「燃ゆる女の肖像」でもそうだったが、"隔絶された世界"を描くのがうますぎる
その世界は有限で、だからこそ別れを告げなければならない
本作最大の魅力は子役二人の演技なので、ふたりが楽しくやってるの>>続きを読む
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閉ざされた世界や美しい風景と語るべき点が幾つもあるが、やはり別れのシーン
「振り返ってよ」があまりにも良すぎる
オルフェウスになぞらえたシーンはあからさまではあるが荒々しい海とは対照的な静けさが支>>続きを読む
ユーモアの効いた会話に長尺ながらも緩急のある展開が良かった
特にクリストフ・ヴァルツの存在が大きい この悪役無しには作品は成り立たないほど
ただ、創作の中でとはいえ特定民族をひたすら残虐に殺して>>続きを読む
アニメ制作について、でなくカジュアルに振って創作する人間や何かに救われる人を描いたのは良い
現代においてはTV放送よりも配信の方が重要視されていそうなので、そういった意味ではファンタジーに片足突っ>>続きを読む
商業的な理由で作られた続編といった印象
妻がいないパートがおもしろかった
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クズの見本市みたいな一族
後半から少年の成長へとシームレスに物語が移行していくのが見事だった
美しすぎる景観とのダブルパンチ
風ノ旅ビトに代表されるいわゆる"雰囲気ゲー"の映像化としてかなり良かった
これを一人で制作したらしいのは驚き
「大怪獣のあとしまつ」との比較で出される本作だが、やはり題材の地味さを再確認させられた
ゴジラやキングコングがハリウッドで製作されているので勘違いしがちだが、怪獣映画(特撮)はほどほどにニッチなジ>>続きを読む
かつて奴隷によって支えられてきたアメリカ経済は奴隷制度が無くなったとしても労働力を必要とした
そして現代において表面上の差別は忌むべきものとして捉えらるようになったが、憲法や法律を武器に今もなお支>>続きを読む
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冒頭から密猟者に群れを殺されたライオンを描くことで"獰猛な野生の動物"ではなく"家族を殺された一匹のライオン"という一匹の登場人物にしていてとても良かった
このことで群れの長(家族における父)同士>>続きを読む
ウンディーネ神話、伝承について聞き覚えがないと理解が難しい作品
展開の起伏が少なく終始退屈な印象
ウンディーネ(主役の方)に共感しづらいので単純で悲劇的な恋愛映画として映った
テンポ良し、メリハリ良しで面白かった
一つ一つのアクションが少し長くてだれて感じたかも
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評判の良さに釣られて観に行ったけど正解だった
正直主人公のユリヤはタイトルに違わず"最悪"なんだけど、それは彼女に限った話ではなく受け止めきれないほどの情報が目まぐるしく飛び交う現代においては誰も>>続きを読む