うみぼうずさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

うみぼうず

うみぼうず

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ミネソタ大強盗団(1972年製作の映画)

4.0

題材は西部劇、ギャングものかと思いきや、「時代」を描こうとしたような、なにかすごそうなものを感じる。
映像と音楽と映画の主題がどれも特徴的で、予知夢というか幻影の部分はおもしろいなと。

タイトルとあ
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怪獣大戦争(1965年製作の映画)

3.0

「我々は脱出する、まだ見ぬ未来に向かって」
X星人は統制官はじめ、クールなのかと思いきやけっこう叫ぶシーンが多く、意外に人間味があって好き。監禁場所のX星人の苦しそうな顔は、かわいそうと思いつつ笑って
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

音楽がツボにハマる。オハイオ・プレイヤーズが流れたらテンション上がっていた。
そんなに意識してなかったけど、曲も全て女性アーティストのものだったようで。

ポリコレうんぬん抜きにしても、ゴッサムシティ
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.5

BGMや効果音がほとんどなく、静かな映画。
音を極力抑えて、刑務所での日常や、慈悲の無さや静かな怒りがうまく出ている。
努力すれば特典がもらえるのは、悪い制度ではない気もする。何の生き甲斐もなければ自
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フォックストロット・シックス(2018年製作の映画)

3.0

エンドロールが良かった。
本編終了後、すぐ停止しようと思う手を止め続けて観てよかった。キットカットは美味しいよね。

アクションは思ったよりも良かった。
光学迷彩になると動きが人間離れする理由は分から
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.5

主観カーチェイスが斬新かつ迫力がすごい。
この時代の車はカッコいいなぁ。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

非常におもしろかった。
戦車は本物を使ったようで、しかも俳優さん達が乗り込んでいたらしく、存在感とリアリティがすごい。戦場で歩兵の立場だったとして、あの戦車に出くわしたら絶望するだろうな…。

弾同士
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

1回目が何となく消化不良な感じだったので2回目の鑑賞。2回目で初めて分かる中村倫也さん。

この内容が実話ベースであるということと、しかも比較的最近の出来事だということが、一番恐ろしいなと思う。(20
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

長時間の尺だったが全く飽きることなく疾走感持って最後まで一気に駆け抜けた。
フォード社の副社長に目が行きがちだが、2世はやはり2世という言葉は的を射ている。映画内で2世が自分で何かを決めたことは少ない
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.0

原作小説、またコミカライズされたものを読んでいるからか、全くのめり込めず。

キャラの設定が大幅に改変されていて、それぞれの関係性が薄くなっていて、ミステリーとして不十分になっていた気がする。原作至高
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侵入する男(2019年製作の映画)

2.5

デニス・クエイドの演技が光る映画だった。(キラキラした光り方ではなくギラギラした油ギッシュな光り方…)

奥さんの警戒心の無さ、怖い家に一人でいる(いさせる)無神経さなど、気になる点が非常に多く、最後
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

地形が変わるほどの状況でも花見を楽しめるし、「新しい生活様式」に人は順応していくんだろう。今だけ雨でもそのうち晴れる、かもしれないし、雨続きでも人は慣れるのかもしれない。

序盤からやたら東京の汚い部
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.5

前作を引き継ぎつつ、新たな作風にチャレンジし伝統と革新を行なった、と堅苦しく言ってみるけど、普通におもしろいアクションスパイ映画だった。
なぜかエレーナのラップ部分が好き。
あとはサビーナの言動はいい
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

くしゃみする時は手で抑えないと他の人に迷惑がかかると再認識。

映画のテーマ自体はよくあるものの、脚本と演出とアクションでテンポよく惹きつけられる。途中に不自然な点や強引な点もあるものの、観終わってか
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こどもしょくどう(2017年製作の映画)

3.0

子ども目線で見るか、現在の自分の立場で見るかで感じ方は大きく変わりそう。

全てが映画内で描写されてるわけではないのは、最初何故かと思ったが子ども達からしたら理由は分からないからか。ノンフィクション風
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フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.0

今回はティム・ロスの演技が映画の雰囲気に合っていない。途中で観るのをやめようと何回思ったことか。でも4話目は観てよかった。

オムニバス形式なので個別に点数。
ROOM321 お客様は魔女 …1.0
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.0

ガーンジー島に行きたくなる映画。
自然や建物の景色が美しい。

本を読みたくなる映画でもあるし、じゃがいもの皮パイを食べてみたくもなる映画。
子役のイーライとキットがかわいいなぁ。

戦後直後の光と闇
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.5

自宅で有酸素運動しながら3回に分けて鑑賞。
ストーミーとの関係と会話が良いなぁ。
「頭に入ってるのは詰め物」
「あなたは行動の人」

アメリカの映画では皆さん人前でイチャイチャするけど、この2人ならイ
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

