没入感や衝撃度は初見の一作目が上回ったけど、世界観と映像美はガッチリ引き継がれていて文句なし。
1作目の優しい青年が運命を引き受けて変わっていく様を描いて、映画としての密度が上がったよう。
それに>>続きを読む
ウエストポイント陸軍士官学校の生徒の死を捜査するのは、元警察官と若き日のエドガー・アラン・ポー。Netflix作品の劇場公開。
暗い映像と物語を見続けられるのは元警官役のクリスチャン・ベールのおかげ>>続きを読む
私たちは一体いつまで井上雄彦とSLAM DUNKに魅せられ続けるのか。
物語はインターハイの山王戦と宮城リョータの個人的な記憶。
2つの物語の重ね方や、原作の数々の名シーン、名台詞の表現に、そうく>>続きを読む
クリスマス休暇にふさわしい作品。
リバティの花柄ブラウスとエプロンを着たレスリー・マンヴィル演じるミセス・ハリスと一緒にディオールのドレスにうっとり。
唯一の憎まれ役がイザベル・ユペールとくれば、>>続きを読む
あらすじには、家族に愛され育まれた少年の日々、映画への憧れ、忍び寄る暴力の時代…と既視感のあるキーワードが並ぶ。
けれども古き時代へのノスタルジーだけでなく、現在にも通じる分断や暴力に対するメッセー>>続きを読む
字幕版で鑑賞。
あのイントロが流れ、ギターの音色が鳴ったところでは、歓声を上げそうだった!
(本当は映画館で他のお客さんと一緒にで歓声を上げたい)
そして、ミス・クローリーが素晴らしい。ピュウ。>>続きを読む
ブラインドサッカーの解説者が選手達は見たこともない競技に挑んでいると話すのを聞いて衝撃を受けたことがありました。
視覚や聴覚を遮ることでは感じられない世界の乖離があるのだと。
秋のコンサートで両親が>>続きを読む
女性が老人施設に入所する際に、カメラが俯瞰から女性の目線に切り替わり、混乱と不安を映し出す。
ストーリー上は詐欺なので当然だけど、認知に障害がある人にはこんな風に見えるのだろうと思うと苦しくなる。本筋>>続きを読む
ロザムンド・パイク主演「パーフェクトケア」との二本立てで鑑賞。
最初からガツガツ行くパトリツィアに、名家を崩壊させた悪女の暴れっぷりを期待していたけれど、少し違う趣きだった。
最後の選択は極端とはい>>続きを読む
人生の終盤に、これまでの借りを返そうとよろよろと進む男と少年の物語。
クリント・イーストウッドがよろよろと歩く姿にはもう驚かない。(運び屋で免疫獲得)
いつまでも反骨精神と機知に富む役を演じて欲しい>>続きを読む
イーストウッド監督「Cry Macho」との二本立てで鑑賞。
出所後のすき焼きを食べるシーンで掴まれた。
同じ境遇にある登場人物はいないにもかかわらず、共感できるエピソードと演技が重ねられた作品。
ミュージカルの映画化らしく、印象的なナンバー満載。
安易な共感と承認欲求に揺れる若者も大人もどこか不健康で全面的には受け入れがたい。それでもそれぞれに分からなくはないと思う心情が描かれていて、エンド>>続きを読む
SFこそ映画館で没頭して観るべし。
原作は未読なので再現性は分かりませんが、圧倒的な映像と音響と俳優陣の演技で最初から最後まで緊張感が高く、世界観にどっぷりと浸りました。
豪華な俳優たちががっちり>>続きを読む
I'd rather be a free sprinter and paddle my own canoe.
少女時代と大人になった4姉妹の物語がリンクしながら、変わらない家族のつながりと、少女時代>>続きを読む
The movie of Joaquin,by Joaquin,for Joaquin.
