レンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.9

これはすごい。
前半と後半で雰囲気がガラリと変わる。というよりは前半の恋愛模様から、後半物語が森田剛にフォーカスされていくことで一気にシリアスに加速していく。
前半では、上手くコミュニケーションを取れ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.4

初ジム・ジャームッシュ作品。
大学時代の卒業制作作品にして長編デビュー作。これを学生時代に撮ってるのがすごい。掴めそうで掴めないストーリー。独特な世界観やテンポ感がある。あまりセリフはカットしないで撮
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嵐が丘(1988年製作の映画)

4.6

エミリーブロンテ原作。舞台を鎌倉時代に置き換えた時代劇。
松田優作の怪演、田中裕子の妖艶さなど、役者の素晴らしい演技に圧倒される。ストーリーは少し長く感じた。女優3人のヌードやホラーチックなテイストの
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フェアプレー(2022年製作の映画)

4.0

承認欲求を満たしたい若者たち、景品のために必死になる労働者、必要とされなくなった上級管理職、3視点から描く社会風刺映画。短編ながらわかりやすいメッセージ性を含んでいて、面白い。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.9

おもしろすぎた!
めちゃくちゃ緩くて可愛らしい会話劇とめちゃくちゃド派手でかっこいいアクションのギャップがすごい。主演2人のキャラ作りが良すぎる。
堤幸彦で慣れていたネタ要素も、この作品はちょうどいい
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5

アキ・カウリスマキ監督による労働者三部作の1作目。
口数の少ない主人公。スーパーのレジ係の女。拘置所で知り合った友人。カウリスマキ監督の少ないセリフや登場人物、落ち着いたカメラワークにいつの間にか魅了
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女と犬(1991年製作の映画)

3.9

フランス映画らしい会話のやり取り。
どっちを選択するかのゲーム。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.8

これはおもしろい!英国紳士たちによる上品でスタイリッシュなスーツアクション。良いテンポ感と楽しい音楽。前半はタロン・エガートンがキングスマンになっていく様子を描き、後半は更にスパイ要素が追加されて面白>>続きを読む

泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.6

プールをはしごして家まで帰る、という設定から既におもしろい。
家が近づくに連れて変わる、周りの態度や主人公の変化がシュールな序盤から一転しておもしろい。

銀河(1969年製作の映画)

4.7

作り込まれた世界観で斬新な映画であった。キリストの教養があったらより楽しめる作品。ロードムービー系ではあると思うけど、あんまストーリーは理解できてない。けど世界観と出てくる人物たちが魅力的で楽しい。>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

毎日同じことの繰り返しで何も派手な事は起きないけど、毎日が特別で愛おしい。人と人が関わったら何も変化しないなんて事はない。
ヴェンダース作品は3作目だけど、めちゃくちゃ好き。無駄なセリフが削ぎ落とされ
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

4.7

初めの、鋭利な刃物で目を切るシーン一瞬だけど強烈。そこからはずっとよく分からないけど、たぶん高次元の映像を見せられてる感じ。1回では理解できなかったから何回も見たい。3回目くらいで具合悪くなりそう。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.5

全編スチール画とナレーションのみの斬新な作品。内容は革新的。おもしろい。

鏡の中の女(1975年製作の映画)

4.1

初ベルイマン作品。カメラワークとか画は面白かったけどストーリーはそこまでだった。この感じの会話劇が合わなかったかな。

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

4.0

映画というかPV。とりあえず「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」を見なきゃという気持ちになった。

Bico(2004年製作の映画)

4.0

初アキ・カウリスマキ作品。
とある村の映像がアコーディオンの音色と共に流れるだけの作品。この監督面白い。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.8

これ見ずにUSJでジョーズ乗りましたごめんなさい。
未だ見てなかった名作。ドキドキハラハラ、エンタメとして最高の120分だった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

