akariさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.2

リアリティのダンス…。東欧好きにはたまらないような色彩に溢れていて、映像的にはおすすめしたいのだが内容的にはおすすめしかねて複雑な気持ち。特に繊細な人は心にベチャっと残る(あの、序盤の足元で魚が潰れる>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

レジーがいい人すぎる…!
良い友人に巡り合えたことは本当に財産。
映像は良いんだけどストーリーが。
映画的盛り上がりが、特に後半が平凡、最後もナレーションで補完したハッピーエンドなところが…脚本が惜し
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噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

3.5

名作、必見!という映画ではないんだけど、軽く観られるラブコメで、主演二人が好きなので楽しく観ました。
サラジェシカはSATCの時とキャラ設定が近いし髪型も同じなのに、思ってたほどはキャリーには見えない
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.5

これはあれ、小沢健二の曲「美しさ」が示すところがテーマ。
永遠の瞬間を若い時代に持つことは幸せなこと。

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.4

うーん、ドラマが良すぎたので絶賛はできない…。派手なドタバタパートが多すぎて、楽しく軽く見られるんだけど、その分心の機微や普段の生活があまり描かれていなく…。
春田と牧くんの普通の幸せな日常がもっと見
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Red(2020年製作の映画)

2.9

ここ数年で観た映画の中でも1、2を争うくらいイライラしました…。俳優さんらが嫌いなわけではないんだけど、何故ここまでイライラしたか。

①主人公が夫とちゃんと話そうとしない
夫だけじゃなく皆にそうなん
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.7

世代ど真ん中なので、バブル世代にバブルのスピリットがあるように、私達にはコギャルのスピリットがあるっていうメッセージを受け取った気分。

演出が、時代の雰囲気が不安だった90年代物に多い退廃的な感じじ
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.6

流行っていた当時、男性向けの話かなと思ってブームに乗り切れなかったので今になって観ました。

ストーリーは素直に僕とオカンの半生が時系列になっていて、意外性はないんだけど、飽きない作りだしわざとらしく
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17歳(2013年製作の映画)

3.6

静かに心に残る映画。
音楽の使い方もきれいで、監督の引き算の感覚が心地よく、明るい話じゃないんだけど観やすかった。

主人公は、売春を通して潜在的に「男性との心の距離感が遠い(父親がいない)」ことや自
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あん(2015年製作の映画)

3.7

ふわっとした話かと思って観たら、
思いのほか社会派でした。

演技も撮り方も全て自然体に作られていて、あんこや自然の美しさがけれん味なく伝わってくる。

「社会」から、普通に生活していくことの翼をもが
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.6

内容的に、淡々としていて退屈な感じかな?と思って期待せず見たら、けっこう起伏があって大人しすぎず、観やすかった。

お茶を通して、ところどころ人生訓というか哲学的なやりとりがあり、立ち止まりたいときに
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.7

テイラースウィフト、前作と今作はiTunesで購入するくらいに好き。以下、覚書。

・一番印象的だったのが、アメリカ人も、政治的発言をするかしないかでこんなに悩んで葛藤するんだ…。ということ。

・正
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.7

最初の30分くらいはPVを観る程度の気持ちで期待せず観たけど、どんどんストーリーが良くなっていって、好きな作品になりました。
もっと若い時に実家で原作を読んだ時より(余談だけど多分父が買ってきて実家に
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きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作を一巻まで読んで、
最終回も知ってるけどまだ未読です。

ネタバレ分かった上で見たけど、
かわいそうなのは仕方ないとして、
ひかるちゃんがとにかく自分の想いを正直にぶつけていることが一番の救い。
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昼顔(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

倫理的にこの終わり方にするのがご時世でざんねん。
中盤まで2人の味方だった脚本が後半どんどん崩れていったので、逆にハッピーエンドならハッピーエンドでもっと評価をつけられたと思いました…。  

現実の
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

3.7

退屈な話かな?と思っていたら、全然そんなことありませんでした。

自分が欲しい世界の全てを自分の手で創り上げた、そのバイタリティは生涯を通じてものすごいことだし、4人を育てて農家とお庭を切り盛りして、
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.7

なんとなく、観ていないので初めて観てみました。
世界観がマッチョで驚くけどこれが80年代らしさの凝縮なのかな…男性は粗野で性的な感じ、女性は感情的。「男性と対等な女性」の強さを強調した、ウーマンリブ的
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.4

なんとなく気合を入れたくなり観たんだけど、エリカ様圧倒的にきれい。

何故か個人的には琴線に触れないんだけど、それでも顔も身体の線も、おでこから頭の形も他のキャストより格が違う女性らしさ…頭蓋骨とか腰
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.7

