うみぼうずさんの映画レビュー・感想・評価

うみぼうず

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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.0

白…鯨か?いろんな意味で。
『ザ・ホエール』に触発されて観たんだけど、想像していた小説白鯨の映画化ではなく、小説の元になった事件を映画にしたという構造だったのね。

鯨との戦いを期待していたけど、後半
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

血圧238は衝撃的な数値よね…。
最初この映画をスナック菓子食べながら観ていたけど、途中から手が止まり多少の空腹でも我慢しようと思いました。

肥満症の男性が余命僅かで娘と向き合う…という粗筋だけ把握
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

4.0

喜劇と悲劇は紙一重なのか、映画観終わった後に『ジョーカー』の監督と知る。確かにコメディにしては細部の見せ方にこだわりあるな〜と感じたし、コメディ要素の後に独特の間持ってくるなぁとか、若干ホラー要素ある>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.5

MARVELよりDC派、な僕です。
その割に暗い暗いと言う周囲の評判から『ジャスティスリーグ』を未視聴だったので、フラッシュをちゃんと観たのは本作が初。ちょっと根暗なコミュ障っぽい感じがエズラ・ミラー
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

今まで観たことないものを目の当たりにしている瞬間。この世界が完全にスクリーンにはある。そしてサンドワーム乗れるんかい。Part 1 の圧倒的怪物感が薄まり、親しみやすくなったかな。人との距離感も含めた>>続きを読む

遺灰は語る(2022年製作の映画)

3.0

死をどう捉えるかの物語だったのかなぁ。ノーベル文学賞受賞者という栄誉ある肩書きを持っていても老いと死はいつの間にか訪れてくる。
ある人にとっては権威ある遺灰(=死)であっても、他の人にとっては飛行機が
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.0

初タルコフスキー作品は映画ではなく詩を映像で体験している感覚。芸術作品を愉しむには教養が必要というが、この作品を余すことなく愉しむには教養と想像力不足を痛感する。
誰かの夢の中にいるかのような、しかも
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.5

開始30秒で、もし殺されたらという質問に「追悼映画みたいじゃないか。ロシア人へのメッセージは2本目の映画で話すよ」と始まって心を鷲掴みに。

そしてドキュメンタリーだけどものすごい展開があり、『映画の
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーを観たかのようなリアリティと没入感。途中からフィクションということを忘れて、本当のジャンヌ・ダルクがいるかのように思えてくる。

裁判のセリフは実際の裁判記録から全て持ってきているよう
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トラブル・ウィズ・ユー(2018年製作の映画)

3.5

分かりやすいギャグやセリフは少ないものの、描写で笑わせるシュールタイプなコメディ。それ放りっぱなしかーいっていうものや、何してんねん...と理性で観るとツッコミどころ満載なので、感性で観るとよいかも。>>続きを読む

母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

4.0

邦題より原題かなぁ。母との話よりも4人兄弟の物語で、しっかり者の長男 お調子者の次男 問題児な三男 そして主人公の四男とキャラクターはある意味テンプレっぽくはあるけど、特に長男と次男が個人的に好きだっ>>続きを読む

シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ(2022年製作の映画)

3.5

前作と比べてしまうと物足りなさの方が目立つし、少しいい意味でのおバカさ(明るさ)が減っているかも?

前作から2年?経過しメンバーの変化もいくつも出てきていて、結構大きな変化も生じて大きな波紋を呼ぶこ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

映画館の戦闘シーンは迫力あり、たぶん自宅で観たら魅力半減でスコア3.0かなぁ…。「英雄か悪魔か?」という問に何も答えていない。

NHKの大河ドラマを年末にダイジェスト版として凝縮したかのようなで、仕
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.0

何とも形容しがたい映画だったけど結論としては面白い、となるなぁ。35年間監禁され外を知らずに生きてきた青年が、外部に出て影響され影響を与え変化していくお話。
最低、最悪な中だけど育ってきた環境が悪いだ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

最近あまり映画観れてなかったけど久しぶりの鑑賞は映画館で。ゴジラはとにかくよかった!ここ最近の中では一番動いてて陸上でのアクションあり、水中での動きありで良かったです。

人間ドラマも古き良きゴジラ映
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ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.5

解放の虎 強い。
という感想以外の部分の方が本作の目指したテーマであるのかなぁ。スリランカ内戦の難民が見知らぬ土地で擬似家族としての絆を深めていく。だけど暴力はどこまでも付きまとってきて…とシンプルに
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彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

4.0

観ていてイライラする場面が多いということは監督の術中にハマっているんだろうなと思う。特にセピデーとショーレで、細かな嘘が入ってきて何が真実か嘘か混乱させにくる。
虚言や冗談や軽口など、発する人の意図が
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.0

