猫ざんまいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

猫ざんまい

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

いい映画だった。耳は聞こえなくても、子供の気持ちが理解できていた親父さんが良かった。歌が素晴らしかったのは言わずもがな。しかし彼女が大学に行ったら家族はどうなってしまうのでろう。いずれは故郷の街に戻り>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.7

面白かった。神経症を患う21歳の男が主人公。ある事件を境に兄、母、父親の態度がおかしい。身に危険を覚えるのだが、これは自分の妄想なのか、現実なのか・・という話。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

家族へ手紙の場面は心揺さぶられた。特に妻への手紙。演技達者と言われる二宮くんの終盤の鬼気迫る演技はよかった。しかし捕虜にしては歯が綺麗すぎた。それより北川景子の庭へ倒れこんで嗚咽する演技が胸に迫った。>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.4

疾走感と音楽が気持ちいい映画。ドラマはもう少し練ってほしかった。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

ワクワクすることができる良い映画だった。シェフであれ、大工であれ、サラリーマンであれ、男であれ、女であれ、誇りに思っていることを傷つけては駄目だよね。息子に焦げたサンドイッチを客に出すか否か諭す場面が>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

2.9

靴ひもの場面が良かった。しかし意外性がないのと、キャラクターが今一つ弱いのとで、感情移入も中途半端。テーマの割には、自分にとって心揺さぶられることもなく刺さらないレベルの作品に留まってしまった。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

主席連合は上から目線のままでどうも面白くない。主席連合を壊滅に追い込んだという形を求めたいのだが、もうこれで終わりでいいのではないかという気もする。お疲れさまでした。

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

すごく面白かった。ヒッチコック作品かと思った。バレそうハラハラするが、なんとか際どいところでかわす場面や、本人は必死なのにどこかコミカルな描き方が、ヒッチコック作品のテイストと似ている。ヒッチコックが>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

お兄ちゃんが悲しい・・・。インドでは毎年8万人の子供が行方不明になるのだとか。ボリウッドとか言って、映画作ってる場合じゃなくない?日本だったら一人いなくなっても大騒ぎなのにね。誘拐されて売られてしまう>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

悪役のキャラが漫画的で目的も分かりやすい点、コメディタッチである点・・・映画の台詞に「昔の007が好きだ」というのがあったが、この映画はまさに昔の007みたいなテイストだ。子供の頃観てたショーン・コネ>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

前作同様に面白かった。製作費、今回は760万ドルと前作100万ドルよりはお金使えてる。スピルバーグや、ジェームズ・キャメロンが名前出さずに今この予算で映画を撮ったらどんなのができるだろう。お金かけたも>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

「主席連合」とやらが壊滅するところ見たさに、ついチョイスしてしまった。次回作では見れるのだろうか。バイクのアクションと、シェパードを撃たれて反撃する場面がよかったなぁ。変な日本人の殺し屋出てきて、寿司>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.6

楽しめたけど、ごちゃごちゃしているな。原作はロバート・A・ハインラインの短編『輪廻の蛇』なのだとか。wikipediaであらすじを読んだら、主要な部分はかなりしっかり再現されている。映画でごちゃごちゃ>>続きを読む

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

すごく面白かった。同じ監督の作品は「ロスト・ボディ」「嵐の中で」「神が描くは曲線で」も観たが、どれもひねりが効いている。今回もしっかり伏線が張ってあって話が二転三転するが、こねくり回し過ぎず、比較的わ>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

面白かった。さあ、どうする!?・・バイオテロによって旅客機が汚染。未知のウィルスを持ち込んだ犯人は死亡し治療法が分からない。機長も死亡、目的地のホノルル空港への着陸を米国政府は拒否。成田へ向かったら日>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

面白かったけど、政府圧力の描き方が、あっさりしているので「権力者憎し」という感情も中途半端。韓国映画なら権力者からの攻撃を、もっと理不尽に、滅茶苦茶憎たらげに描くよね。実話ベースだから仕方ないか。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

面白かった。これだけ行動力があって、肝が据わっていれば詐欺でなくとも成功するよね。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

面白かった。お爺さんは何も悪くないのにって、途中までは思ってた。でも3人組があまりにクズなので、やはり女よりお爺さんに肩入れして観ていた。あの終わり方だと逃げきれていない?

