猫ざんまいさんの映画レビュー・感想・評価

猫ざんまい

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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

長かったし、きつかった。これ観るとイスラエルが核武装したのは当然だなと思ってしまう。人間が生物である限り殺し合いがなくなることはない。自分が蹂躙されることがないようにするためには、個人でも国家でも圧倒>>続きを読む

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

3.7

医師や看護師の活躍がカッコいい。熱さの描き方がベタではあるのだが、これは好き。つい見入ってしまう。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

つい見てしまった。今回はすこしお仕置きぶりが控えめだったかな。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

宮沢りえと娘の演技が良かった。しかし、やみくもに不幸を詰め込んでいて、こうすれば泣けるんだろ・・という作り手の意図が見え見えでかえってしらける。しかも描かれている不幸がどっかで見たことあるようなテンプ>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.7

面白かった。毒をもって毒を制す。憎い敵は、自分がやられたようにその子供までもぶち殺して仕返しする。戦争なんだ。殺伐としてはいるが、似非ヒューマニズムに流されず、現実を抉っているところが潔い。ただ終わり>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

2.9

ワクワクするような設定と映像が良いのだが、ストーリーが薄っぺらでつまらない。途中で寝てしまった。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

初めて観た。ストーリーも面白いが、この頃のアランドロン、男から見ても色気ありすぎて見入ってしまう。なるほど、これが淀川長治先生がアランドロン演じる青年はゲイなのだと看破したシーン(友人の服を着て鏡にキ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.9

ゴジラが銀座の街を破壊するところや、軍艦のFSXが非常に素晴らしい。しかしストーリーの運びは凡庸に尽きるし、芝居の演出がチープすぎる。もったいないなぁ。こうしたらお前ら感動するんだろ・・的な既視感満載>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

5.0

凄く面白かった。何もかもが一流。役者の演技、先の読めない展開、途切れることのない緊迫感。ナンバ歩きなどの所作、ゆっくりと朗々とした台詞回し。聞きしに勝る傑作。因みに丹波哲郎と仲代達也の殺陣は真剣を用い>>続きを読む

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.8

とても面白くて何度も観ている。マイケル・ダグラス演じる狂気の男が、自分に敵対してくる人間達を法を無視して次々撃退していく過程が気持ちいい。店主、ギャング、バーガーショップの店員・・腹立つ奴らを思うがま>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.4

気持ち悪い発想を詰め込むとしたらどうしたらいいか・・という考えが先行しすぎていて、ストーリーそのものは面白いとは言えない。気持ち悪さと面白さの丁度良いバランスは難しく、そこも踏み外していると思う。本作>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

5.0

久しぶりに鑑賞。最初に観たのは中学生の時。緊迫感。先の読めない展開。初見時の衝撃を忘れられない。小学生の時に観てたとしたら、ちびる怖さ。あれから幾多の映画を観てきたが初見時の衝撃という点で本作を超える>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

面白かった。娘とのやり取り、結末も良かった。ただ少し長い。

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

良かった。これは万人におすすめできる映画。猫好きだからネコ版を作ってほしい。内容の良さに対して日本語タイトルがイケてない。

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.3

特段目新しさはなく、なんとなく観て終わった。特に心に刺さるところはない。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.3

冴羽獠、牧村、冴子ともに原作の再現度高かった。アクションのキレも良い。しかし香がかわいくなかった。そこ重要なキャラなのにどうして?

