ヘラルドスクエアさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.7

ファイナルカット…信じてインザスカイ?
それで結局どのバージョンが正解なのか。
コッポラ監督!いい加減編集違いを公開するのやめにしませんかー。
監督が経営する有名なワイナリーが不作の年は、自身の過去作
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奇蹟の処女(1931年製作の映画)

3.2

バーバラ スタンウイックさんが最初からぶっち切りの演技で、すごいことになっています。
こんな時代に女性が強くて、自由に伸びのびとスクリーンで動いてるなんて…当たり前に日本とは全然ちがいますね。
今なら
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アンジェラの灰(1999年製作の映画)

3.5

これぞ映画。
アラン”ザ ウォール”パーカー監督の重厚な名作。
幼い男の子が20歳ほどの少年に成長するまでを描きます。
この間に人生で起きるであろうほぼすべての出来事が次々押し寄せてきて、すでに一大叙
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ノット・オッケー!(2022年製作の映画)

3.3

今どき感に乗れるとめっちゃ面白いです。
好きですー。
軽いノリの割には、なかなかビターでいろいろ皮肉が効いた作品でした。
プチブレイクのゾーイ ドゥイッチさんがおしゃれで最高。
おでこはリー トンプソ
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冷たい嘘(2018年製作の映画)

2.5

ミステリー風味なだけでミステリーになっていない映画。
一応面白いですけど。
とにかく最初から、なんだか不信感MAXで、犯人??的な行いは全部バレバレでした。
ちょいちょい出てくる隠し事していそうなジョ
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フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~(2019年製作の映画)

2.6

インドの因習や生活がいろいろ興味深くて楽しめます。
ムンバイの日常はこんな感じなんですね。
都市と村の格差とか…。
今の日本人からすると、とっても古風な結婚観というか恋愛観。
なし崩し的に恋人のような
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駅 STATION(1981年製作の映画)

2.9

八代亜紀さん…RIP

「舟唄」はいつでも泣けます。
この映画、この歌なしでは成立しません。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.4

赤のマツダ ファミリアしか勝たん。

やめて!
『猿の惑星』と並ぶ悪名高いネタバレDVDジャケ&ポスター。
こんな間抜けなことが許されてインザスカイ?
普通に犯罪級。

タイトルが幸福(しあわせ)とな
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ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.2

こういう超絶くだらないの一番好きなやつ!
王道ネタがすべて詰まっています。
めっちゃ楽しい。
腹抱えてわらた。

マックG監督が得意とする突き抜けたアメリカンなノリが、おバカ映画に絶妙にハマっています
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.6

ヤバい男JB
ザ ハーデスト ワーキンマン イン ショービジネス

ゴッドファーザー オブ ソウルの生涯は波瀾万丈で高密度なため情報量も膨大です。
なにしろ生きている間だけでも80枚以上のアルバムを発
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男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988年製作の映画)

4.0

人生のいろいろが詰まっている映画。
先日のNHK紅白で審査員に俵万智さんが出演されていたのでお正月再鑑賞。

とにかく寅さんはダメ男…。
人としてホントに大切なものは何かを、シリーズを通して示してくれ
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.2

ユルくてしみじみ物悲しいロードムービー。
カウンターカルチャーの殻を被った評判に惑わされるな!
過激かと思いきや、ホントはかなりレイドバックな作品。

デニス ホッパーさんの異才ぶりが花咲きました。
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ティン&ティナ -双子の祈り-(2023年製作の映画)

2.9

スペインのスタイリッシュなゴスロリホラー。
めっちゃ雰囲気を楽しめます。
カトリックの修道院で鍛えられた宗教観がゴシックなテイストを醸し出します。
ティンとティナがアルビノ。
二人の深い信仰心によって
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

あまりにも伝説が多い作品。
御用達のソール バスさんにバーナード ハーマンさん。
ヒッチ映画の完成形ですね。
オスカーなんかクソ喰らえ。
そんなもんいりません。

元祖スクリームクイーンの称号を得た作
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

2.5

普通に楽しみました。
脚本はぬるいですが、そこがB級感があって良いのでしょうね。
カルトなノリもそれなりで、ワンシチュエーションコントが上手に回っています。
まぁホントのこと言うと、肝心のタイムループ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

2.8

『フレンズ』イイネ!
ちょっと前からサブスクで見られなくなっちゃってショック受けてました。暇さえあればあんなに見ていたのに悲しみ…。もう一度みんなに会いたいな。
RIPマシュー ペリーさん。

動く動
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.0

おーこれはただのタイムループ物じゃない。
軽いノリのわちゃわちゃしたヤツかと思いきや…。
青春なんだな。
せつないなぁ…。
はっきり言って意味はあまりよく分からないです。
でも意味なんか要らない。
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

笑った。
いろいろヤバい。
社会風刺以外にない、とことんおバカな映画。
多くの人が日頃からモヤっている、腑に落ちないことをスプラッターで解決してくれます。

出口がない日々で倦怠期を迎えた離婚必至の夫
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Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

