akikokozawaさんの映画レビュー・感想・評価

akikokozawa

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Summer of 85(2020年製作の映画)

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夏にぴったりの甘酸っぱい、アレックスのダビドの初恋物語。眩しい……

スタッツ:人生を好転させるツール(2022年製作の映画)

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ジョナヒルとセラピスト・スタッツがの対話から学ぶセラピーの進め。
持論ですが、メンタルのコンディションをいかに保つかは習練の積み重ねだと考えている。運動することや、思考を整理することなど。習練の結果、
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.0

パリっ子3兄弟は母の都合でプロヴァンスの祖父母の家に預けられる。 母は祖父と絶縁していて‥
自然に溢れ穏やかな空気。存分に南仏を堪能できる1作。親子の絆に心温まります。深いメッセージ性はないの観流しく
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公眞人はアオサギに出会い、
異世界へ誘われます。

戦中・東京から地方への移住・
母の死・父の曲がった愛など
彼の心を閉ざす背景がありますが

迷い込んだ世界で
眞人は人の優しさに触れ、
仲間を見
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ネバーランドにさよならを(2019年製作の映画)

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最近は岡本カウアン氏の告発が話題になっていますね。事実関係を捜査している最中だと思いますが、性暴力の問題点について理解したくこのドキュメンタリーに辿り着きました。
まず、本作はマイケルジャクソンが気に
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

生きることは幸福と悲劇の鏡写しなのでしょうか…
そんな哲学の答えを探すべく、この作品の重要なキーワードとして主人公チャーリーは過食症・家族を持ってる(いた)・かつて同性愛者のパートナがいた、という3点
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

パラレルワールドで繰り広げられる物語を理解しようと必死だった。最後には涙。ダニエルズの映画界に対する敬意が伝わる。
A24、この興行収入を基盤に忖度ない良作を世に放ち続けて欲しい。これからも好きだ。

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5

幼馴染のマティアスとマキシムは知人の撮る映画でキスシーンを強いられるところから全てが始まります。
本作はほぼマティアス(ゲイの心情)に向けられています。婚約者のいるマティアス、30歳有能弁護士。キスか
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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

3.5

ワイン農家の息子が家業の重圧に耐えきれず家を去り、父の重病の知らせを聞き10年振りに帰省。
目利きしたぶどうを手摘みし、酸味や熟成期間、試飲の時は口から吐き出すなど、全く知らない世界を覗き見してワイン
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.5

今や、自分の所有物でスマホがもっとも大事かもしれない。金庫を持って歩いていると改心した。

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

3.5

アレハンドロ・イニャリトゥ監督のNetflixオリジナル作品。「バルド」とは「中間」の意味を持ちます。
この映画の見どころを3点に分けてみました。
1点目は監督自身のバルド体験。メキシコ人の主人公は2
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0

ああ、期待しすぎてしまっていた。静かで美しい映画であるが、共感はできなかった。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

NYに住むジョニーは妹に頼まれて数日間甥の面倒を見ることになる。多感で幼稚と自我が混雑している9歳のジェシーにお手上げ状態.. ですが一緒に時間を過ごすことで子供の面倒を見る意識から一人の人間と向き合>>続きを読む

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.5

ピエールエテックスはフランスの俳優、イラストレーター、道化師などいろんな顔を持つ。本作は彼が描くフランス式クラシック笑点。4編からなるオムニバス・コメディを端的に説明すると①不眠男性が本の世界に入り込>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.5

「ハッピーエンド」の題からあたたかな作風を想像し観始めてしまうと、1日の過ごし方が左右されるほどの喪失感に駆られるでしょう。監督はファニーゲームのミヒャエル・ハネケであることを胸に留めておかねばなりま>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.5

流れを掴み鑑賞。舞台のモンフェルメイユは移民・低所得者が多く住み、凶悪犯罪が多発する地域。マリ出身、その地で暮らすラジ・リ監督が描くパリの現実。
警察は街の治安を守るため暴力で鎮圧しようと試みますが、
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.5

