ロバート・ワイズが「スター・トレック」を監督したときのような完成度。何故??
従来の核戦争に対する警鐘から環境破壊への警鐘へと舵を切りつつ作り上げた久々の大人向けゴジラ。子供の時はヘドラが怖い程度だった感想が大人になってパラダイスシフトされる強烈なメッセージ性に拍手。
ハヌマーンがスゴイ。なによりも著作権抗争の最中であることを知らずに喜んでいたことがもっとスゴイ。
日中合作であったことからかなりのシーンが、実際の中国で撮影された結果、非常に壮大な大河ドラマに。いま作ろうと思ってもコスト的不可能と感じられるレア感も合わせて評価。
名匠でも自分の得意分野や時代から離れると苦労するという事実を実感出来る一作。クリンゴン人の特殊メイクが確立された点は評価。
曲やダンスは間違いなく70年代のフィーバーブームを先導。それに比して作品自体はあまりにも凡庸。ギャップがスゴイ。