4.0

TLVのイントロがやたら耳に残り、あのTシャツが欲しくなるし、フムスを食べてみたくなる。

イスラエル製作の映画ということで馴染みがなく、あまり期待しないで観たが、脚本と演出がすごく巧みだと感じた。
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アパッチの怒り(1954年製作の映画)

3.5

スピード感が良い。
それは展開自体の速さもそうだし、場面の転換も早いし、馬の疾走感もアクションの動きもキビキビしていて飽きずに観れる。
族長ターザの決断も、ジェロニモが動くまでも、どれも早い。早いがゆ
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

4.0

ビジネスに「愛」と「信頼」を。
言うは易し、行うは難し。

スポーツエージェントという仕事もプライベートも愛情を持ってぶつかるべき。どちらかが欠けても完全にはなれない。パートナーの存在は不可欠で、ジェ
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.5

監督・脚本にうまく手玉に取られた感覚。
でも心地よい感覚が残る。
うがった見方をせず、あとは50年前ということもあり、期待し過ぎず素直に観れたからかな。

絶対ネタバレは見ないで観た方が楽しめる。観賞
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

パイを食べ続けるシーンは、哀しさと切なさと生きていこうという強さが入り混じる非常に心に残るシーンだった。 

長回しとスクエアの画面で、なんとなく日常感とゴーストの視点を表しているように感じた
自分は
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

3.0

宇宙船と水の映像が素晴らしい。

現在のモスクワにUFOが墜落したらこうなるかも…というストーリーながら、アメリカや(日本)製作でなく「ロシア発」の映画と考えると、映画のテーマとタイトルも意味がありそ
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

ベバリーのお父さんが「かもめんたる」に見えてしまうのは前作から引き続き…。

老婆は何の映画でも怖い。
なぜ怖いのか考えてみると、「老い」への恐れが無意識にあるからかなぁ。深く刻み込まれた皺とヨボヨボ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

暗殺者?闇の世界の人間?ニューヨークは物騒なんだな…と思わせられた。

銃は両手で持つことはもちろん、よくある壁越しに敵を狙う時には足元を撃てばよいのか。
きっちりと、何度もそのシーンがあり、アクロバ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

マスタングが欲しくなった。

自宅で有酸素運動しながら、吹き替えだと聞き取りづらいので字幕にて。30分の有酸素運動×3日間で観終わる。

銃を必ず両手で構える・2発ずつ撃つなど基本動作が高いレベルで、
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戦場(1949年製作の映画)

3.5

派手さはないが地味な名作という印象。
1949年にこの映画を作ったことに驚き。
そりゃあ日本は負けるわな…。

兵士の「戦場」にいる姿を、日常生活や戦闘シーンも交えながら浮き彫りにしていく。
戦闘メイ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

ブルックスブラザーズのスーツは悪くはないと思うが、イギリスやイタリアのスーツほどスタイリッシュではなく、それでも名前もない主人公には分相応である。

スマートなスパイではなく、むしろ泥臭くマスクを着け
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

評判がよいということだけ知った状態で前情報なく鑑賞、途中までは馬鹿さ加減に辟易していた。

が、段々と人物の心理変化が描写されるに従ってリアリティや精緻さと感情の機微などがおり混ざり、おもしろくなって
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母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。(2018年製作の映画)

4.0

学生時代に母を亡くした身としては、非常に共感できて切なくなった。

ストーリーの起伏ではなく感情の起伏を魅せる、そんな映画なのかなぁと思う。多用される長回しや、ものすごくゆっくりなズームなど、入りこん
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

テディ・マクギグルが好きだなぁ。、
あの体型であのダンスのキレはいいね。
緑の服も似合ってるし、実はめちゃくちゃ情けないし性欲の塊りだし。この映画における人の醜さやヘイトを一人で受け持ってくれた。
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

4.0

シンプルながら緊迫感と画面の迫力がものすごく、自宅鑑賞ながら気付いたら本当に拳を握っていた。早く切り替わる列車、ヘリ、パトカー、線路の画像で食い入るように観れた。

登場人物も事態の重要性が上がるとと
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.5

ホアキン・フェニックスがカルト宗教の教祖になっていくまでの話…となぜか勘違いしていたので、いい意味で裏切られた。(ジャケットのせいかな?)

フィリップ・シーモア・ホフマンは存在感があり、哀愁漂う。い
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ヴィランズ(2019年製作の映画)

3.5

ポスターとエンディングはけっこう好きなセンス。覚醒剤って本当に「覚醒」できるのか…と知ることができた映画だった。

ビデオカメラの映像や、ジョージの発言から考えると、今までに少なくとも複数回は似たよう
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

パリに行きたくなる映画。過去への憧憬と現在を生きる葛藤を軽妙に痛快に選択する物語。

劇中の人物もさらに昔がいい時代というのはおもしろい。あの頃は良かったなぁと思ったことは自分も何度もある。その時々の
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