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

圧倒的なリアリティと緊迫感。ここ数年観た映画の中で最も手に汗握った。特に、南北大使館員らがイタリア大使館までの道程を銃撃を潜りながらクルマで突破していくシーンが圧巻。
映画が映し出している戦場の街、政
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

2.5

何を訴えているのか自分にはわからなかった。当たり前にあると思っていること(聴力)を失ったら最期、彼女も、バン(自分らしい生活)も失ってしまったってこと?それとも耳が聞こえないって、こんなに大変なことな>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.5

釘付けになること必至。これは多く人に是非見て欲しい。小学校4年生の少女ソンが、転校生のジアと出会い、裏切りや嫉妬などの感情を経験。成長していくストーリー。ソンが可愛いい。それだけでも観る価値あるのだが>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

素晴らしい映画だった。ジャケ写、お姉ちゃんが少し後ろを歩いているのも意味があるんだよね~。

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.6

目新しい設定ではないが、最初から最後まで、グイグイと惹きつけてくれて飽きない。主演のマ・ドンソクの存在感、どんどん展開するストーリー。面白かった。

朝鮮族が悪の巣窟として描かれているが、どうやら韓国
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.4

犬を殺され車を盗まれたのが発火点‥という前作の設定はとてもいいと思うんだが、それを妻の死に絡ませるのはどうかな。男の背景を妻や子供が死んで傷を負っているとか・・・ハリウッド映画の典型的なパターンでしら>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

4.1

非常に面白い。この映画をもう一度観たい。VODには無いのだよね~。会話劇である。「12人の怒れる男」に勝るとも劣らない素晴らしいシナリオだと思う。彼女は本当に自殺だったのか。アイドル・如月ミキの一周忌>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.1

3時間の長さが気にならない密度と楽しさ。分かり易い物語。スローモーションを多用したスタイリッシュなアクションシーン。物語と混然一体の素晴らしい歌と踊り。満足感がとても高い。

英国領インドで提督の妻の
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.5

北朝鮮やウガンダの脇が甘すぎる。取引相手の信用力(金を持っているか)や身元を調査しないで大きな取引をすることは民間企業間でもありえない。しかも騙した人間の名前・顔出してるし。したがって「この映画はドキ>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

なんでそうなるのっ!と突っ込みがらクスッと笑える類のコメディ。韓国で歴代興行収入1位を記録したのだとか。ドジばかり踏んでいる麻薬捜査班の5人が麻薬組織アジトの向かいのチキン店一家を装って張り込みを始め>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

5.0

5年に一本観れるかどうかの傑作。万人に観て欲しい。ヒリヒリするが観終えた後は心地よい。「決めた。君は世界を守れ、俺は君を守る」少女を助ける不良少年が健気過ぎて涙が出る。

例えば、少女が虐めで髪を切ら
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.1

終始緊迫していてあんまり面白いのでトイレにも行けない。警官が暴力団組織に潜入する話。
話は全然違うのだが「ゴッドファーザー」に影響を受けているところが多々あるよう思った。それも凄く巧く作ってあった。
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

素晴らしい青春映画。Netflixありがとう。予備知識なしに観るべき。ポールとエリーの友情が美しく、着地点を気にしていたのだが、全く予想もしないことに。これは楽しくほろ苦い。青春とはいつもそういうもの>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.8

とても良い映画だった。結末の衝撃はずっと胸に残るだろう。寝ても覚めても頭から離れなくらい好きになってもタップダンスは敵性文化。「ロミオとジュリエット」のように主人公とタップダンスは生きて添い遂げること>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

2.0

15分で飽きたが我慢して最後まで鑑賞。コメディということらしいが、ニヤッとするどころか何の感情も抱けなかった。画の撮り方に味があるということなのだろうか。

第64回ベルリン国際映画祭審査員グランプリ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

ヤクザのボスを演じたマ・ドンソクという俳優の存在感が圧倒的。ストーリーに捻りはないが、このヤクザがどう動くかという興味だけで観れちゃう。また終わり方も良かった。
存在感の大きさで言えば「羊たちの沈黙」
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.2

ミーガンは女の子の絶対的保護者になろうとしていたはずである。ロボットだからこそ、そこには何の打算もなかった。そんな、なりふり構わぬミーガンの描き方が見事だった。それなのにミーガンのキャラクターを「単に>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.8

子供の頃に観たチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」を思い出す。自警団、デスノート、イコライザー・・。「悪と誰が判断するんだ」などと常識人なら考えるかもしれないが、それは大脳新皮質が発する欺瞞で、人間>>続きを読む