっかりしており映像も綺麗。
ラストは不要?いやいや個人的にはラストに結構感動した。大昔の作品だが今見ても、こういうのでいいんだよ!町中華の500円ラーメンのよう
>>続きを読む

パララックス・ビュー(1974年製作の映画)

4.0

パララックスという暗殺組織とジャーナリストのフレイディ(ウォーレン・ベイティ)との戦いを描いた作品。暗殺や爆発シーンは妙にリアルだが、建物や洗脳ビデオなどが無機質的で独特の雰囲気を醸し出す。孤立無援の>>続きを読む

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.0

トップガン!?個人的にはこちらの作品の方が好きである。飛行機から車に変わっただけ、何を演じてもトム・クルーズであるが、お決まりの恋愛や友情、サクセスストーリーに加えてスピード感があるカーアクションがあ>>続きを読む

どですかでん(1970年製作の映画)

3.0

さまざまな人々のドラマが息づく貧困街のストーリー。お互いに家と妻とを取り替えて住む亭主たち(井川比佐志、田中邦衛)、妻に裏切られ毎日小布を縫っては引き裂き続ける男(芥川比呂志)、廃車に暮らし、豪華な自>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

2.0

続編からか設定や人物の紹介がない分アクションシーンが多くなり、前作と同様に本作も楽しめた。大規模なアクションに息を呑む中、平手友梨奈は不要と感じる。理由は暗くなるからだ。此方は爽快感を欲しているのであ>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

2.0

漫画の実写化とくれば警戒するに越した事はないが、意外に楽しめる。
原作は未だ読んでいないが「殺してはいけない」「正体を知られてはいけない」というシバリも面白い。何でもありでは話にならないからだ。
岡田
>>続きを読む

ザ・オペラティブ(2019年製作の映画)

2.5

モサド(イスラエル諜報機関)の諜報部員トマス(マーティン・フリーマン)に採用されたレイチェル(ダイアン・クルーガー)がイスラエルの敵国イランのテヘランに潜伏してスパイ活動を行うのだが、派手なスパイアク>>続きを読む

危いことなら銭になる(1962年製作の映画)

3.0

贋札造りのため宍戸錠と左ト全が動き出す、そこに長門裕之と草薙幸ニ郎が合流して引っ掻きまわす日活娯楽アクション。宍戸錠も長門裕之もカッコが良い、浅丘ルリ子がキュートである。個人的には健康的な浅丘ルリ子に>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

2.0

序盤の怪物登場のシーンに戦慄。いかんせん後の展開が冗長過ぎる。物語がボヤけ過ぎて作品を殺している。主人公のカンドゥ(ソン・ガンホ)と娘のヒョンソ(コ・アソン)以外の父ヒボン(ピョン・ヒボン)や妹ナムジ>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

何回も観た作品。秀作。
盲目の生きる気力を無くした退役老人(アル・パチーノ)と苦学生(クリス・オドネル)との心温まるストーリー。とにかくアル・パチーノが最高。颯爽とフェラーリを乗りこなし、華麗なダンス
>>続きを読む

13デイズ(2000年製作の映画)

2.5

アメリカが凍りついたニ週間、キューバ危機を題材にした物語。大統領補佐官(ケビン・コスナー)の視点でアメリカ側の対応を客観的に描いている。またソ連側を描かなかったことで何を考えているのかがわからない不気>>続きを読む

グッドナイト&グッドラック(2005年製作の映画)

3.0

1950年代のマッカーシー上院議員によるレッドパージ(赤狩り)へ抗議するマスメディアの物語。モノトーン映像、絶妙のアングル、ジャズの歌声(ダイアン・リーヴス)やブラウン管の中の報道や煙草の煙等の計算さ>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.0

マジシャンの作品だけに騙されるのが気持ちが良い。アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)との騙し合い。最初のうちは気持ちが良いが、ラストはいただけない。最後まで爽快に気持ち>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

2.5

苦手であるタイムマシンに纏わる作品。
未来からきた時間の逆行を可能にする装置を操り、第三次世界大戦を阻止するSFアクション。理屈もさることながら、何処でなのか?いつなのか?誰と誰なのか?何をしようとし
>>続きを読む

刑事物語2 りんごの詩(1983年製作の映画)

1.5

しょせん続編は続編、ストーリーに無理がありボヤけている。見どころは「これじゃなぁーい!木のヤツ!木のォォー!!」ぐらい。続編ともなると、武田鉄矢の謙虚か卑屈かわからない態度や意味不明な少年とのトレーニ>>続きを読む

刑事物語(1982年製作の映画)

3.0

シリーズ第一弾で個人的にシリーズでは一番好きな作品。ノリで作った多くの続編にはオリジナルは越えられない。田中邦衛の好演、樹木希林の怪演。良作。
ヒロインの有賀久代さんはこれだけで引退してしまうのが残念
>>続きを読む

ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.5

社会派の傑作。映画が社会を変える事もある。主人公(ブラッド・デイヴィス)には同情出来ないが、脚本のオリヴァー・ストーンは賞賛に値する。
当時のトルコの暴力やホモセクシャルが横行する刑務所の実情を描く中
>>続きを読む

ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.5

映像は美しいが、ストーリーは?犯人への落としどころも?いわば映像のみの作品。
犯人(スタンリー・トゥッチ)も役にハマっている、妹(ローズ・マクアイヴァー)も父親(マーク・ウォールバーグ)も頑張る、だが
>>続きを読む

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.0

タイタニックの主人公がそのまま夫婦となって共演。タイタニックのファンはストーリーに落胆するだろう。
結局のところ、夫婦は他人同士で住人たちも他人、完全な相互理解は存在しない。ふとしたキッカケで今までの
>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.5

余命の過ごし方がテーマの非常にあざとい映画だが、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの組合せは期待通りに楽しめる。結末が判っている作品で難しいが収め方は見事の一言。二人部屋の病室での掛け合いは面>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

5.0

アメリカの落日の始まりから全てが変わり始める時代の作品。ジャングルと川とワグナーのワルキューレの騎行、麻薬、プレイメイト、サーフィンのために殺戮を繰り返すギルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)と自らを神>>続きを読む