猫ざんまいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

猫ざんまい

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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

笑った。タランティーノでも笑うのではないか。意味のない二人の掛け合い会話と、悩みと、アクションとで構成されている映画。しかしドラマはしっかり描かれている。また細かい点にも気を作って作ってある。例えば特>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.2

素晴らしい映画。Netflixありがとう。実話である。飛行機の墜落シーンから迫真の描写が続く。怖すぎる。「エクソシスト」の1.3倍は怖い。しかし観終えると胸が温かくなる。人間はここまで強くなれるものな>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.3

潜水艦の戦闘が見応えたっぷりでハラハラした。その点良い映画だった。だけど正直言って話の進め方や、キャラクターの見せ方がテンプレート的でしらけちゃう。例えば冒頭近く。主人公の艦長の鹿ハンティング場面が興>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

この映画の「スカッとする度」は100%。勧善懲悪もの。この手の映画は沢山ある。単純な話なのだがつい観てしまう。人間の本能に訴えるのだろう。だから沢山作られる。
しかし見たらすぐに忘れてしまうものが多い
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.7

全編主人公の店の中で起こる舞台劇のようなサスペンス。そんな狭い空間でも状況がどんどん転がって大変面白い。チェストの中にアレを隠すところはヒッチコックの「ロープ」へのオマージュだろうか。一室内で繰り広げ>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

観たら楽しい満足感に浸れる映画。兄弟間の王位継承争いの話。スローモーションを多用した観たことない様なアクションシーンの連続。例えば、ヤシの木で・・そんなのアリ!?。バーフバリが身分を隠して、また強いこ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

すごく面白い。見せ方が斬新なのが取り上げられているが、そこだけじゃない。展開が読めない緊迫感、転がるストーリーが素晴らしい。映画冒頭、パソコンで家族のストーリーを観せて、感情をぐわっと掴み、映画に集中>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

暴力団の抗争、警察と暴力団の癒着、警察管理職と刑事の対立を描いている。1分で引き込まれ目が離せなくなる。スピーディーな展開、強く印象的に残るシーンの数々、役者の演技、緊迫した雰囲気。素晴らしい。

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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

2.0

それだけ?「人生の岐路でもし別の選択をしていたら」←私の中では同種のプロットの話は溢れてる。だからハードル上がっちゃう。よほどキャラクターがいいとか、雰囲気に引き込まれるとか、独自の何かがないと・・。

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

不可能と思える犯罪をマジックショーとして見せるマジシャン4名とFBI捜査官の攻防を「単に」描いている・・のではない。

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.9

予想以上に面白かった。ボストンマラソン爆弾テロ事件を描いている(実話ベース)。最初から最後まですごい緊迫感。ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」ばりといっても過言ではない。観ている間、犯人に対し>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

あの小さい女の子が可愛そうで仕方ない。「誰も知らない」って映画を思い出す。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.0

自分の部屋を情事のために複数の上司に貸してたら、うち一人の相手が好きな女性だった。さあどうするという話。出世のために部屋を貸す男の情けなさに先ず引っ掛かり、他の登場人物、女、上司、誰一人にも共感できず>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.7

気の毒な境遇の美人がやむなくKGBのエージェントにさせられ、もがくストーリー。時系列過去に遡って、あれはこういうことだったんだよと、どんでん返しを見せるように作られていて面白い。ヒロインはKGBから自>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

3.4

ただのヒューマンドラマじゃなかった。ネタに触れそうであまり多くを語れない。何故、息子がああいうことになったのか背景が知りたい。それに尽きる。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.4

怒鳴るようなセリフ回し高圧的な態度の主人公に辟易することしばし。しかしそれでも人間良いところはあるんだよ、表面だけで判断しないで・・といわれていくような気になってくる。特にタンゴのシーンと、ラスト15>>続きを読む

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.2

「なぜここにいるんだ」「ここしかいる場所がないからだ」の場面、フォーリー軍曹より階級が上になたっため敬語で別れを告げられる場面、暗い工場の中から彼女を横抱きにして明るい屋外へ歩いていく未来を象徴するラ>>続きを読む

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)

4.5

「行かないで、行かないで、私さみしい」溢れだす感情。必至に抑えていたのに・・。健さん以上に倍賞千恵子さんの演技が秀抜。ラストも気持ちよい。実に良い映画を観たなぁと余韻に浸れる作品。

星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

1.0

前作は楽しくて良い映画だったと思うが、本作は下ネタいえば笑うだろう的な、幼稚で下品な作品になってしまった。ちっとも笑えないどころか、怒りさえ覚える。調べたら監督が違う人だった。

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.9

不穏な空気が流れている。何かとんでもないことが起こりそう。思わせぶりな雰囲気を盛り上げるだけ盛り上げておいて、終わり方は煮え切らない。ナイト・シャマラン監督の作風に似ていると思った。「サイン」とか「ハ>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.4

歳を重ねた今、ラストの台詞が泣けてくる。昔観た時よりも。「ここで別れても僕らはやっていける。でもあの素晴らしい二人の生活を僕は選びたい。お願いだコーヒーを飲もう。行かないでくれ今夜は」・・今の生活に大>>続きを読む

冬の華(1978年製作の映画)

4.0

「お前ブラジルのおじさんなんだってなぁ・・15、16にもなりゃ今はもういたせるぜ、うらやましいなぁ」と言われて隣の受刑者の手をキリでグサっ。盛り場でヤクザを踏み殺し。物語もよいが記憶に残る場面がいくつ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

5.0

子供時代~ギャングとしてのし上がっていくまでの過程が良い。子どものまま死んでいった友達の最後の言葉「滑った」。デボラの子供時代を演じたジェ二ファー・コネリーの美少女ぶり。そして清掃車のくだり・・。初見>>続きを読む

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.8

真相は何か・・「自由への鍵」って最後のメッセージまで目が離せないが、残り30分で予想がつくように作られている。レイプ犯の濡れ衣で世間から見捨てられたゲイルを唯一見捨てなかった女の友人(コンスタンス)が>>続きを読む

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

3.2

口が利けない主人公(サイレンス)。食い詰めて野盗になった人々、それを狩る賞金稼ぎ、腐敗した町の判事・・なるほとフムフム、これはきっとこうなるな・・と思っていると・・史実だとしても、あんまりな終わり方・>>続きを読む

追想(1975年製作の映画)

4.1

追想も出てくるには出てくるが、この映画の見どころはそこじゃない。古城の中、ドイツ兵を一人のおじさんが殲滅していくアクション映画であり、おじさん活躍映画である。原題「The Old Gun」がしっくりく>>続きを読む

冒険者たち(1967年製作の映画)

5.0

マヌーの最後台詞「この嘘つきめ」が泣ける。引いて空撮となるラストシーンが余韻を引く。