物語ではない美麗な映像集。人物描写の付け加えを、アニメーションとして創作する必要があった(もし物語として成立させたいという気があるのであれば)。ミュージックビデオの一種だと捉えても、決して名作ではない>>続きを読む
もうレフンはこの先こういう映画しか撮らないのだろうか。お話としてはとても面白かった。
まず映像が美麗過ぎてビビった。木々と空の繊細な白黒のコントラスト。日光、もしくは月明かりに照らされる人の肌の艶。雄大でアブストラクトな河の鏡。このモノクロームな映像が、ラストのスターゲートに活きてくる>>続きを読む
白Yシャツ浅野忠信フィギュア欲しい。映画の完成度高すぎてそれ以外特に言うことない。
松嶋町山でやってた奴。ドキュメンタリーとしては無難。普通にJandek聴いてた方が良いよー^ ^
結局宇宙何個作ったん?って感じ。思考実験的観点としてはカオス。ブッ飛んでる神話。2001の先を見せる。ケーキソングとかひとみちゃんの頭を抱き抱えるシーンとか、例えドラッグ決めても中々考え付かないと思い>>続きを読む
何がしたいんだ。フランス映画の皮を被ったATG。私はそのギャップに惹かれたまでで、この映画を作ろうとしたハネケの動機を理解するつもりは毛頭無い。
エンドロールの汽笛の音で昇天。フィールドレコーディングス的なジャンクノイズ。月光、月の光のあざとい反復をも全て無かったことにするあの音。小説では味わうことは出来ないだろう。物語の着地からメタ要素から何>>続きを読む
いつもの黒沢映画過ぎて言うことない。小さく纏まってる感。やっぱりクリーピーやドッペルゲンガーみたく暴れてる黒沢清の方が好きなので、終盤から心の中で"ブッ壊せ!黒沢ブッ壊せ!!"って叫んでた。
グッドフェローズをChopped&screwed。フォレスト・ウィテカーはアラン・ドロンよりもクールな男。アイスクリーム食べながらRaekwonのIce Creamを聴く。最高。
終わりのない休暇ほど辛いことはない。哲学的で完璧に完成されているようで実は全くそうではないように見えるこの感じ。
これこれ。これが観たかった。新エヴァの中で一番エヴァしてるじゃん。結局庵野秀明自身が暴走する様に、私は一番のカタルシスを感じるのです。あと謎解き。
良かった。エヴァをポップに仕立て上げてる。このポップさをQと||でどれくらいブッ壊してくれるのか、それだけが楽しみ。
このレビューはネタバレを含みます
多分黒沢清の8 1/2。皆にもドッペルゲンガー、いるでしょう?的なラストではなく、その伏線を先に畳んじゃって、後はただ単にやりたいこと滅茶苦茶にやってるのがアナーキーで面白い。黒沢清ってこういう人でし>>続きを読む
黒沢清が全力でCUREを超えようと頑張っていたのは十分に伝わった。あとオダギリジョー扮するタメ語で接する舐め腐ったカウンセラーみたいなのは、実際にもいます。
下ネタ全開&脱糞シーンまで挿入されているのに、何故こんなにも心地が良いのか。
彼の作品の中では断トツで分かり易い。特に生と死のコントラストはブンミおじさんより取っ付き易く、より詩的なものになっていると>>続きを読む
完全版はこっちか。もうとにかく面倒臭い作品だった。TVシリーズの方がよっぽど良かったよ。それでも好きだよ。
私は庵野秀明という男を良く知らないのですが、多分この映画、現実(ニッポン)vs虚構(ゴジラ)ではなくて、現実(庵野秀明)vs虚構(ゴジラ)ですよね。つまり、庵野秀明は如何にしてゴジラという虚構を現代解>>続きを読む
パッケージの"FAKE"の文字のEが少しボヤけているが、うーんそういうことか。うーんそういうことなのか?とりあえず、こんなに面白いドキュメンタリー映画はイグジット・スルー・ザ・ギフトショップ以来だろう>>続きを読む
廊下。何故"Side/Walk/Shuttle"は登録されずにこれが登録されるのか。
オフの女の声はデュラス自身の声なんですって。その情報を頭に入れた後に鑑賞すると、ちょっとカサヴェテスっぽいなーとか思ったり。良作。
前作"インディア・ソング"のロケ地の廃墟を淡々と映し、その映像にインディア・ソングのサウンドをそのまま乗っけただけという前衛的にも程がある作品。この作品を観て分かったことというのは極めて重要だが、まあ>>続きを読む
異世界でした。しかし紛れもない、一つのドキュメントです。ペドロ・コスタ凄いよ。この人の目には何がどう映ってるんだ。
4月まで待てる気がしなかったので、一足先に。オスカー獲ったからって、取り分けて政治的なメッセージ性がある訳でもない、ただ単純に、一人の少年の成長過程を静かに描いた映画だった。しかし普遍的かと言われれば>>続きを読む
伝記映画では、ない。特に三部目。具体的に言うと、三部目のジョブズのシルエットが98年頃の現実のジョブズと一致していない。しかしそれが良い。あと言いたいことっていうのは、やっぱりダニー・ボイルは音楽を扱>>続きを読む
引退撤回記念。こんなん作る人なんやけ、そら何度でも撤回するわな。
トリアー作品の中でも、最も鬱な映画。間違いない、彼はサディストであり、ニヒリストだ。最低の人間だが、彼の作る作品はどれも良く練られた、完成度の高い作品ばかりだ。その中でも、本作品はトップに位置付けるこ>>続きを読む
ラリったウエスタン。ブラックコーヒーでLSDを口に流し込んだような感覚。ニール・ヤングの音楽はさながら不失者での灰野敬二。しかしSatireとガンファイトに関しては、真面目。取り分けてSatireの描>>続きを読む
インドの都市ヴァーラーナシーの人々、その土地全体に密着したドキュメンタリーフィルム。所謂、Ethnographic Filmというジャンルに当たる。何処かの土地そのものに密着し、その土地の住人たちの日>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
再見。ちょっと真面目にレビューしてみます。
<長い前置き>
ガチガチなインディー映画出身のガス・ヴァン・サントは96年、"グッド・ウィル・ハンティング"にて、一躍売れっ子監督の仲間入り。"サイコ"に>>続きを読む
完璧な映画だからこそ、ほんの少しのノイズにイライラしてしまう。賞賛の言葉より先に文句が思い浮かぶタイプの傑作。