FRANKさんの映画レビュー・感想・評価

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告白(2010年製作の映画)

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とにかく圧倒された映画。
どのシーンも、不穏で陰鬱なのに不思議な浮遊感や美しさがあり、自然と引き込まれる。
隠喩的なシーンや誇張されたシーンが多々差し込まれていて、ミュージックビデオのような編集になっ
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ブロードウェイの子守唄(1951年製作の映画)

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話が分かりやすいし、登場人物がみんなチャーミングだし、そして何より音楽が美しい。
爽やかな気持ちになれる映画

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

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分かりやすく明るくて良かった。
誰もが心の中に不満や鬱憤を抱えているけど、それをロックの精神で何かに昇華していくことが出来たらもっと辛い思いをする人は減るんじゃないかなと感じた。

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

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ダンスや音楽の質が高く全体的に明るい雰囲気で見やすかった
特に、終盤の舞台上のシーンは、虚構であるセットやセリフの中に、演じているハリーとガブリエルの高揚を感じ取れて不思議な心地よさがあった。

初日
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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ゴジラという巨大未確認生物の出現を通して団結する日本の政治・研究・軍事がスリリングに描かれていて、フィクションの中だけど、この国の底力を感じた。

専門的要素が濃く淡々としたセリフやシーンで話が進むの
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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前情報なしになんとなく鑑賞したので、序盤のアクションの力の入り方に衝撃を受けた。中盤は少し眠くなってしまったが、後半の怒涛の展開で再び熱中して映画を楽しむことができた。

全体を通して、伏線回収が凄く
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

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前作よりサバイバル的側面が強くなり、アクションも増した印象。

本土上陸後も展開があるのは意外だったが、その後もう少し盛り上がってもよかったかも。

キャラクターももう少し捻りが欲しかったかな。前作は
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

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序盤は静かめな感じだったけど、後半は怒涛のパニックの連続で、スピルバーグの安定的な面白さを体感できた。

自然とテクノロジーのあり方についても考えさせられた。

海街diary(2015年製作の映画)

4.9

大きなイベントが起こって、誰か悪役がいて、みたいな話ではなく、姉妹の些細な暮らしの出来事が穏やかで情緒的に描かれている。

人はそれぞれに生活のなかで、自らの弱さ、他者とのわだかまり、そして何より愛情
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

独特の映像の質感が美しい。
コロナ禍、閉まるジム、聞こえない耳、様々な困難に悩み、それでも強かに生きて行く主人公の姿に胸を打たれた。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.6

前作はアドベンチャーに振り切っていたが、今作はより考古学的でありナチスなど社会情勢を取り入れていて一作目に近いと感じた。

ただ、今作も宝物を悪用しようとする敵から先に守るという方針なので、その点では
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

5.0

前作は正直ただの盗みじゃんという疑念が脳裏によぎることがあったが、今作は宝物を取り戻すという目的に変わって、よりインディ側に感情移入して観ることができた。

豪胆で男気のあるインディ、高飛車だがどこか
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.5

スピルバーグ監督らしい迫力ある映像とハラハラする展開。夢中になって観れた。

東京物語(1953年製作の映画)

4.8

慈愛の心や人間味がひとりひとりの登場人物に詰め込まれていて、本当に心が温まる作品だった。昔の日本の精神文化が感じ取れると同時に現代がいかに希薄な人間関係で成り立っているかと反省させられた。

カメラワ
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

昔この映画の鮮烈な予告映像を観て以来、ずっと観たいと思っていた。監督の最新作公開記念ということで本編をまるまるYouTubeに流すということでこの機会を逃すまいと鑑賞。

●映像
撮影は恐らく全シーン
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アンディは絶望のなかでひたすらに希望を信じ強く生き抜いた。
レッドは、そうした状況に諦めを感じつつも、アンディという存在に密かな期待を込めて暖かく見守り続けた。

狭く薄暗い刑務所の中で「情」を大切に
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

テンポも良く、キャラクターもユーモラスだが、映画としての深みやカタルシスが無かったかも。

ただ、ワンショット毎のファッションとか、欧米の街並みとか、映像が煌びやかで目の保養になるし、高みを目指して日
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

3.0

教養になると思って鑑賞。

昔の映画は今と比べ直接的なセリフやシーンが少ないので観るのに気力が必要だった。

今まで観てきた昔の映画に出てくる男の人は、ダンディズムを体現したような感じの人ばかりだった
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

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前半はシュールで面白いシーンが多いが、後半はそうなっちゃうんだっていう展開で拍子抜け。最後のシーンも放り投げられた感じがあって消化不良。

宮沢リエの破天荒で自分勝手だけどどこか憎めない感じがあるタイ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

創作の世界を胸の内に秘めて、現実の世界で強く生きていけという宮崎駿のメッシージが感じ取れた。

場面の一つ一つに意味や整合性を求める人には向かないのだと思う。個人的には、村上春樹の小説に似ていると思っ
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