4.2

最先端のライブ。
こりゃすげーわ。
最初から泣いた。
何もかもが想像の上を行ってます。
ビヨンセ自身がメッセージのかたまり。
同時代に出会えたことに感謝。

ミーガン ジー スタリオン
ダイアナ ロス
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アワ・ボディ(2018年製作の映画)

3.0

ぎりぎりのところでバランスをとっている繊細な映画でした。

アスリート体型の二人が素晴らしい。
スタイルだけで説得力があります。
妙齢の悩みや悲しみを刹那的に描いていながら、瑞々しい画面は女性監督だか
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お早よう(1959年製作の映画)

3.7

小津監督のコメディセンス炸裂。
とかく芸術性のところで語られる戦後の小津作品の中にあって、これは単純に楽しめます。
最初にどの作品を見たらよいかと聞かれたら
この作品をすすめちゃいます。キラッ。
円熟
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

1.8

シベリア抑留についてこの時代に映画化したことはとても意義深いと思います。
学校の日本史程度に知っていることが映像化されて理解が進みました。

感動させようとすればするほど、感動から遠ざかるということを
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

2.8

なかなか沁みました。
キム ヒエさんがうますぎる演技で、恋いこがれるさまに感情移入必至です。
中村優子さんとの百合でも十分なところに、滝内公美さんが絡んでくるとは、なんて贅沢な設定でしょうか。
演出と
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.3

これは見て良かったです。
ダンスで敵も味方もなくなる的な、希望にあふれる青春映画なのかと思っていたら…。
全然そんなんじゃありませんでした。
救いようがないほど重く悲しい作品でした。
南北分断のまま停
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.5

英語しゃべれたらなぁ…。

面白いです。
ほんわかおちゃめな異文化交流。
マダムがカワイイもん。
あれだけぐいぐい来るフランス人に対して、結局貞操を守るマダムの姿は、欧米の映画だったら絶対にあり得ない
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レニー・ブルース(1974年製作の映画)

3.2

もっと評価されていい。
アメリカンニューシネマの最後を飾る作品。
破滅型のコメディアンを主人公に、社会秩序に反抗する意味を投げかけます。
ダスティン ホフマンさんは主演男優賞を取らなかったのが不思議な
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.2

どんだけいい女なんだよ。
これぞファムファタール。
濃密な世界に堕ちていきます。
ローレン ハットンさんは、たった一本この作品だけで究極の女性像を作り上げました。
彼女のスタイルや美貌はもちろん、声や
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おっぱいバレー(2008年製作の映画)

2.7


タイトル詐欺との悪名高きこの作品。
釣られたおバカがここにもいました。
いい意味でも悪い意味でも、まったく振り切っていない映画。
『アメリカン パイ』シリーズみたいなのを期待した私がバカでした。
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イエス様 マリア様 ヨセフ様(2018年製作の映画)

3.1

非常にパワフルな作品。
死亡した老人を埋葬するまでの騒動の一日を、過剰な演出なしに、素朴で直線的に描いています。
葬儀を準備する過程で、
寒村住民の共同体の因習としての関わりと、死者を弔う親族をはじめ
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

1.6

よく分からない作品。
実話だから仕方がないのか、共感は薄く、感動もしない。
いや感動している場合と違うでしょ。

プアホワイトから抜け出すアメリカンドリームの一つのかたちなんでしょうけど。
虐待定期の
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.6

いい映画だなぁ…。
ニューヨークならこんなことが起こっても不思議じゃない気にさせてくれます。
ホームレスが助けを求める。
どん底生活で教会のボランティア食堂だけが頼り、みたいな綱渡り。
俳優さんがみん
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コロンバス(2017年製作の映画)

2.7

建築観光ガイド映画。
モダン建築を通して人物が描けているのかというと、そこはかなりあっさりしています。
主人公たちは思想的なことをのたまうも、人間の本質的なところには、およそ響いてはきません。
ただ画
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.2

これは女性のための映画ですね。
西川美和監督の脚本は相変わらずよく練られています。
落ち着いた演出はじっくりと人間を見せてくれます。
松たか子さんに限らず、周辺を通り過ぎてゆく
女性たちの生き様が、短
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いちご白書(1970年製作の映画)

2.8

骨太なのにひ弱な青春映画。
無力感にヒリヒリと痛みを感じます。
1970年のリアルタイムでこの学生運動の映画は貴重であり奇跡です。
プロデュースにはアーウィン ウィンクラー監督も絡んでいます。
コロン
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君はひとりじゃない(2015年製作の映画)

2.8

静かな中に力強さを感じます。
ポーランド人女性たちの透き通る肌の白さが印象的です。
死者に導かれて、生きる人が和解するということは、何も特別なことではないと思います。
生の回復というのか。
カルトな意
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

2.8

とぼけたユーモアとペーソスがハマります。
こういうの好き。

対立関係にある国、エジプトの音楽隊が任務でイスラエルに来たけれど迷子になって…。
題材はともかく、政治的なことやアラブとユダヤの民族的なこ
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