AからBへの変化ではなく、外側を形作っていた物がどろどろと溶けて、内包していた物が剥き出しになっていくような>>続きを読む
闇を照らす光が真っ直ぐなほど、闇の濃さは増す。ジョーカーに揺さぶられる人々は、まるで闇と光の中で舞う塵のよう。
ヒース・レジャーの圧倒的な悪。ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、マイケル・>>続きを読む
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕戦、日本対ロシアに続いて鑑賞。
南アフリカ代表チームが、1995年大会以前はアパルトヘイトを理由として大会から閉め出されていたことや、自国開催で初出場、初>>続きを読む
映画の舞台は1956年の東ドイツ。
善き人であることが難しかった時代を生き延びた大人達なりの信念と悔恨は重い。
それに押しつぶされそうになりながらも、青年たちは自分で考え、言葉と行動を選択していく。>>続きを読む
最近の音楽映画とミュージカルの違いはこれなんだなと思いました。だからいいとか、ダメだとかではなく。
原作を読んだことも舞台を観たこともないけれど、舞台の演出に近い演出なのだろうと感じました。
未読で>>続きを読む
導入部分から舞台への憧れと行動力を持つアリがとてもかわいらしく描かれていて、舞台で最初の一声を出すシーンでは応援したくなる。
欲を言えば、この後、アリはどこへ向かうのかとか、他のダンサーの物語とか、>>続きを読む
地上波で再鑑賞。
最初の鑑賞は飛行機内のモニター。行きの便だったのに、帰宅したら絶対にアイアンマンシリーズを見ると決めていた。
関連する作品を全く追いかけられていないけど、機会があればきっと何度で>>続きを読む
生き残る術は、信じて耐えることにあり。
潜水艦アクションとは懐かしいと、予告編にひかれて鑑賞。
過剰な足の引っ張り合いや日常が描かれず、緊張感が保たれていたのがよかったです。ジェラルド・バトラーの>>続きを読む
指示や時間を守れと怒るギャングと、もっと自由に生きろと説教する我が道を行く爺さんの逆転ぶりなど、中盤までの飄々とした雰囲気が可笑しい。
終盤に向かって物語は締まっていくのだけど、それでも深刻になりす>>続きを読む
2つの宿泊先で垣間見えるドクターの孤独が、綿花栽培農場を経て、豪雨の中で爆発するシーンと、教養と率直さを互いに尊び敬う手紙のシーンが印象に残りました。
世慣れた愛すべきイタリアンを演じたヴィゴ・モー>>続きを読む
1947年インド、パキスタン分離独立の前夜を描いた作品。
あれから70年を経た2019年の今日も流れる、両国の空爆のニュースを当時の指導者達はどう聞くのだろう。
それとも、あの時統一インドとして独立>>続きを読む
書き込みすぎのクラシックな背景の前で繰り広げられる、下世話で、あけすけで、滑稽な小競り合い。
なのに、歯を食いしばる三女優から目が離せず、ずっと鍵穴か双眼鏡を通して見ていたような気分でした。おっと、観>>続きを読む
警察のコールセンターで、電話の声だけを頼りに事件を追う主人公の焦燥と緊迫感に満ちた作品。
主人公の内面の揺れを表すような個室の使い方はよかったし、ほとんど場所も登場人物も変わらない中でよく90分つな>>続きを読む
途中でまだ続くのかと思ってしまったほど、不快感たっぷり。
作中とは時代が異なるはずのエンドロールがまた、違和感がなさ過ぎて、さらにげんなり。
見終わった後は疲労困憊でした。
主演俳優さんの怪演もあっ>>続きを読む
ミゲルが最初に目にした死者の国が、カラフルでなんと美しいこと。
それにしても、ペピータが何かで観たものと似ている気がしているんだけど、思い出せない…
劇場スタッフさんが脚本がいいとお勧めしていた作品>>続きを読む
オープニングから、登場人物達が心情を歌い上げる各パートは、どこを切り取っても文句なし。本当に素晴らしい。
ただ、バーナムの役どころがやや中途半端な印象。狂言回しは別にいた方がアクの強さが出て、全体の>>続きを読む
イデオロギーというラベルを取ってしまえば、北も南も理不尽な暴力が猛威を振るっているという点で同じだった時代。
暴走する組織に恐怖しつつ、あったことは、なかったことにはならない、と抗う人たちが描かれる。>>続きを読む
ジョンソン大統領誕生前後を描いた政治ドラマ。
映画に描かれているジョンソン大統領の政治的手腕のような映画でした。手堅いけど、熱狂はない。
人をいたわれ みんなも闘っている
相手を知りたければ よく見ること
ヘルメットを脱いで、誰かやどこかに向かって一歩を踏み出す勇気が必要なのは、異形の少年オギーだけじゃない。
オギーを中心に、複数の視>>続きを読む
レディー・ガガもブラッドリー・クーパーも、前半のステージシーンがどれも良かったな。Black eyesでいきなり持っていかれました。
ボヘミアンラプソディは観客にしかなれなかったけど、こちらはアリー>>続きを読む
I decide who I am.
ダメだ。
いいシーンもセリフもあったのに、音楽にしびれっぱなしで、全然、映画として入ってこなかった。まさかのハンカチ出番ナシ。
だけどこれは観る側の問題。
ラ>>続きを読む