akinakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

活きる(1994年製作の映画)

4.8

あの家族は中国そのものだ!チャン・イー・モウ監督の郷土愛が滲み出る一作。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.0

クライマックスの夕食シーンと伊丹十三の目玉焼きチューチューが凄い。あと、どう見ても松田優作は大学生にも家庭教師にも見えない。役にははまってるけど。

(1990年製作の映画)

3.5

文字通り「夢」として捉えるべき、鮮やかな色彩と音響で示す黒沢イズム

アバター(2009年製作の映画)

4.0

ジュームス・キャメロン流SF版『アラビアのローレンス』x『ポカハンタス』。奥行き、奥行き〜🎶

白雪姫(1937年製作の映画)

4.0

長編アニメーションの原点。姫と姫につくす従者、美への執着と若さへの嫉妬、物語系の原点がここに。ディズニーリゾードへとつづく体感型ドラマツルギーの萌芽。

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

4.5

歴史活劇の真骨頂。正史と虚構のバランスには難点があるものの、「カッコ良さ」に忠実に同時に実録風を達成した稀有な作品。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.8

手ぶれカメラ効果最大級。実録という名のもとのエログロナンセンスながら、ヒトの野獣感をこれでもかと見せつけ、後代のアクション監督に絶大な影響を残す。深作組の最骨頂。

独裁者(1940年製作の映画)

5.0

チャプリンが世界を手玉にとり、ラストは20世紀を代表するスピーチで締める、サイレント時代のキャストとスタッフによる映画史上最高峰のトーキーのうちの一作。そのスピーチはSteve Jobsのスタンフォー>>続きを読む

桃太郎の海鷲(1943年製作の映画)

3.5

後先考えずに大作アニメを作れるという喜びが圧倒的に伝わってくる日本のアニメーションにおける制作体制を確立した子供向け戦意高揚映画。敵役がすべからく『ポパイ』のブルート。

桃太郎 海の神兵(1945年製作の映画)

4.5

戦意高揚という名のもとに作られた見事な反戦映画。前半の郷土愛の名のもとに描かれた平和への渇望や、後半の愛国魂の名の下に描かれた残酷描写により痛烈に軍国主義を批判している。この作品で漫画、動画業界を志し>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.5

「Here is looking at you kid」を「君の瞳に乾杯」としてしまう大胆さ。意訳もひっくるめてハリウッド黄金時代を象徴する名作。