ざまざまこさんの映画レビュー・感想・評価

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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.3

確かに前半の展開は「犬神家の一族」オマージュが溢れてますね。
ゲゲゲは初見でしたが、非常に面白く観せてもらいました。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

主人公の原子爆弾開発による良心の呵責と、彼を妬む人物が赤狩りを利用して地位を貶めようとする二つの物語が交錯する。登場人物が非常に多くメインキャスト以外は誰が誰だか途中わけわからなくなったが、前述のスト>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.6

ラストの狐につままれた感が衝撃過ぎて、未だに消化しきれていない。混乱の一言。
まぁこういう終わり方は嫌いではないが。
終始、劇伴が不吉な死の香りを漂わせている。素晴らしい構図、長回し、役者の素(棒?)
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

4.7

街に吹く微風、木や葉の擦れる音、その他街から生まれる音の数々。
平日の人もまばらで静かに穏やかに流れる団地周辺の時空の違う感覚の心地よさ。
三者三様、時にすれ違いはすれど交わることもなく全く違う人生を
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.3

あまり感情移入はできなかったかな。
ただエマストーンの女優生命を賭けたとも思える体当たり演技は敬意に評します。人間の本質である性というものについて考えさせられた。

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.9

小さな頃、リアルタイムで劇場で鑑賞して映像と音楽の迫力に衝撃を受けてからもう何度となくテレビ画面では観ていたが、改めてリバイバル上映ということで劇場に足を運んで観た。
やはり凄い映画でした。
映像美は
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Here(2023年製作の映画)

3.6

後半の森で二人が遭遇してからの展開は惹き込まれる。望遠、マクロレンズを効果的に使い、植物が非常に瑞々しく描かれていた。更に深緑の環境音も効果的で劇場にいながら自然のセラピーを受けている感覚で、一瞬何の>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.9

いろいろと考えさせられる作品。知性の固まりや高尚と言われるアートの裏側。炎上商法。人間の建前と本音。表層的な正義。人間の清濁併せ持った本質。これらを嘲笑的にぶつけて揶揄してくる映画。お見事。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

突飛な発想の物語。不穏な演出はこの監督の真骨頂。文脈が破綻しているというか会話の意味が難解で脳内でたまにフリーズしてしまう。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

なんとも全編不穏な演出が続く。不協和音の劇伴、ずっと不穏に動いているカメラ、広角の歪みを多用した映像。とにかくそこにこだわっている。
物語は途中からリアリティが薄くなりホラー化してくる。
こういう映画
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レニー・ブルース(1974年製作の映画)

3.8

些細な発言にさえ気を遣わざるを得ない昨今にこそすごく胸に刺さる作品。
孤独で孤高で偏屈な男の生き様を描いた作品。その男の恋人も堕ちぶれたダメ女でリアルすぎ。

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.3

光の取り入れ方など照明含めた撮影技術の素晴らしさ、劇伴を一切排除する代わりに食材から発する音、生活音、環境音など音響の素晴らしさ、それだけでも至福の時間を味わえる作品。もちろんストーリーもお見事。

ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

3.5

コッポラとトムウェイツが好きで昔観て良かったので再鑑賞。話は単純だがカラフルな映像とやはりトムウェイツの渋い音楽だけは今鑑賞しても色褪せてない。

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.0

片想いにキュンしラストは気持ち良くエンディングを迎えられる安定のラブストーリー。ただ男性のフィアンセの本性がドギツくて笑ってしまった。
あとエマ・トンプソンの天然ぶりが最高に楽しかった。
良い映画でし
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君がいた夏(1988年製作の映画)

3.9

80年代アメリカ映画の懐かしい作り。
ジョディ・フォスターが素晴らしい!
自分のその当時の思い出と重なった。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.2

まさにアキカウリスマキの作品といった感じ。相性が合う人はすごく良い映画だと思う。自分はどうしてもこの動きの少ない構図、編集のテンポや無表情な俳優の演技が相性に合わない。

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