映像、世界観、造形、音楽、全てが未体験の映画だった。世界を知り徐々に解放されていくエマ・ストーンの演技力とR18の体の張り方がとにかくすごい。自分の食べたいものを食べ、セックスしたい時にし、やりたい仕>>続きを読む

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.6

横溝正史原作、市川監督×石坂浩二のシリーズ第二弾。
雰囲気も演出も田舎の閉鎖感もちゃんと怖い。

truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ下ネタ言うけどそこが行ける人なら面白い。ワンシチュエーションの会話劇で、舞台のようなセリフ回しや演技。最後は上手いことまとまった。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.7

薬物依存に溺れる若者たち。これでもかってくらいに何も縛られず自由に生きてる。観終わった後も記憶に残る映像が強烈すぎてむしろ不快感を感じる。面白かったです。

白い巨塔(1966年製作の映画)

4.7

財前教授だけじゃなくて周りの権威者たちの演技も素晴らしい。結構端折られてるらしいし、終わり方も中途半端な感じがするが2時間半ですごく面白いまとまり方。

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.6

豪華キャストによるスタイリッシュなクライム映画。心理戦やアクションが少なく、正直期待値を上げすぎた感はある。が、キャストがいいので面白い。

突貫小僧(1929年製作の映画)

4.0

こちらも本編37分の作品だが現存するのは14分。
あらすじから既におもしろい。子どもの無邪気さとそれに翻弄される大人の滑稽さ。

和製喧嘩友達(1929年製作の映画)

4.0

フィルムの欠陥により、77分の本編のうち残っているのは14分のみ。
ストーリーがシンプルでわかりやすいかつ面白い、というのが小津監督の特徴でもあると感じる作品。
14分でも現代に残っているのが考え深い
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ベルリンのリュミエール(1995年製作の映画)

5.0

今まで観てきた映画の中で一番、今映画を観てるって感覚になったかも。映画を感じる。そんなドキュメンタリー作品。この作品に愛情が湧いてくるし、映画をもっと好きになる。ヴィム・ヴェンダースはもっともっと映画>>続きを読む

落第はしたけれど(1930年製作の映画)

4.2

期末試験とレポートがやばい中見るのはこれだ!と確信して視聴。
ストーリーが面白いのももちろん、みんな表情の良い演技する。

劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

5.0

再鑑賞
壮絶なフィナーレ。シリーズも長かったから最後のシーンは感動すぎる。色々と考察出来て余韻がすごい。


待ったなう

劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇(2013年製作の映画)

5.0

再鑑賞
今作は全体的に後編に向けての伏線のようなもの。堤幸彦の世界観についてこれるかで面白いと感じるかが分かれそう。

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.9

また傑作に出会ってしまった。初めのシーンから名作の予感がして、3時間あっという間。
海の上でしか過ごしたことのない主人公が、1度だけ船から降りる決心をする。その時彼が思う事とは。
ラストシーンの会話は
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プレイタイム(1967年製作の映画)

4.4

とにかく構図と人の配置が面白い。フツフツと小ネタを重ね最後にドーンと来る。

SPEC〜零〜(2013年製作の映画)

5.0

ドラマに繋がる終わり方と主題歌の入り方が最高に激アツ

マーターズ(2007年製作の映画)

4.8

久々ホラー。パスカル・ロジェによるフレンチホラーの傑作。最後まで見るのに体力いる。テンポが良く、2転3転するストーリーがすごい。やってる事がえげつなくて、そこをトラウマレベルにちゃんと見せてくる。終わ>>続きを読む

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

5.0

ここら辺からスケールアップし過ぎて賛否分かれる。もとは日常に起こる小さな事件が実はSPEC保持者によるものだった!というドラマシリーズだったが、いつのまにか人類の生き残りをかけたSPECを持つ者と持た>>続きを読む

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.4

初ジャックタチ監督。
ドタバタコメディで、交通事故のシーンだけじゃなくて犬のシーンとかいくつも仕掛けてきておもしろい。印象的なカットや構図もたくさんあって、味わい深い。