マタイによる福音書の映画化、セリフはほぼ福音書の通りで、無神論者、マルクス主義者である監督の真摯なキリスト物語である。キャストは全て素人で、眼差しの力強さに驚かされる。キリストのドキュメンタリーという>>続きを読む
アメリカ人の生活様式と暴力について、3人の監督によってそれぞれに描かれるオムニバスストーリー
全て4人()の登場人物で構成されていますが、第一、第二章はアメリカ人がスペイン人の集団に入るという視点で>>続きを読む
"もはや沈黙は共謀を意味する"
スーザンソンタグは他者の苦痛へのまなざしで
「同情を感じているかぎりにおいて、われわれは苦しみを引き起こしたものの共犯者ではないと感じる。」
と述べている。
監督のヴァナキュラー文化への深い関心が見られる
本編は監督(彼)から届く手紙という感じで受け取りての(彼女)の口調で語られる
ドキュメンタリーではなく、(彼)のフィールドワークを元に映画が組み立てられ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ソフィとグレッグの視点が交互に展開される
エディプスの"父殺し"同様
グレッグはソフィに頼りきり=母とみなす
そこでソフィは結婚という装置を利用する
グレッグ"僕は結婚しました。相手はお母さんに似た>>続きを読む
まず、エリセの映画において全て名前が甘美だと思う
ミツバチのささやき
エルスール
マルメロの陽光
瞳をとじて
エリセの映画にどれもピッタリだ
アントニオ・ロペスが毎年、マルメロの季節(秋)から納得>>続きを読む
真実を求めて疾走する
カラックスの映画はスピードを感じる
前半の城で暮らす場面はディズニーかと思ってしまうような色彩、明るすぎるくらい
後半の生活は無機質で色彩がない、ロシアっぽい感じ
内へ内へ堕ちて>>続きを読む
鋭い社会風刺を美しく、ユーモアあるタッチで描いています。
特に好きだったのはクロモフォビア
軍隊に支配され、色を奪われた人々。
少女が咲かせた花の兵隊によって色を取り戻していく話
いろんな見方ができる>>続きを読む
手話は国ごとに異なるが、2日くらいでコミュニケーションが取れるようになる。
空港で別れを惜しむハグ
電話ができないし、携帯やパソコンも今のように発達してない時代だから尚胸にしみる
健聴者は、ながら会話>>続きを読む
前半は自然に近い病院、後半は都市の病院で少しずつカットや内容が違ったストーリーが展開される
アピチャッポン映画に置ける複数のものが同時にそこにあることが対照的に見られる