さいとうたいがさんの映画レビュー・感想・評価

さいとうたいが

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人物が多すぎて予習必須なのかもしれない……

アメリカ側からの原爆、というよりはオッペンハイマーの話。
しかし、何も知らず喜ぶアメリカ人を批判するような、オッペンハイマーの視点や広島や長崎を映さずにそ
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ナショナル・シアター・ライブ「ロミオとジュリエット」(2021年製作の映画)

3.3

シリアスなロミジュリ、という印象。

追放される前夜のシーンについては、たしかに、その解釈もある、、、!!!
生々しい殺陣、コロナ禍で人と人が密になる作品を作ったのが素晴らしい。

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

SF的な要素やサスペンス、アクションの要素もあったが、本筋はそこではなく、でっかいラブについての話だと思った。

最後の「8分間」以降はずっと名言集。人生ラスト何分、何秒の時に自分は何をしたいだろう、
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

長回しのカットが多く、俳優の上質な芝居を堪能できる映画だった。
真相はどうなのか結局はっきりしてない?

事実、推測、想像を経ての選択、決断。弱視の少年の生きる力、可能性を探す力が感動的だし、少ないシ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.3

初めて観たのは小学生の時。何度観ても、いい関係性の4人だと思う。
悪ふざけや悪態つきあっても、その人の大切な領域は守るし尊重する、その人の命も。クリスにフォーカスが当てられるが、テディもバーンも良い奴
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.0

噂や背景を色々知ってしまうと素直に見れないが、時代など考えた時に凄く頑張っている作品なのだと感じる。
ジュディ・ガーランドの歌が良い。

セッション(2014年製作の映画)

3.8

2度観た。
ドラマーとして埋もれていた主人公が、有名な教授に見込まれて成長していく過程が面白い。
パワハラ、モラハラの嵐で、それをやり通したフレッチャー役、ニーマン役の俳優達が素晴らしい。
おそらく、
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ディア・イングランド」(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おそらく脚色されている部分もあるだろうが、ストーリーとしても面白かった。イングランド代表を知らなくても、人物の弱さを出して、そこから信頼が生まれていく、という過程のためのカミングアウトのため、観客もそ>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

どこからどこまで仕組まれていたのか、見せられている映像は真実なのか、何を信じればいいのか考える映画だった。
ボー自身のエゴイズムは共感できるものだし、彼の苦しみも現代日本で刺さる人も多くいるだろうと感
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

poor things。
我々がpoorだったし、解剖のシーンが多く出るのも、真っ白な脳みそで世の中を解剖するという構造だったのもあるだろう。順番通りには撮らない映画という媒体でここまで表現したエマ・
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

漫画の前段階もひっくるめてこの作品で完結させるという気概があった気がする。成長段階を音だけで表現したドラムの石若さんが素晴らしい。