この映画をロシア人映画監督が製作したということが一番の価値なのかなぁと思う。

スターリン個人のカリスマ性により統治あるいは隠蔽できていた、盲信させられていた共産主義の負の側面。批判することでスターリ
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.0

熊は、確実にいるなと思わせられる。
ラストのシートベルトのアラームとサイドブレーキの音。警告と緊張、さらには停滞、そして決意を感じるラスト。基本的に静的な映画で、途中退屈さを感じつつではあったけども、
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

食という、生きる上で欠かせない行為であり、相手が食べたい物を想像しながら調理する思いやりの行動であり。それが男性同士のカップルであることの必然性を補強しているようであり。

TVドラマシリーズから観て
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

4.0

ここ最近イラン映画を観ているけど、本作も丁寧な画面構成、最小限ながら伝わるセリフと表情、そして暗喩的な表現の数々で、とても満足できる作品でした。

報復が法的に認められていることもあり世界第2位の死刑
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美しい都市(2004年製作の映画)

4.0

非常に見応えあり面白い作品だった…途中までは。
イランの死刑制度で、死刑を早めるのも止めるのも賠償金が必要で、更に男性の賠償金は女性の2倍であるという。裁判はしているんだろうけど、死刑を撤回するか否か
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.0

最初の感想としては「思っていたよりひどくない」。むしろ想像よりも面白かった。

若杉先生の漫画は『デトロイト・メタル・シティ』然り、ギャグ漫画の中では比較的実写化に適しているのかも?変に登場人物がツッ
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

そこで終わるんかーい!
続きが気になり過ぎる終わり方…。
いずれにせよ、サミアにはこの先大きな障壁が待ち構えているのは間違いないが、本作を通じて生じた変化によって未来への希望は残っている気はする。
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

映画公開30周年を記念して東京フィルハーモニーがフルオーケストラで映画に合わせて生演奏してくれるという、最高な体験でした!最高以外の言葉が出てこない。

もう何度となく鑑賞した本作だけど、あのテーマ曲
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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.5

とても良い映画だった!
学ぶこと考えること魚を捕ること料理すること、全て生きる上で大事なことだけど立場や環境が変われば優先順位は変わる、変わらざるを得ないこともある。でもやっぱり好奇心持って学んでいく
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

4.0

ジャン=マルク・ヴァレ監督作品は初鑑賞だったけど、よく分からないけど面白かったぞ!?

まずポップさ。場面転換や時代を飛ぶ切り替えは工夫されているなという感じ。見せたいものがあって軽い語り口だけどしっ
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砂塵にさまよう(2003年製作の映画)

3.5

前半から中盤は主人公の態度にイライラしながら、さらに砂漠でのあまり代わり映えしない映像や展開に少し退屈しながら観ていたが、後半も後半、車中での会話くらいから面白くなってきて、冒頭のセリフが本作のテーマ>>続きを読む

五月のミル(1989年製作の映画)

3.5

老婦人が亡くなり親族が集まって てんやわんやに…それぞれの欲に忠実な一方で、フランソワーズの純粋さが映画に清涼感をもたらすような。
『五月のフランソワーズ』というタイトルでも違和感無さそうだけど、ミル
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未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

3.5

面白かった...とは思うけど、クリスチャンが途中から悪魔のように見えてきてエリアス負けるなと応援するような心持ちに。

途中までアフリカ難民キャンプと日常の繋がりと展開が見えない状態が続いたのけど、観
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.5

楽しい映画でした。劇場公開中から観たかったけどタイミング合わなくて観れなかったが、映画館で観たらもっと没入できただろうなぁ〜。

予告ではラスト15分に驚愕する!と強調していたので身構え過ぎてしまい、
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.5

日本版が気になっていたのでまずはオリジナル版から(たぶん日本版は観ない気がするが…)。韓国では汚職は日常茶飯事なのか、よく見かける気がするぞ。
韓国映画っぽさも十分あるし、ラストら辺の展開は爽やかさも
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

いやー、面白かった!やられた...という感じ。予習無しで観たのが良かったかな。

不気味さが随所にあって、何か分からないけどずっと不穏なテイストで進んでいくので、あれもこれも伏線のように見えちゃう。で
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.0

ホラーだと思って観てはいけない。ホラーではない。。。サスペンス…??コメディ…!?
もう「リング」を撮った中田監督はいないのか…。話題作を手がけるし有名俳優が出演するようになる一方で、作品のクォリティ
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

結果分かってるのにここまで熱くなれるのはすごいことだなぁ。もともと野球部だったし野球は好きだけど、これ程ドラマチックな展開はなかなか無いこと。2009年のWBCも記憶に鮮明に残っていて、あれを超える感>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

土屋太鳳さんてステキな俳優になったなー。演技が飛び抜けていいなと。アクのある俳優さんたちが多い中、存在感バッチリ。

だいぶ酷評されてたので流し見してたが、まぁクソ映画と言われるのも頷けるかな…。ただ
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