かつて売れっ子イラストレーターだった主人公は妻に愛想をつかれ、仕事がうまくいっている息子にも嫉妬をしてしまうほど今の自分の人生に満足していない。そんな主人公はある機会で妻と出会った25年前にタイムスリ>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

3.5

映像作家ROMAIN GAVRASが監督の話題作。 彼はJayZ x Kanye WestのMVで名が知れ渡ったようです。 映像監督が生業とだけあって、機材のこだわりや間違いのない画角のチョイスといい>>続きを読む

人間の値打ち(2013年製作の映画)

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事故からそれぞれの視点で描かれる「人間の値打ち」。皮肉な描写が的を得ていた。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

説明不要のブラックパンサー2、
スケール感痺れます…
3時間集中力切れず…!

裸のムラ(2022年製作の映画)

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公開を待ち侘び、席に着き周りを見渡すと若者は皆無。同世代は関心が薄いことを認識して鑑賞が始まりました。
本作は長年石川県知事を務めた谷本知事の経歴や人物像に焦点を当てた、シニカルな視点で描かれたポリテ
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ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

3.7

離婚を機にパリからNYに来た主人公。移住するにはビザが必要で…
良い意味でセドリック・クラピッシュ作品らしくなく起承転結があり、英語・フランス語・中国語が飛び交い多様性が描写されていた内容も好みだった
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.0

感情のままに、メランコリックなアムールの沼に落ちるオムニバス作品。 観光地の綺麗な部分だけではなく、飾らないパリの日常生活を覗きしたくなると、ロメールの扉を叩く。起承転結のないリズムが心地よい。
そろ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

牧場を経営している夫婦の元に羊の子羊が産まれたが、様子がおかしい。
序盤は話が読めなくて、まさか‥と思ったら予想が的中する、ホラーとコメディを行き交うA24らしい作風だった‥苦笑
自分のエゴを理由に子
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オアシス(2002年製作の映画)

3.6

交通事故を起こし服役していた主人公。出所後遺族を訪ねた先で、脳内麻痺の娘と出会い、2人の距離は縮まってゆきます。
ノスタルジックなジャケットから、芸術性の高い作品なのだろう。秋に持って来いだと思い観始
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.7

ニューヨークに住むビリーは祖母が余命3ヶ月と知り帰郷する。親戚は本人には知らせず死期が来たら伝えると決め、いつも通りに接するよう努めますが‥ 監督の実話に基づいた話なので、改めて文化の違いを感じ、移住>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.0

凄腕の殺し屋ゴーストドッグ。
武士道を崇拝しているシーンは逆輸入感があって面白い。第一言語の違う友人と会話するシーンがとても胸に響きました。
ジムジャームッシュの世界に浸りたい方はどうぞ。ただ、今の自
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

空から降ってきた5セントが刺さり父が死亡。
死因が腑に落ちないまま牧場の経営を譲り受けたOJと妹のエメラルドにNOPE(笑)なアクシデントが次々降り掛かります。その出来事は未確認生命体が原因だと知り、
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とら男(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1992年金沢スイミングコーチ殺人事件のセミドキュメンタリー作品。

私はこの頃、このスイミングスクールに通っていました。小さいながらも不穏な事件があったことを覚えています。未解決事件になっていること
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

映画のHPにあるプレイリスト、クラシックなヨーロッパの風を感じる選曲で心地よく、聴きながらレビューを書いています。

オスロ在中の主人公ユリヤ。
26歳〜33歳人生のターニングポイントを12章に分けて
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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広島に原爆が投下されて今日で約80年。
今日観るべくして観ました。

話は戦時中を生きる女の子が終戦を終えるまでに焦点が当てられています。 主人公の穏やかな人柄や水彩画のような柔らかい絵のタッチで、悲
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