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

人の気持ちが分からない子供の話。恐らく病気だがそのことには全然触れられていない。どういう気持ちで観てよいのかわからないのだが、心に食い込むところがある。

天気の子(2019年製作の映画)

3.5

少年が、変わった力を持つ少女を助ける物語。前作の「君の名は」も同じだが、「天空の城ラピュタ」や「未来少年コナン」あるいは「カリオストロの城」など宮崎駿の昔のアニメを手本にしていると思う。このパターンだ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

いいところで終わってしまっているので原作漫画、続き読んでみたい。演奏の描写が素晴らしいことは言わずもがな。野球とかバスケなど何かのスポーツをジャズに持ちかえた青春映画。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

2.9

フォードvsフェラーリというより、フォード社内における経営陣vsレースチームとの戦いを描いている。フォードの敵はフォードなのである。疾走感あふれるレースシーンと、ねちねちしたフォード社内政治の対比が印>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.7

自分の夫は、名乗っていた名前の人物とは全然別人だった・・・ていう話。彼がだれなのかは意外とあっさり分かってしまう。その後にその謎の人物の人生を掘り下げていく作り。十分面白いのだが、欲を言えば「誰なのか>>続きを読む

任侠学園(2019年製作の映画)

3.5

ヤクザが経営不振の高校を立て直す話。ベタなストーリーだが、意外(と言っては失礼だが)に面白かった。西田敏行と西島秀俊の演技が面白いし、他の役者も良い。原作は今野敏氏の小説「任侠シリーズ」なんだとか。

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.5

Old but not obsolete(古いがポンコツではない)・・「ターミネーター新起動」におけるT-800の台詞。「おじさん活躍映画」あるいは「お爺さん活躍映画」っていっぱいある。ダニエル・クレ>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

スパイアクションを存分に楽しめる作品。昔の007シリーズみたいなテイスト。前作もそうだったが悪役の理屈にも一理あるなぁと思った。

悪女(2023年製作の映画)

3.7

面白かった。現在NetflixのTOP10に入っている。珍しい台湾映画でありながら日本人の目に触れるということは傑作に違いない・・・ある女と付き合った男たちが何人も自殺。男たちは女に貢いでいた。女は美>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

いい映画だった。耳は聞こえなくても、子供の気持ちが理解できていた親父さんが良かった。歌が素晴らしかったのは言わずもがな。しかし彼女が大学に行ったら家族はどうなってしまうのでろう。いずれは故郷の街に戻り>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.7

面白かった。神経症を患う21歳の男が主人公。ある事件を境に兄、母、父親の態度がおかしい。身に危険を覚えるのだが、これは自分の妄想なのか、現実なのか・・という話。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

家族へ手紙の場面は心揺さぶられた。特に妻への手紙。演技達者と言われる二宮くんの終盤の鬼気迫る演技はよかった。しかし捕虜にしては歯が綺麗すぎた。それより北川景子の庭へ倒れこんで嗚咽する演技が胸に迫った。>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.4

疾走感と音楽が気持ちいい映画。ドラマはもう少し練ってほしかった。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

ワクワクすることができる良い映画だった。シェフであれ、大工であれ、サラリーマンであれ、男であれ、女であれ、誇りに思っていることを傷つけては駄目だよね。息子に焦げたサンドイッチを客に出すか否か諭す場面が>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

2.9

靴ひもの場面が良かった。しかし意外性がないのと、キャラクターが今一つ弱いのとで、感情移入も中途半端。テーマの割には、自分にとって心揺さぶられることもなく刺さらないレベルの作品に留まってしまった。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

主席連合は上から目線のままでどうも面白くない。主席連合を壊滅に追い込んだという形を求めたいのだが、もうこれで終わりでいいのではないかという気もする。お疲れさまでした。

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

すごく面白かった。ヒッチコック作品かと思った。バレそうハラハラするが、なんとか際どいところでかわす場面や、本人は必死なのにどこかコミカルな描き方が、ヒッチコック作品のテイストと似ている。ヒッチコックが>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

お兄ちゃんが悲しい・・・。インドでは毎年8万人の子供が行方不明になるのだとか。ボリウッドとか言って、映画作ってる場合じゃなくない?日本だったら一人いなくなっても大騒ぎなのにね。誘拐されて売られてしまう>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

悪役のキャラが漫画的で目的も分かりやすい点、コメディタッチである点・・・映画の台詞に「昔の007が好きだ」というのがあったが、この映画はまさに昔の007みたいなテイストだ。子供の頃観てたショーン・コネ>>続きを読む

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