10年振り2度目。

何度観てもきれいな色彩!
絵作りがとにかく素晴らしく。
キルスティン・ダンストのどこかビッチ感のあるキュートさが、舞台のロイヤルみに逆に生かされてる。観ていて気持ちを乗せやすい。
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.6

全体的に江國香織的、というか
私小説的な情緒ある作品。

ホテルのお部屋の桜の飾りとか、
東京の高いビルの一室からの
ポツンとした心細い感じとか。
情緒的な作品だから、大きく感動した!みたいなものじゃ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.7

上映当時の周囲の人のレビューが、総じて複雑そうな内容だったので、理解する持久力があるときに観ようととっておいた作品。やっと観ました。

観た結果。

・なるほど、やっぱり登場人物の気持ちと行動も、スト
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.4

うーん…久しぶりのソフィア・コッポラ映画の鑑賞で嬉しかったんだけど、調節を明るくしても画面が暗いのが気になりました。わたしのipadだけ…?

キャスティング、衣装、シチュエーション、どこをとってもソ
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

アクション映画をあまり観ないわたしでも、さすがに知ってる作品なので、面白かったです。

1.2を観ているけど、ファーロングが美少年過ぎるのと、ダダンダンダダン、のあの音程度しか記憶してるわけではないか
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.6

※わたしは80年代のリメイク前のイットのファンで、ついでにキング原作ものの世界観のファンです。

リメイク後の本作、後編では、前作以上に何度も驚かされるタイプの怖いシーンが続くので、数人で観てから後で
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.2

噂通り、起伏が少ないのと、ものを減らしたい、ものと自分との関係を見つめなおしたい人が観ないと感情移入しにくいので、観る人を選ぶ内容ではあるかと。

企画は良いので、あと一歩音楽や映像にメリハリがあった
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

アメコミ映画を観ることがほとんどないわたしとしては、ジョーカーというキャラクターを知る登竜門になってしまった。

とはいえ、映画としてはアメコミ要素はあまりなく。借金は出てこなくても奥にあるものはウシ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

善悪で割り切れないことを表現するのが
「物語」の価値だとしたら、
この映画は満点。

捕まった後の警察官とのやりとりの時の松岡ちゃんの手など、よく見ると伏線回収も細かい…。

家族それぞれのやりとりや
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ホットロード(2014年製作の映画)

3.4

※原作を読んでいないレビューです。

・静かできれいな映像が観たくて、能年ちゃんの写真集的な気持ちでみていたのだけど中盤くらいで、あっ、想像してた不良ものの映画より目線が遠い…「優しい大人目線」で距離
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.7

二度観たいかと言われると、一度きりで良いと答えるけど、静かな名作でした。
貧しくて泥臭い世界観に、人もブルーカラーの人たちばかり出てくるんだけど、原作が純文学だからか、景色や対話など、観てる側に入って
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.6

公開当時から気になっていてNetflixでやっと観た。製作側のおんなのこたちに対するメッセージが詰まった作品。
ふぇのたすの登場回数が気になるという声もあった本作だけど、全体のトーンやテーマと調和して
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ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986年製作の映画)

3.8

リルルとしずかちゃんのやりとりが…。

原作も合わせて読むと特に、藤子F不二雄先生の描く女の子像って、男の子の冒険の添え物として描かれていなくて同性から見てもしっくりくる、いいなぁと思うところがいっぱ
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ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)(1985年製作の映画)

3.8

武田鉄矢の少年期が…。指のない手でギターを弾く宇宙人が…。牛乳だけの牛乳風呂が…。

小さい頃、映画館で始めて鑑賞した映画なので、自分にとって特別な映画。今よりSFが流行っていた時代でしたよね。ポスタ
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.9

劇場で観てから数年越しの再見。

熟年になってから人生の伏線が回収される話。
2回観て、自分が歳をとったからか、人生の答え合わせのような、お母さんの華やかな終活のような側面が深く染みました。

ABB
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裸足の1500マイル(2002年製作の映画)

3.5

タイトルの通り、子供達がひたすら、ひたすら母親のもとに向かって歩き続けるお話。政治的背景に対して考えさせられるというのもあるんだけど、もうただただ目的地に向かって小さい子たちがストイックに歩いていく絵>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

3.8

舞台となった京王線の聖蹟桜ヶ丘に一時期住んでいました。耳すまの丘と呼ばれる丘もあるよ。でも、そんな贔屓目がなくとも、ファンタジーじゃないときの宮崎アニメの普通の日常描写がとても好き。

夏至(2000年製作の映画)

3.5

しっとりとして艶やかな映像美。ストーリーはあまり印象に残らず。国ごとに色気の表現ってあると思うけど、トランアンユン監督の視点から、ベトナムらしい色気のありかたを学んだ気持ちに。生活感のある黒髪の女性た>>続きを読む